今まさに処女喪失中で激痛のあまり涙まで浮かべている妹に向かって、姉の千歳はまるで注射前の駄々っ子に言い聞かせるような言葉をかけた。しかしそれが嘘のように作用して、美苗は今おかれている状況──一瞬にして心を奪われた人と一つになる行為に及んでいるということに、嬉しいという感情が爆発した。
　ほぼ同時に、

「かはっ────」

　翔真の欲望がきっちりと埋没し、美苗は内臓が押し上げられるような圧迫感に苛まれた。無理やり肺から空気を押し出され、酸素を求める金魚のように口をパクパクさせている。背中を浮かせたままの小さな肢体は、硬直したままビクビクと跳ねていた。

「ぁぁ、すげぇ……」

　ギチギチと締め付けてくる肉壁に翔真は心底満足げに目を細めた。ただキツいだけの処女の肉穴なのだが、その持ち主が目の前の幼すぎる少女だという事実に黒い快感が何倍にも膨らむ。

「やだぁ、全部入ってる……」

　美苗と翔真の股間が密着しているのを覗き込み、千歳は顔を赤らめた。逞しい逸物をすっかり飲み込んでしまった妹の欲深さにに、姉として恥ずかしいのだ。

「お前の妹なんだし、初体験でイきまくるんじゃないか？」
「やん、翔真様の意地悪ぅ……」

　しなだれかかる千歳を胸板で受けとめつつ、翔真は満を持して腰を揺すり始めた。

「あ゛っ、あ゛っ、ん゛んうっ……」

　大きく張ったエラがゴリゴリと膣内粘膜を引っ掻き回し、傷を抉るような鋭い痛みが美苗に襲いかかる。翔真が腰を沈めると強すぎる拡張感を感じ、肉柱が入ってることが否が応でも分かった。

「さすが、淫乱な千歳の妹だ。濡れまくってるからキツキツなのに滑りがいい」

　翔真は悠々と腰を振り、ぴっちり閉じた膣肉と逸物を擦らせ、青すぎる膣の具合を堪能している。千歳は耳まで赤くするだけで反論せず、胸板や首筋をねっとりと湿らせていた。

　ゆったりと往復する剛直は膣道の端から端まで確実にエラで抉り、根元までしっかりとキツい膣を味わって、子宮を歪めながら少女を串刺しにしている。

（変に、なってきた……）

　美苗は激痛の中に異なる刺激を見出だした。秘部を舐められた時と似ている、弱い電気のような刺激だ。チリチリと神経を焦がしながら脳天に及び、頭が白く濁るようなあの感覚が訪れている。
　その刺激は膣道を擦れると滲むように広がり、腹の奥を突かれる衝撃に乗って頭の奥に駆け登ってくる。そのような刺激が、身体が揺れるたびに強くなっていく。

（変になっちゃう……）

　突き上げられる衝撃が頭まで登ってくる。背筋を走る合間には火花のように快感が散って、身体に蓄積されているように感じられた。その証拠に身体が熱く、頭もボーッとしている。

（変に──）

「イクううう！　あああああっ！」

　遂に強烈な電撃が脳天を射、頭の天辺から突き抜けた。身体中に蓄積した快感が一気に爆発して白い爆風を巻き起こし、意識を高く吹き飛ばしていく。身体を勢いよく宙に放り出されるような感覚に陥り、弓なりに反り返った背中がそれを表していた。

「お前らも顔負けのイきっぷりだな」

　翔真は小さな身体を桜色に染めてガクガクと痙攣している少女を見下ろし、屹立を息ませた。これが幼い少女にイケナイ快感を覚えさせた瞬間であり、暗い楽しみを満喫している瞬間でもある。
　そして楽しみの締めは、当然────

「んううううう！」

　細すぎる腰をガッシリ固定し、本能のままに腰を打ち付ける翔真。欲望で串刺しにされている少女の身体は為されるがままに揺れ乱れ、牝の悦びを叩き込まれていく。

「気持ちいいっ、あ、んっ、お兄ちゃんっ、気持ちいいっ、気持ちいいイイイイ！」

　華奢な身体に容赦なく男の性欲を突き込まれ、美苗は嬌声を上げていた。黒いニーハイソックスに包まれた細い足は激しく虚空を漕ぎ、時折、

「イクう！　あああっ！　イクっ、イクううう！」

　指先がピーンと伸び、ビクビクと跳ね狂う。乳頭を摘ままれた時と同じような痙攣だったが、快感の度合いは遥かに違っており、気が触れそうなほどの快感が骨身に刻まれていく。

「イッ、あああっ！　イクの止まらない！　止まらないのおおおっ！」