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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 95

 美幸と梨沙が肘掛けなら、翔真の背後にいる知代は背もたれといったところだろう。やや後ろに反っている翔真を、後頭部を谷間で受け止めることで支えている。言わずもがな、挟むように乳房を寄せて柔らかく揺らしたり、円を描くように揉んで甘美な感触を味わわせている。
 炬燵机の脚の方へ放り出されている翔真の右足に里美と早紀が、左足に沙織と千歳が、その美貌を寄せている。片足を2人がかりで隅々まで舐め回し、時には持ち上げて足の裏まで湿らせていく。彼女らの舌は膝の辺りまで及ぶこともあった。

「んふぁ……ぁっ、あん……はあんっ……」

 彩菜が背筋を反らし、弱々しい嬌声を聞かせる。彩菜と由香里の唇に銀糸が伸び、その向こうのテレビ画面に映る茶髪の美女が翔真の目に入った。

「あのみゆが恵理の姉とはねえ……」

 真っ直ぐなセミロングの茶髪に囲まれている顔は、女性の誰もが羨む卵形の小顔。目鼻立ちも整っている。目を引く巨乳もさることながら、奇跡の八頭身が魅せる美脚が堪らない。今映っているバラエティー番組の準レギュラーである彼女はモデルタレントで、芸名をみゆ、本名を池澤美優(いけざわみゆ)と言う。

 占いや響きなどで本名からかけ離れた芸名を付けているタレントも珍しくなく、今やモデルもローマ字表記の通り名を用いたりしており、本名を晒すことは少なくなっている。女性誌のモデルからテレビの世界へ活動範囲を広げている美優も大半の人が“みゆ”で認識しているわけだが、翔真は彼女の本名を知る一人となっていた。

 止まらないバイブの淡い刺激に腰を揺らしている彩菜が顎を引き、荒々しい吐息と甘い嬌声を漏らしながらチロチロと舌を這い出させる。それは、歪んでいる乳房を身をくねらせることでこ擦り合わせている由香里の鼻頭に触れた。そこからレロレロと顔の肌を探り、顎から登ってきた由香里の舌と絡み合う。
 テレビの前で、アイマスクをされていても察しが付く美貌が寄り添って上気を広げながら濃厚なキスを再開し、この部屋にいる唯一の男は目で愉しむ。テレビの向こうの未来と身を包む現実に肉棒は雄々しく荒ぶっていた。

「んぅぅぅっ、んふぅぅぅ……ヂュル、ヂュ……んふう……」

 彼の股座で跪いている恵理が、白濁したカウパー氏腺液を口の中に吐き出され、脳髄を蕩かした。そしてうっとりと目尻を緩めると、豊満な胸で肉柱を搾るようにさすり、舌を絡めながらゆるゆると頭を揺らす。

「今から楽しみだなあ……」

 口付けを交わして裸体を擦り合わせている2人の美少女の隙間からちらちらと見える美優の姿に、翔真は黒い笑みを見せながら右の中指で梨沙の肉豆をこね回した。嬉しそうに目を細める梨沙は、引き締まった身体をビクビクとさせてか細い嬌声を弾ませていた。
 翔真の左の中指は第二関節の辺りまで肉の隙間に埋もれ、小刻みに震えている。その刺激を享受している美幸も四つん這いの裸体を震わせて艶かしい啜り泣きを聞かせ、眉をハの字に歪めた切なげな表情で虚空を見つめている。

「んふぁぁ……お役に立てて嬉しいです……」

 恵理は上目遣いを捧げる瞳に鈍い光を灯し、姉の美優にも劣らないくっきりしたハーフ顔を喜色満面に綻ばせる。艶かしい身体を全裸に剥いて茎胴を谷間に挟み込んでいる恵理の姿は無理なく美優と重ねることができ、あのモデルの実妹ということに誰もが納得するだろう。

「あああ……もったいない……」

 恵理は熱い雫を舌に感じるや否や、ネチネチと裏筋を責めていた舌を亀頭の表面に這いずり回して濃い我慢汁を絡め取り、ゾゾゾと背筋を震え上がらせる。こうして惚れ惚れとしている恵理の姿に、翔真は未来の美優を想像せざるを得ない。

「次、いつ会えるのか分からないんだよな?」

 チラ、と恵理の上目遣いと視線を合わした翔真は、炬燵机の上という狭いステージで裸体を密着させている彩菜と由香里のレズショーの鑑賞を続けた。美幸から抜いた中指には沙織が身を乗り出して舌を張り付け、左足を捧げ持つ千歳は湿りきった足の裏に乳房を擦り付ける。

「はい……去年から売れてきて……今年のお正月は会なかったくらいだから……」

 知代が乳房を揉み回して後頭部に贅沢な圧迫を及ぼしているが、超聴覚のお陰か、翔真は恵理の濡れた声を拾うことができた。梨沙の臀部の上で手首を返し、右手の指を数回曲げて催促すると、里美が傍らに転がっているバイブのリモコンを咥え上げ、膝などに胸を擦り付けながら掌に届けた。彼女の側にいる早紀は右足の甲を舐めずりながら尻を揺らしている。

「仕方ないか……それに、有名になればなるほど手に入れたときの感動は大きいだろうし」
「んああっ! んうっ! あああん!」

 翔真の右手からカチカチ、とダイヤルが回る音が鳴る。彩菜と由香里はアイマスクをされた顔で宙を仰ぎ、突き出した乳房を押し潰し合いながら腰を激しく躍らせる。
 胸の間で猛々しく跳ねる屹立に熱い吐息を吐いた恵理は、先端にから唇を被せて頭と身体を揺らし始める。

 千夏が握るフライパンから食欲をそそる香りが広がり、部屋に充満した淫臭と溶け合っていく。

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