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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 56

「おいひぃ……はああ……」

 里美は吐息を吐きながら上手く聞き取れないことを頻りに囁き、根元の方をシコシコとさすりながら剛直を濡らしていく。片腕は彼の足に巻き付けて、身体を密着させ、胸部を撫でつけるようにもじもじと身を捩っている。目元の緩んだ表情はとても陶然としていた。
 里美の顔とほぼ同じ高さにある彼の手は知代の足の付け根をまさぐり続けている。二人の顔は唇を中心にぴっとり寄り添ってそれぞれの舌がそれぞれの口内を往き来しているのだが、数十分にも及ぼうかという長く濃厚な接吻もようやく終わり、銀糸が伸びた。

「知代も」

 その一言に、知代は耳まで赤くした。みるみるうちに瞳が濡れ、表情がうっとりと蕩けていった。

「はい……」

 吐息に溶けた返答の後、知代はしなだれかかりながら膝を付き、里美の手に手を重ね、潤いに満ちた唇を開く。

「あああ……すごい……」

 そして舌を差し出すと、真っ直ぐ肉柱に寄せていく。

「で、君は?」
「はへっ!?」

 青年の視線に捕らわれ恵理に緊張が走った。驚愕と淫靡な光景の連続に爛れていきそうになっていた思考がゆっくりと働き始める。だが彼の視線が返ってきたということに胸がバクバクと高鳴って、火照った身体に緊張の熱を加え、やはり頭は働かない。

「名前は?」
「池澤恵理です……」

 自分の名前を告げるだけでも下手をしないよう注意して、おまけにやや甘い声色を使っていた。無意識に俯き加減になって上目遣いになっている。彼の足元で友だちの2人が湿った音を立てて肉柱を舐めている状況は変わらないのに、彼が自分を見ているというだけで舞い上がりそうになる。

「いつまでそうしてるのかな?」

 青年がニヤり口角を歪めた。その下卑た笑みから読み取れる言葉の意味が容易に分かる。

(私も伝えたい……この気持ち……)

 腰を上げ、彼の方へ足を踏み出した。彼の足元で跪く2人は自分には見向きもせず、甘い啜り泣きを漏らしながら眼前の屹立を舐めずっている。牡の生殖器官へ口や舌を用いた愛撫を施す、ストレートな愛情表現を飽くなき様子で行っているのである。

(私もしたい……私も……私も……あああああ……)

 いくらか近付いた時だった。突然愛欲が逆巻いて、身体が蕩けそうなほど火照った。

(はあああ……身体が、あつい……)

 膝が折れ、床に付く。青年の顔を捉えていた瞳は、2人の舌が這いずる濡れ光る剛直で一杯になっていた。



 301号室の家具配置は302号室の家具配置とほぼ対称になっており、2つの部屋を仕切る壁にベッドがくっ付いている。配線の都合上仕方なく、隣の家具配置など普通は知らないだろう。
 配置は似ているが雰囲気は全く違う。301号室には柔らかい乙女の香りが漂い、カーテンやシーツはその香りを吸い込んでいる。しかしいつからか熱気と淫臭が広がっていた。3人の美少女らはそれに侵され、牡を誘うフェロモンをムンムンに振り撒きながら1人の青年に媚びている。

「ひゃあん……ふぁああっ、ああん……」

 青年はベッド際に座ってからも、傍らで膝を付いている知代の秘所を嬲っていた。中指の先は白いショーツもろともクレバスに浅く埋まって秘口や肉芽を撫でながら往復を繰り返している。先程と違って今は白いショーツしか身に付けていない知代は、深い谷間に彼の頭を抱き込んで嬉しそうに濡れた声を上げていた。
 ベッドの下では里美と恵理が彼の足の間に身で寄せ、剛直の先を愛しげに舐めている。肉茎は恵理の胸に包まれており、淫靡な感触を内包する素肌が獣欲を体現するソレを恭しくさすっていた。

(やぁぁ……もうどうにかなっちゃいそう……)

 恵理は尿孔から垂れてくる半透明の白い液体が汚いものだとは微塵も思えず、そうするよう教えられてきたかのように自然に舐めとり、飲み込むと、途端に頭の奥の方が痺れて感激の余り鳥肌が立っていた。

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