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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 84

「んぅっ、ジュッブ……ジュッブ……んんっ、ぢゅる……んふう……」

 頭を揺らすと、喉に詰め寄る圧迫を何度も味わえ、頭の中がボー、としてくる。口内粘膜に擦れる際にも快感が湧くので、無意識に張り付けていた。

(やああ……止められない……)

 オーラルセックスで感じている。愛する人と繋がるための前戯という思いを起因とした気分の昂りではなく、行為によって得ている明確に快感と分かる感覚。事実、婚約者の弟に愛情は持ち合わせていないはずなのに、彼の肉柱を咥えて気持ちいいと思える感覚を得ている。
 気分で誤魔化さず確かな快感を与える逸物に、彩月はいけないと思いつつも行為を止めることができなかった。それどころか、堪能するようにスローな首振りを繰り返し、手も同じように動かして、惚れ惚れと愛撫を続けている。
 そして身体は呆れるほど素直だった。子宮が狂うように疼いて腰が捩れてしまい、膣孔から体液を吐き出し続けている。乳頭もビンビンに勃ち、頭を揺らすたびにブラジャーの裏地に擦れてピリピリと快感の火の粉を撒く。

「んうううううっ、っ、ん……ぢゅぅぅぅ……」

 ドバァ、と吐き出された粘液に雄臭が立ち込め、途端に甘美な電撃が脳髄に迸り、痺れた。どっと押し寄せた快感に身体がヒクビクと震える中、口内をネバネバにしたそれを舌に絡めて喉まで運び、搾り上げるように吸っていながら頭を動かしていく。

(美味しい……)

 その思いは行為として表れ、彩月はじっくり味わうように頭を揺らし、手でも崇めるように優しくさする。ジュブジュブと音を立ててながら桃色の唇で男性器を捕らえ続けている彼女の横顔は陶然としていた。

 陰嚢の倍以上の時が経ち、翔真は彩月の膝の間に足を差し込んだ。

「ん゛ぅぅぅぅぅっ!」

 グニィ、と秘部を押し上げた彼の足はぷっくりと膨らんでいる肉芽にも刺激を与え、強烈な快感に襲われた彩月は足腰をガクガクと震わせていた。

「準備万端だな」
「ん゛ぅっ、んくっ、んふううっ、んんんっ!」

 足で嬲られ、彩月は腰を捩る。咥えられたままの肉棒に新鮮な刺激が走っている。

「しゃぶったまま脱げ」

 翔真が足を離す。荒い鼻息が収まらぬうちに彩月の手がブラウスのボタンに触れる。
 翔真に切なげな上目遣いが向けられる。瞳の色だけでは、許しを乞うているのか肉交を求めているのかはっきりしない。ただ、口内に納められたままの屹立に舌が絡み付いている刺激から察さることはできた。



 キングサイズのベッドの上に、白磁のような白肌を桜に染めた美女がいた。華奢な身体から伸びた腕で肘を付き、すらりと伸びた足で膝を付いている。艶かしいボディラインは腰でキュッと括れ、小振りな胸に釣り合う小振りな桃尻は高く突き出している。卵形の輪郭の小顔にあるハッとするほどの美貌は、淫蕩と恥辱で赤く染まっていた。

「あああ……許してぇぇ……」

 しかしそのか細い声は濡れている。背後を窺う彼女の瞳もゾクゾクするほど艶かしい視線を放ち、差し出されている桃尻も誘うように揺れている。
 そんな、言葉と行動が伴っていない彩月を後ろから眺めていた翔真は、桃尻を鷲掴みにして膣孔を押し開いた。

「お願いします……し、翔真様、翔真様っ、ナマだけはゆるっ、んぁぁぁっ……」

 先端が密着すると、クチュゥ、と音がなった。疼いて疼いて仕方がない牝の器官に及んだその感触に身体がゾクゾクと震え、声は容易く吐息に変わっていた。

「あああああああッ!」

 情け容赦なく肉棒が埋没した。肉の隙間を圧倒的逞しさで拡張された彩月は、子種欲しさに下りていた子宮を押し上げられ、目の前に火花を散らしていた。

(まだ……入っただけなのにぃぃ……)

 臀部に翔真の腰が密着し、屹立の全てが彼女の中に入っている。その圧倒的な存在感を締め付けていることが、彩月自身にもよく分かった。

「ああんっ、あううっ、んううっ……」

 逸物が動くと肉壁が抉られ、腰が痺れる。押さえ付けるようにゆっくりしたペースで子宮を突かれ、身体に快感が刷り込まれていく。

(だ、だめぇ……)

 弄ぶような抽送でじわじわと罪悪感が解されていくような思いだった。だからこそ嫌なのだ。もっと激しく突き上げられれば後ろめたさは快楽に飲まれてしまうだろうに、それを容易く許してくれない。

「どうした? 腰が動いてるぞ?」

(あああああ……)

 スローなスイングの突き上げを腰で迎えにいっている事実に、彩月は恥ずかしさのあまり顔を赤らめる。それでも、翔真の腰が止まると身体を前後に揺らして深い穿ちを求めてしまう。

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