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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 72

「……翔真様は?」

 梨沙はタイミングを窺って本題を切り出したものの、彩菜と千歳は顔を見合わせて頸を傾げるだけだった。

「さあ……森本先生が来て、何処かに連れてったみたいなんだけど」
「何処に行ったかまでは分からないなぁ……」
「そう……やっぱりテニスウェア着た方がいいかな……」

 梨沙はしょんぼりしながら自分の姿に視線を落とす。

「やっぱりコスプレなんじゃん」
「ちーがーうー、んだけど……」
「ねぇ、さっき一緒にいた男の人は?」

 梨沙たちのところへ見知った2年生が集まってきて、興味津々に声を掛けた。微かに頬が赤いのは運動したことだけが原因ではなく、彩菜や千歳は乙女の勘というやつで彼女らの内心を悟っている。

「2人の知り合いなんでしょ? 親密な感じだったし」
「紹介してよぉ〜」

 黄色い声を交えながらあちこちからそのような催促の声が上がる。彩菜と千歳、そして梨沙は、そんな同級生らの様子に優越感を感じ、こんなに言い寄られる翔真に抱かれていることを誇らしく思っていた。

「戻ってきたら訊いとくね」

 千歳は無意識に艶のある微笑を浮かべる。

「翔真さんがイイって言うかは分からないけどね」

 そう言って、彩菜も「ふふっ」と薄く笑う。

「翔真さんっていうんだぁ……」
「はああ……早く戻って来ないかなぁ……」

 宙を見てうっとりとしている同級生のテニス部員と同じように、彩菜も千歳も翔真が戻ってくるのを心待にしている。特に振動を止めているワイヤレスローターをキュンキュンと締め付ける肉壁は、痺れをきらして潤滑油の分泌量を増やしていた。



 瑞々しいぽってり唇が、柔らかさを伝えるように擦り付けられていた。男なら一度は味わってみたい唇ではあるが、その唇が貪っているのは青年の唇ではなく、チャックの隙間から聳えた牡の象徴である。

「あむぅん、ちゅるる、ちゅぷ……はあん……ぢゅるるる……」

 両手を青年の膝に置き、蕩けた視線を向けながら濡れ光る屹立に唇を滑らせている朝子。剥き出しの土の上に剥き出しの膝を付き、艶かしく腰をくねらせ、スカート状の白いフラップを誘うように揺らしていた。
 茂みの側には歩道が通っており、茂みから遠ざかるようにカーブがっかているとはいえ、距離はそれほど離れていない。何より更衣室の向こうでは教え子たちが部活動に勤しんでいるのだが、顧問の彼女は出会って間もない青年の男性器へ惚れ惚れと唇を寄せているのだった。
 黄緑色のポロシャツ、白いフラップ付きショートパンツ、白いスニーカーソックスに白いスニーカーというテニスルックが、生徒にも引けを取らない若々しさを漂わせている。しかしやはり経験の差があり、初見の彼の肉幹に対しハーレムメンバーに並ぶほどのねちこい奉仕を施していた。

「生徒をほったらかしてこんなことをしてる気分はどう?」
「恥ずかしい……んぅ……」

 言葉の通り顔を赤らめるものの、屹立に捧げる熱烈なキスの嵐は手を抜こうとしない。唇を舐めずって唾液をまぶし、ちゅぷちゅぷと音を立てながら肉茎に押し付け、滑らせ、濡らしていく。

「恥ずかしいのにこんなことしてるんだ。へぇー……」

 翔真が、ショートボブに整えられている朝子の栗色の髪を掻き上げるように前髪を梳き上げると、彼女の恥ずかしそうな表情がより見易くなった。

「だって、ハメて欲しかったら舐めろって、翔真くんが……」

 尻を揺らしながら言い返した朝子は、根元の方に舌を張り付けねっとりと登らせていく。やめるつもりはないという内心を行動で見せた結果である。

(ああ……どうしてこんなに美味しいの……)

 顔を動かして屹立の右側も貪欲に舐め上げていく。硬い鉄柱を覆う薄い肌の質感や青筋の舌触りが病み付きになっていた。その感触に頭がクラクラとしてきて、その心地も堪らなかった。

「ああん、ねぇ……もう、お願い……お願いします……」

 尻尾を振ってじゃれつく犬みたく、尻をフリフリさせて剛直に頬擦りし、朝子は切迫感溢れる表情で翔真を見上げた。肉壷が吐き出す淫らな涎はスコートにまで染みを広げている。

「舐めただけだろう?」
「ああん……んふううううう……」

 翔真が言わんとしていることを察し早々と咥え込んだものの、喉の奥を突く勢いで押し寄せてきた圧迫感に快感が溢れ返り、身体中に甘美な電撃に迸った。

(イッてる……咥えただけなのに、私……イッてるぅぅ……)

 身体をビクビクと震わせながら、咥えた勢いからは想像できないほどゆっくりと首を引いていく。その間にも口内粘膜が擦れて快感が広がり、朝子はうっとりとして鼻から吐息を抜いた。

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