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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 343

 入場口で彼から手渡された赤い首輪と、その時から苛まれている劣情で、生徒たちには落ち着きがなかった。誰もが吐いている熱い吐息と照明が作り出す妖しいムードに、その場は異様な色に染まりつつある。

 場内に落ちる明かりに白が混ざった。いよいよ何か始まる、と顔を上げる生徒たち。彼女たちの視線を浴びながら、扇形の内角部に設けられたステージ上に翔真が立った。

 場内に、水瀬博美の柔和な声が、マイクを通して響く。

「お待たせしました。これより、五十嵐先生による生活指導を行います。みなさん、五十嵐先生からいただいた首輪を持ってください」

 博美の声が溶けてなくなるよりも早く、生徒たちは首輪を手に取った。

「ここにいるみなさんは五十嵐先生の生活指導を受け、特別な生徒へと、翔真様の女へと生まれ変わった方たちです。そして今手にしている首輪はその証。言わば、みなさんは放し飼いの状態なのです。今日は翔真様に首輪を与えていただき、彼の女として尽くすことを誓うための集まりです。もし意に反する人がいれば、今すぐ退場してください」

 しかし、誰も動こうとしない。それどころか、大半の生徒が博美の概要説明を聞いてうっとりとしている。

「では進めます。これより、翔真様に証を授けていただきます。常磐女学院高等部、三年生、東谷佳子。壇上へ」
「は……はぃ……」

 返事をする必要があったのか、と思うほど小さな声を振り絞った佳子は、同級生の視線を浴びながら壇上へ足を進めていく。

 徐々に場内が薄暗くなる。辛うじて人影が確認できるくらいだろうか。しかし壇上にはスポットライトが差し、いつの間にか用意された一人がけのソファと、それに座る翔真が、照らし出される。それを生徒たちは横から見ていた。

 スポットライトの光の中に、佳子の姿が入り込んだ。鮮明に照らされた彼女は、耳まで赤くなっている。翔真の真正面で足を止めると、身体をモジモジとさせているのが良くわかった。
 首輪を両手で差し出した佳子は、翔真がそれを受け取ると、その場で、彼の足元で、四つん這いになった。

「ひがしたに、かこ、は……翔真様の、オンナと、し、て……しょうまさまを、想い、しょうまさまを、慕い、しょうまさまに、許される、限り……その……せ、セックス奴隷として、忠誠と、服従を、誓います」

 佳子のか細い声が彼の足元に向けて固定されたマイクに拾われ、会場内に、一言一句響き渡る。スポットライトを浴び、百二十人あまりの視線に差されながらの誓いの言葉はあまりにも恥ずかしいもので、佳子は気を失いそうなほどの恥辱を感じていた。
 けれども、それだけではない。羞恥に犯される身体には快感が広がり、ショーツの底には淫らな染みが広がっている。いじらしく尻を振りながら熱視線を送っている彼女の姿は、周りの目には、悦んでいるようにしか見えなかった。

 翔真が身を乗り出すと、佳子は潤んだ目を細め、喉を反らした。そこへ赤い首輪が巻かれると、彼女は堪えていたように、どっと吐息を吐き出した。

「ありがとうございます……」

 そう言って、背もたれに身を預ける翔真の股座へ手を伸ばしていく。カチャカチャとベルトを緩める音がマイクに拾われる。
 そして下半身を露出させると、佳子のみならず、場内から桃色の溜め息が漏れた。その場にいる女性の全てが、逞しく反り返った彼の男根に惚れ惚れとした視線を向けている。

 佳子が、聳えた肉柱の頂きに口を寄せていく。
 ちゅっ、という湿った音をマイクが拾い、会場内に浸透した。

 それだけだった。佳子は四つん這いの身を翻すと、マイクロミニスカートをヒラヒラさせながら翔真から離れ、スポットライトの外へ至ると、ようやく二足歩行へ戻った。

「それでは東谷さんのお手本に倣って、A組から順番に証を授けてもらってください」

 佳子と同じように翔真の手で証を付けてもらい、誓いのキスを捧げる。この行為を行えることに、会場内は桃色の歓喜に包まれた。



 証を授かった生徒たちは元の場所へ戻り、座り込んでいた。感無量の顔で秘部に手を遣ったり、大事なところを床と摩擦させたりして、証をもらえた悦びをいつまでも貪っている。

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