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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 73

(気持ちいい……)

 次は勢いを付けず、ゆっくりゆっくり屹立を沈ませていき、上気を深めていく。

(こんなの初めてぇぇ……)

 瞬く間に唾液が溢れ、絡み付き、朝子の頭の揺れに合わせジュブジュブと音が漏れる。窄められているぽってりした唇の隙間を出入りしている茎胴は瞬く間にヌラヌラと輝きを放った。
 口が性器と化したのかと疑うほど、肉幹が擦れるたびに快感が生まれ、身体に染み込んでいく。その心地よさを味わうようにゆるゆると頭を揺らす朝子は、頬を窪ませて口内粘膜に包み、唾液を啜りながらねっちりとしゃぶりついている。

「んぅっ、んぅぅぅんっ、んふぅぅっ……」

 脈動する逸物からカウパー氏腺液が吐き出されると、朝子は甘美な電撃に襲われ脳髄を痺れさせた。淫蕩していく表情はゾクゾクするほど色っぽく、喜色も窺える。その表情で鈴口から溢れた濃い樹液を舌に絡め、その舌を茎胴に絡め、頭を揺らし続けている。

「相当しゃぶってんなぁ、センセ」

 蔑みの言葉をテクニックを褒める裏返しと捉え、朝子は瞳を蕩かした。
 茎胴に指を絡めると丁重に扱うようにやわやわとさすり、舌を蠢かして絡めつつ夢中でストロークを繰り返した。ショートボブの髪が激しく揺れ、卑猥な水音は間欠を狭めている。

(はあああああん……)

 喉奥に灼熱が打ち付けられた瞬間、朝子の頭は真っ白になっていた。生臭い刺激臭が口一杯に広がっており、脳髄が蕩かされ、快楽が全身を包み込んでいる。
 全身を痙攣させる中、喉だけがひたすらゴクゴクと鳴り、灼熱を胃に落としている。濃厚な牡の味に朝子は恍惚を浮かべていた。

「よーし……じゃ、約束通りハメてあげようかな」

(うそ……ああん……)

 残滓を搾り上げている朝子は、衰える様子のない長大な肉棒に惚れ惚れとしている。



 駅ビル界隈にあるファミレスで4人の少女たちが談笑していた。彼女らの本来の目的はカラオケだったのだが、生憎どこも空きがなく、取り敢えずで入ったのがファミレスだった。
 年輩の人から見れば時代を感じ得る光景である。かつての小学女児と言えば、6年生になっても男児らと走り回っていただろうに。しかし、そもそも身体を動かして遊べる場所自体が減っており、メディアから流入する情報もあって、子供の遊び方も変わっている。特に心的成長が男児に比べて早い女児は、6年生にもなれば人の目を気にして自分の外見を飾り始める。要するにませているのだった。

「その服超カワイイ! 何処で買ったの?」

 黒いパーカーから覗いている白いインナーに注目が集まっている。ラメ加工された青い英字が入ったよく見るタイプのインナーなのだが、鎖骨を隠すように縫い付けられている青いレース生地がガーリーなアクセントになっている。

「お姉ちゃんのお古」

 美苗は肩を落とす代わりに苦笑した。

「みーちゃんのお姉ちゃん、すっごくお洒落だもんね。いいなー……」
「よくないって。お古回される私の身にもなってよ」
「でもさ、化粧の仕方とか教えてくれるんでしょ?」
「うんうん、羨ましすぎ。私お兄ちゃんだから何の参考にもならないし」
「で、今日はどんな感じにしてきたの?」

 3人の視線が美苗の顔に集まる。見るからに柔らかそうな肌は透き通ったように白く、頬が極々僅かに赤い。薄桃色の唇には艶があり、瑞々しさが窺える。目はぱっちりと開き、眉も綺麗に整えられていた。最近の美苗は日に日に可愛くなっているように思え、何処をどう弄れば美苗のようになれるのか、同級生の3人は興味津々で美苗の返答を待っている。

「アイプチだけだけど……?」
「え?」

 3人は顔を見合せ、再度美苗に目を向ける。

(そう言えば……)

 美苗の隣に座っている吉田奈保(よしだなほ)は、顔から足の方へじっくりと視線を這わせていった。そして、可愛らしいのは顔だけではなく、美苗から漂うオーラのようなものが彼女を可愛らしいと感じさせるのだという結論に至った。
 水色チェックの黒いミニスカートは裾に水色のフリルがあしらわれている。ニーハイソックスは白と水色のボーダー柄だ。黒いブーティは縁に黒いファーが付いており、値が張りそうな代物。だがコーディネートとしては甘ロリにちょっぴりカジュアルスパイスを加えた仕上がりになっている。

「好きな人できた?」
「え!? な、何で分かるの!?」

 奈保に顔を覗き込まれ、美苗はみるみるうちに顔を赤くした。

「恋をしたら綺麗になるって言うし」
「あれ嘘でしょ?」
「超図星っぽい反応してるみーちゃんを見てもそう言える?」

 ポ、と頬を赤くしている美苗に、またもや視線が集中砲火される。

「でも私も慶太くんのこと好きだよ? 綺麗になってる?」
「う〜ん……好きレベルが違うんじゃない?」
「何それ。慶太くん超愛してるし」
「付き合ってから言いなって」
「デスヨネ−」

 クスクス、と笑みが広がり、そして、

「で、誰? 同じクラス?」

 話題の中心に美苗が戻された。

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