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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 36

「もっと下がって。通報でもしてろって」

 “お隣さん”が、まるで自分の後ろを庇うように右腕を横へ伸ばす。
 彼の後ろにいる里美はただ息を飲み、

「は……はい……」

 と従うことしかできなかった。

「おうおう、カッコいいねぇ〜……」
「そんなことしてボッコボコにされんだから可哀想だよな……」
「おい、調子乗ってないで俺らにも命乞いしろや!」

 DQNの1人が右ストレートを叩き込む。
 “お隣さん”が左に首を倒し、鳩尾を抉るように突き上げる。
 「く」の字に曲がった黒い影が宙に舞った。

「んニャロォ!」

 また1人、掴みかかっていく。
 “お隣さん”は身を屈め、男の足を蹴り払う。

「がぼっ……」

 つんのめった男は身を倒す前に蹴り上げる後ろ回し蹴りを胸にくらい、頭を前傾させて宙に舞った。

「ふざけんなよ!」

 また1人拳を叩き込んでいく。
 “お隣さん”は身を低くしたまま、ストレートに男の鳩尾を突いた。

「かはっ!」

 男は肺の空気を押し出されたような声を聞かせ、数メートル後ろに下がり、膝と頭を地に付けて腹を抱える。

「な、何なんだよお前……」

 暗がりの路地裏に鈍色の光が煌めいた。
 その光源を小脇に抱え、最後のDQNが猛進していく。

「死ねぇえええ!」

 男の右手が突き出される。
 “お隣さん”は刺突の一撃を左に躱しながら男の右腕を絡め取った。

「何だって?」

 男の腕がグキグキと軋み、鬱血していく。

「ぐぎゃあああああああ!」

 断末魔のような叫びが上がる。男の手からサバイバルナイフが滑り落ちた。
 カラン、と響いたナイフの落下音を合図にして“お隣さん”が膝蹴りを数回蹴り込み、とどめに顔面へ回し蹴りを浴びせる。

「べひゃっ」

 男は横に吹っ飛んで、地に伏せた。

「意思によってストッパーが外れるのか……」

 と“お隣さん”が溢し、振り返った。

「警察来るって?」

 コクコクと恵美が頷く。

「あ、ホントだ。サイレンが聞こえる」

 確かに、駅ビル界隈に反響するパトカーのサイレンがこの位置まで届いている。

「じゃあ俺用事あるから、テキトーに対応しといて」

 “お隣さん”はそう言い残し、女の子の群へ戻っていく。
 そして、

(え……?)

 ホテル街の通りへ消えていった。

(サイッテー……)

 里美はそう思い、一瞬でも胸を高鳴らせた自分を呪った。



 暖色系の照明に包まれた一室で、白いソファに浅く腰掛けた1人の青年に7人の女子大生が全裸で絡み付いている。室内には複数の水音と艶のある吐息や声がひっきりなしに響いていた。

「あん、ん……」

 彼の両脇に控えて胸や尻を触られている早紀と沙織は、接吻を挟みながら首筋や胸板を湿らせている。

「ああん……ぢゅるるる、ふぅ、ぢゅぼ、んふぅぅ……」

 と野獣の如く玉に吸い付いて優しく転がしているのは由香里。

「はあ、んぁぁ、れへぇぇ……ん、ふぁへぇん……」

 と玉を舐めて陰嚢の皺を伸ばしているのは綾子。
 由香里と綾子の間で背筋を起こし、肉柱を口で捕らえているのは真由だった。

「んぢゅ、んぶ、ぢゅぼぢゅぼ……ぢゅぼ、んふ、んふうん……ぢゅぢゅぢゅぢゅ……」

 麻友の頭が上下して、鎖骨の辺りまで伸びるツインテールがユラユラと宙に揺れている。逸物を口内粘膜が擦るたびに唾液が絡む音が轟いた。

 投げ出されたいる彼の足は踵だけが床に付き、指の方は口を寄せられていた。

「あむぅん、ちゅるちゅる、ちゅぷん、んはあ……ぢゅ……」

 千夏は左足の指を一本一本しゃぶっている最中で、今は中指の辺りに到達していた。

「れろれろ、はあ、はあ、んへぇ……れる、れろぉぉん……」

 景子の横で千夏が右足の指の股や足裏を舐め、唾液を塗り広げている。
 景子も千夏も目尻を垂らして恍惚としており、身体を桜色に染めて尻を揺らしている。それらの様子が、彼の一部を舐められるなら足でも幸せだと示してした。

「んぐううう! んくっ! んくっ! んっ!」

 麻友は頭を止め、肉幹から飛ぶ牡の樹液を飲み込んでいく。その灼熱に頭を白く灼かれ、鼻の奥に広がる生臭さに苦悶を浮かべながら顔を上気させている。彼女の全身には心地いい悪寒が蔓延していた。

「んはぁん……濃いし、ぁぁ……凄く多い……」

 麻友がチュポンと屹立を離せば玉から由香里の舌が這い上がり、先端を咥え、残液を搾り上げる。

「やん、もうみんなの口に出してるのにまだ大きい……」

 と綾子は根元の方を執拗に舌で擦り、逸物の雄姿にメロメロになっている牝の姿を見せ付ける。

「全員飲んだか」

 胸板の粒を献身的に舐めずる沙織や早紀の髪を、ペット毛並みを梳かすように撫でながら、翔真は他人事のように溢した。

 尿管清掃を施された剛直の先に、今は3人の舌が集い合ってエラや裏筋を滑り回っている。

 左足では景子が足の甲の肌を引っ張るように吸い付いたままそろそろと口を移動させ、右足では千夏が指先から足首の方へネロンネロンと舌を這わせる。

 ラブホテルの一室では、五十嵐翔真という王に7人の女が嬉々として淫らに侍っているのだった。

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