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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 50

「可愛いところもあるんだね」

 翔真の発言は、裏を返せばいつもつんけんしているということだ。実際、隣人とはいえ会話などないに等しい。別に彼らに限ったことではなく、学生の独り暮らしでは近所付き合いなどないのが当然な現代だ。
 たまに見かけるからこそ、エッジの利いた青縁眼鏡が、ロリ顔とはいえ取っ付きにくい印象を与えている。それを翔真はクールだと捉えている。が、彼の発言を聞いた里美はトロトロにした瞳でレンズ越しに翔真を見つめている。彼に可愛いと言われたことがあまりにも嬉しくて、またダラダラと愛液を垂れ流している。

「正直に言ったから今回はおおめに見てあげるよ」
「あああああぁぁ……」

 涎を垂らし続ける牝穴に二本の指で栓をされ、里美は濡れた吐息を漏らしていた。濡れそぼった肉の隙間にニュプリと埋没した指を、腰を震わせながら無意識にキュンキュンと締め付けている。

「だけど、もう嘘を吐くなよ?」
「はぁぁ……いぃぃ……あああん!」

 返事を返して直ぐ、膣内の指が肉襞を抉った。

「や、ああっ! んうう!」

 肉の隙間を広げるように二本の指が蠢き、里美は快感のあまりドアを手を付き直してその仕打ちを受け止めた。

(声、声が、出ちゃう……)

 ドアの向こうは共同通路。303号室以降の住人が、いつ通ってもおかしくないし、宅配業者が訪れても不思議ではない時間帯だ。その、いつ誰が通るかも分からない通路とドア一枚隔てただけの玄関で、いやらしい声を上げている。押さえ込もうにも、それが出来ない程の快感が指の蠢きで送り込まれてくる。
 それに、翔真がしていることに対して自分から中断を迫ることなどできるはずもない。彼が嬲り飽きるまで尻を差し出す他に選択肢などあるわけがなく、心身ともにそれを悦んで受け入れていた。

(やああぁぁぁ……)

 下の口からはグジュグジュと水音が広がり、体が悦んでいることを如実に物語っていた。里美はその恥ずかしさをも快感と受け止めている。
 わなわなと震える足に熱い雫が滴り、背筋はゾクゾクしっぱなしだ。蠢く指に快感は膨らむ一方で、意識が今にも飛びそうだ。
 しかしそんなところで、二本の指が引き脱がれた。

「ああっ……イかせてぇぇ、イかせてぇぇ……五十嵐様ぁぁ……」

 里美が切迫した瞳で翔真を見つめる。未だ差し出されている尻はフリフリと揺れていた。

「指でいいの?」

 す、と二本の指が差し出された。今の今まで肉壺を嬲っていたその指には白い粘液が絡み付いている。

(あああああ……)

 言葉の意を察した里美は歓喜に身を震え上がらせ、彼の行為に秘められている命令を実行すべく膝を付き直した。
 手首に両手を添える里美。彼女の口から伸びた桃色の舌は、指に絡んだ白い粘液を献身的に舐め取っていった。



 つやつやの唇から伸びた桃色の舌は、また、そこに触れた。

「はあぁぁ……はあぁぁ……」

 熱い吐息が舌の上を抜け、陰嚢に吹きかかる。青いフレームに囲まれたレンズには、青筋を浮かせる屹立が映っている。レンズの奥にある瞳はうっとりと蕩け、ソレの持ち主を見上げていた。
 玉を掬い上げるように動いた舌は肉幹の根元にベッタリと張り付き、そろそろと登っていく。

「ふぁはぁぁ……」

 里美は嬉しそうに頬を緩め、舌を進めていく。舌が通過した箇所はヌメヌメと妖しい輝きを残していた。
 舌をベッタリと押しあてたままねっとりと登らせ、頂点付近に至ると軽く頭を揺らして裏筋を優しく擦る。すると肉幹がピクピクと跳ねて舌を打ち、里美はその反応にますます目尻を垂らして尻を揺らした。

 こんなことを初めてからどのくらい時間が経ったのか、ボーっとしている里美の頭ではよく分からなかった。ただ一つ言えることは、いつまでもこうしていられるということだった。

(ああ……美味しいぃぃ……)

 唾液でヌトヌトになっている肉幹に指を巻き付けさすり、裏筋から傘の縁へと舌を這わせていく。いずれもゆっくりした動きで、じっくり味わっている様子がよく表れている。

 当然されている翔真の目にも、里美が美味しそうに分身を舐めているように映っている。ただ彼はそのようにソコを舐める女を飽きるほど見ているので、里美の様子に特別興奮するということはなかった。里美に初めてさせている、という点では興奮しているが。

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