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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 90

(結構いるんだな……)

 何枚綴りかの紙をペラペラとやり、翔真は小さな溜め息を漏らした。その嘆息は白い煙にまみれ、ほろ苦いフレーバーを漂わせながら拡散していった。

(でもまあ、栄丸署の人数に比べたらマシか)

 彼が手にしているのは常磐女学院高等部に勤務する教職員名簿。ソファの傍らに置いてあるナイトテーブルに灰皿が置かれており、煙を昇らせる煙草が置かれている。

(それに、貢がせるのも気分的に楽だな。警察の奴らの給料は税金だし)

 教職員や理事会役員などの名前からは性別くらいしか判別できず、容姿など分からないが、獣欲にかなう女性職員には身体を捧げさせることになるのだろう。この名簿を用意してご褒美にありついている、朝子と同じように。
 ただ今回は、資金源や性欲処理のためのスレイブを増やす以外にも目的がある。

「一番偉いのって誰?」

 翔真がこぼすと、彼の股座でゆるゆると揺れていた頭が上に登りきり、ぽってりした柔らかい唇の隙間からヌラヌラと光る屹立が全貌を現した。

「1枚目の、一番上に書いてある人ですね……理事長になります……」

 自分が紡いだ唾液でベタベタになっている茎胴を愛しげにさする朝子は、蕩けた瞳で上目遣いを向けていた。先ほど悦楽を味わわせた剛直は朝子が吐き出した体液にまみれていたのだが、彼女が綺麗に掃除したので、今は根元にこびり付いていた本気汁すら見受けられない。

「PTA会長とかの方が偉いんじゃないの?」
「発言力は強いですけど、学校内で強い権限となるとちょっと違うというか……」
「ふ〜ん……確かに教員採用とかには首突っ込めそうにないか。でもどの道、か。PTAの役員名簿とかはないの?」
「あるとは思いますけど、私のような一般教員は一部しか知らされてません」
「そうなのか……でもまあ、理事長なら知ってるだろ」
「………………あのぉ」
「うん?」
「教員名簿なんて、どうするんですか?」

 屹立をさすって玉を揉む朝子は、紫煙を燻らせる翔真を尻を揺らしながらうっとりと見つめている。

「就活に使うんだよ」
「就活? 翔真様、先生になるんですか?」
「そんなところだ」

 翔真は名簿を横に放り投げると、朝子の顔の輪郭を指先でなぞった。朝子はみるみるうちに表情を蕩かし、背筋をビクビクと震わせた。

「強請れ。さっきよりもエロく」
「あんぅぅ……はいぃぃ、翔真様ぁぁっ……」

 翔真と入れ替わりソファに膝を付いた朝子は、引き締まったプリプリの桃尻を彼に差し出しながら甘い声で交尾を強請った。

 * * *

 オフィスチェアに掛けた1人の青年に、複数の女が裸体を寄せている。女らいずれも美女、あるいは美少女と呼ばれるに相応しい容貌で、肢体も甲乙付けがたい妖艶なラインである。
 優劣は付けられない肢体だが、特徴はバラバラだ。華奢な身体の女もいれば、たっぷりと脂の乗ったムチムチの身体の女もおり、どちらとも言えずしなやかさが際立った女もいる。胸の実りも様々なら尻の大きさも様々だ。

「やっぱり1日1回はこうしないと落ち着かないなあ……」
「ああんっ」

 麻友の細い腰を抱き込んだ翔真は、ツン、と上を向く美しい形の巨乳に顔を沈めていく。すると、ただでさえ吸い付くような滑らかな肌が、ムギュ、と彼の顔を包み込んだ。

「こうって、麻友のおっぱいに顔を埋めることですか?」

 麻友は嬉しそうに表情を綻ばせ、寄せている胸を優しく揺らす。

「ううん。誰かの胸で顔を挟ませること」
「やあん、意地悪ぅぅ……」

 甘い声で拗ねる麻友だったが、表情も手付きも変わっていなかった。毎日通っているわけではないので、翔真が言う1日1回の条件に当てはまっていないことは自分でも承知していたのだ。それでも訊いてみたのは乙女心というやつだろう。

「4月の半ばから毎日この感触を味わってたから、昨日1日空いただけで懐かしく感じるよ。兄貴の婚約者がCカップくらいだったからな。まあ、それなりには楽しめたけど」
「あん……その婚約者の人もこのオチンチンで泣かせちゃったんだあ……」

 翔真の股座にいる綾子が、掬い上げている豊乳で屹立を撫でている。

「ふふふっ、お兄さん可哀想……婚約者が弟にハメられてイきまくったなんて、きっと夢にも思ってないよね……」

 翔真の腰の右側にいる千歳は、楕円形に歪むほど寄せた張りのある巨乳で肉幹をさすっている。同情を口にする彼女の表情には薄い微笑が見られた。

「だけど翔真様はSっぽいから、私の時みたいに電話で聞かせたりしたかも……」

 翔真の右側から胸板を湿らせている千夏が、翔真の鬼畜な一面を思い返して背筋をゾクゾクと震わせる。

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