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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 89

「だって? 兄貴より気持ちいいから?」
「いやいやぁ、そんなこと言えませんんぅ……」

 朱を差し苦悶を浮かべる美貌が、弾む黒髪の中から覗いている。しかし口はだらしなく開き、快感に震える吐息を繰返し吐き出している。

「ちゃんと言えたらご褒美をあげるよ」
「んあ、ああん……ゴホウビ……」

(なんて甘い響きなの……)

 腰を回し、恥毛で撫でる陰核や屹立の先端をゴリゴリと擦り付けている子宮孔からジリジリと走る電流に頭の中が蕩けていた。相手が達するまでにこれほど快感の蓄積と爆発を繰り返したことが今までにあっただろうか。しかも中で受け止めた時の法悦は、今の快楽の何倍も上を行くのだ。

「あああ……和彦さんのオチンチンより、翔真様のオチンチンの方が何倍も何倍も気持ちいいですううう……」

 長大な肉幹の膣をねじ開かれている拡張感や、子宮を歪める存在感、肉壁を抉る摩擦感など、どれをとっても和彦に及ばぬ逞しさで絶大な快感を与えてくる。腰を上げずに振り続けていることが何よりの証明だ。

「素直だなあ……それじゃあご褒美だよ。義姉さん……」
「んくぅぅぅぅぅっ……」

 ムキュ、と乳頭を摘み上げられた瞬間、激しい電撃が彩月を撃った。

「こっちにもあげようねえ……」
「ひいいんッ! くうううん!」

 もう一方もクリクリと捻られ、彩月は顎を突き出す。しなやかな肢体を反って痙攣に見舞われる様子はとても艶かしい。

「すごい締め付けだ。柔らかい襞が絡み付いて……そんなに動いたらイッちゃうよ?」

 翔真は嘲るように言いながら、突き出されている胸の先端を捻る。その刺激に呼応するように膣肉は収縮し、うねった。

「いや、いやぁっ、止まらないの……腰、ああっ、止まらないのおおお……」

 翔真が何処に出すかを選ぶのは彩月だ。中に出してほしくなければ腰を上げれば済む話。けれども、予兆を聞いた今でも肉杭を抜こうとせず、不自由な身体で熱心に腰を振っている。

「じゃあ止めてあげるよ」
「あああああぁぁぁぁぁ……」

 翔真に腰を押さえ付けられ、彩月は縋り付くような呻きを吐いた。まるで絶望にまみれた慟哭のようだ。ガッシリと掴まれている腰が快楽を求めて藻掻き蠢いている。

「ほら、何処に出して欲しいんだ?」

 ニヤニヤして訊く翔真の顔が切迫した瞳に映り込む。背筋がゾクゾクと震え、肉壷は屹立をしっかりと締め上げている。快感の火の粉が散った身体が強烈な悦楽を欲しており、子宮は疼いて腰を振りたい欲求を爆発させている。

「ん、ん、ん……はああっ、中、中に下さいっ……翔真様の精液ぃ、彩月の子宮に注いでください……」

(ごめんなさい和彦さん……でもぉぉ……)

 彩月の腰は解放されなかったが、代わりに下から壮絶な衝撃に穿たれていた。

「んはあっ、ああん!」

(気持ちいいの……翔真様のオチンチンの方が、すっごくいいのぉぉ……)

 骨の髄まで痺れる強力な突き上げに、彩月の頭の中は真っ白に染まっていた。突き抜ける電撃は脳髄を貫き、後ろめたさまで灼き切っていく。

「あ、あ、あ、んはあああ! しゅごいっ、いいん! 翔真様のオチンチン、いっぱいっ、イッちゃいましゅうううっ……」
「分かったから声を押さえろ」
「は、はい……んっ、んうう! んくううううう!」

 快楽でドロドロに爛れていく頭の中が、子宮を突き上げる衝撃でぐちゃぐちゃ掻き混ぜられ、快楽を織り込まれていく。目の前はチカチカと明滅しており、意識が微睡んでいった。

(ああっ、膨らんでる、膨らんでるううう……)

 ヌヂュヌヂュと響く淫靡な音色が間欠を狭め、陰核や肉襞や子宮などに及ぶ摩擦刺激が激しくなり、彩月の身体に強烈な電流が流れ続ける。膨張する肉幹に、プシップシッ、と潮が吹き付けられていた。

「ひああッ! ん゛んんんん──────ッ!」

 交接器官から紡がれる音が消えると、彩月は弓形に身を反り返らせガクガクと痙攣を起こしていた。胎内に吐き出される灼熱に頭の中は真っ白に灼かれ、快感が迸る身体から魂が飛んでいきそうだ。

(子宮にドピュドピュって……あああ、すごい……お昼にあんなに出してたのに……いっぱい注がれてる……)

 声を押さえ苦悶に歪んでいた彩月の表情がだらしなく蕩けていく。眉間から皺が消え、目元から力が抜け、強く閉じていた唇が半開きになり、舌の上を整わないリズムで空気が出入りし始める。

「へぇぇ……ん、ぁぁッ、はへぇ……」

(気持ちよすぎる……こんなの……はああああ、ステキィィ……)

 吐精が終わってしばらくすると、彩月は無防備な身体を翔真の胸に預けた。未だ繋がったまま、オーガズムの余韻に身を躍らせている彩月の顔は恍惚に染まりきっていた。

 * * *

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