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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 85

「ぁぁぁっ……お、お願い、します………」

 いくら腰を揺らしても求める衝撃が得られず、弱々しい快感と焦れったさが悪戯に募っていく。けれども腰を止めずにいるのは、翔真の機嫌をとっているようであり、現に膣肉を必死で締めている。

「突いて……突いて下さい……お願いします……」
「もっとエロいお強請りはできないの?」

 快感で緩くなっている頭がここぞとばかりに働き始めた。ネジが飛んだと言うべきだろうか。次々に湧いてくる卑猥な言葉に耳の先まで赤くしながら、目前に迫ったご褒美に対して腰の動きは加速している。

「ぁぁぁ……翔真様のオチンチンでぇ、彩月のドスケベオマンコ……ズポズポして下さい……子宮をいっぱい突き上げて下さいぃぃ……」

 後背位で繋がっている美女が、自分で腰を振りながら淫らなお強請りを口にする。それを、グジュグジュと響く水音とともに聞いていた翔真は、妖艶な背中から揺れ続けている桃尻に視線を映し、垂らしていた手で鷲掴みにした。

「ひぐうううううッ!」

 ズン! と屹立が最奥を突き、強烈な衝撃が彩月の脳天まで貫いた。

「んほぉおおおおおおおッ!」

 また鋭く突き上げられ、電撃が迸り、蓄積していた快感が一気に弾け飛ぶ。恐怖さえ感じる法悦に身体中が痙攣を起こし、飛び出した舌の先まで震えていた。

「何か言うことは?」
「あ、あひっ、ありがとーごじゃいましゅぅ、うんんあっ! あひいいい!」

 両手を後ろに引かれるとリズミカルな腰を打ち付けが始まり、一突き一突きが確実に子宮を突き上げてくる。脊髄を駆ける電流は白い火の粉を散らして身体を灼き、骨の髄に快楽を植え付けながら脳髄を溶かしていく。

「イ、あひいっ! イク! またイッちゃううう! あああああっ!」

 強引に反らされている身体が、快感の爆発によって自ら反り返る。抗えない快楽にしなやかな身体を張り詰めさせてガクガクと震えている彩月を、翔真は変わらず傲然と穿ち続けている。

「いま、ああっ、イッてる、のにぃ、ひいん! らめぇっ、らめぇえええ!」

 絶頂の追撃は容易く訪れ、気が触れそうなほどの悦楽に宙を仰いだ美貌が淫らに崩れていく。舌を伸ばしたままガックリと頭を垂れても剛直のピストンは止まらず、わさわさと躍る黒髪に淫蕩した顔が見え隠れしている。

「ああ! あああ! はへえええ!」

(膨らんでるうう……)

 間欠を狭める乾いた音に、膨張する肉幹。痺れている理性が危機感を訴えているものの、快感の波に飲まれる声は嬌声にしかならない。それどころか胎内は求めるように収縮し、突かれるたびに絶頂してしまうほど大きな快感に苛まれている。
 そして牡の樹液が迸ると、彩月の意識は高く突き抜けていた。

「ッ────────! ああッ! ぁぁぁッ!」

 根元まで埋没している屹立が力強い脈動を起こし、種汁を飛ばしている。子宮を打つ灼熱は中に流れ込み、骨の髄まで蕩ける熱さが彩月の心身に広がっていく。

(出てるぅぅ……中出しぃぃ、されてるぅぅ……)

 ドピュドピュと躊躇いなく迸る熱精を、彩月は法悦を貪りながら感じていた。ただ感じていることしかできなかった。骨身に焼き込まれていく夢のような快楽に為す術なく、オーガズムの波に飲まれているだけだった。

 その無抵抗は無言の承諾なのだろう。自分の中でたっぷりと欲望を吐き出した剛直を差し出された彼女は、恍惚の表情を浮かべたまま桃色の唇を被せていったのだから。



「あらぁ、遅かったわね」

 翔真たちが戻ると、彼の母親はそう言って2人を出迎えた。もう18時を回っている。

「うん。久し振りに運転してテンション上がっちゃってさ。つい」

 しれっ、と言ってのける翔真に彩月は恨めしげに見ている。どっぷり中に出した挙げ句、その後も気の済むまで弄んだというのに、「つい」の一言で済ませるとはどういうことか、と。しかし当然のことながら口に出しては言えなかった。

「で、親父たちは?」

 母親はかぶりを振って答えた。

「はあ。意外と掛かってんなぁ……」

 翔真はぼそりとこぼし、ダイニングに向かった。
 遅れて彩月も靴を脱いだ。

「今日は泊まっていくんでしょう?」
「あ、い……いえ……」
「あらぁ、明日お仕事?」
「そういうわけじゃないんですけど……」

 玄関から上がったところで翔真の母親に誘われ、彩月は返答に困った。和彦の家族に苦手意識が芽生えたということはないのだが、同じ屋根の下に翔真がいるということが彼女には大きすぎる問題だった。

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