神アプリ 34
駅ビル界隈にあるカラオケボックスの一室で8人の男女が交遊を深めていた。といっても男は一人だけで、その男との仲を何処までも深くするために7人の女子大生が絡み付いているのだが。
「ねぇ、五十嵐くん……ポテト食べる?」
男の右側に座っている早紀が胸を腕にくっ付けるようにベタベタと身を寄せて、湿った声を彼の耳に絡み付ける。
「もらおうかな」
「ああん……」
臀部を撫でる手に促され、早紀はフライドポテトに手を伸ばし、一端を咥えてもう一端を彼に向けた。
「ふぁい……」
彼がそのフライドポテトを食べながら口を前進させる。徐々に早紀の唇へ近付いていき、その距離が消える。
「んぅ、ちゅる……ああ、ん、ちゅる、ちぷ、んふぅ……」
咀嚼されたフライドポテトが口内に押し込まれ、早紀は頬を赤らめながらそれを飲み込んだ。それから直ぐ舌を差し出し、彼の舌に付いたポテト片を絡めとる。その卑猥な行為と臀部を撫でる彼の手に、早紀の腰は艶かしく回っている。
「五十嵐くん五十嵐くん、ポッキーはあ……?」
彼の左からしなだれかかっている景子が、やはり尻を撫でられながら胸を押し付けるようにして声を濡らしていた。
「もらうよ」
翔真が首を左に捻ると、景子が咥えたポッキーを差し出し、その両端を食みあって、やがて接吻へ至る。食べ滓は舌と一緒に景子の口へ押し込まれ、彼女はそれを喜色を浮かべて飲み込み、彼の舌を舌で清めていく。
「はい、どうぞ……」
早紀の前方でテーブルに腰をもたせ掛けている由香里は重量感のある胸を垂らすように前傾し、両手に持ったコップを差し出した。
翔真は景子の胸へ手をやりながら由香里が差し出した烏龍茶をストローで吸い上げ、早紀に口移しして濃厚な接吻へと発展させていく。
コップを引き戻した由香里は、ソフトクリームでも舐めるようにストローの先に舌を這わせていく。彼女の頬には朱が差していた。
翔真と由香里の間には床にへたり込んでいる綾子と沙織がおり、彼の股間を顔や手を寄せていた。ズボンの内側にある猛々しい雄の象徴を擦るように撫で回し、形を浮かせ、鼻や頬で求愛しているのである。
「五十嵐くん見てくれてた?」
アイウォンチュ〜、と歌っていた麻友が早紀とポジションを替え、早紀は沙織ポジションを替え、沙織はテレビ画面の方へ移動する。
「見てたよ。麻友が揺らしてたこのお尻」
「んああ……嬉しい……」
麻友は翔真に寄り掛かり、当たり前のように尻を撫でる彼に腰をビクビクと弾ませながら色目を向ける。
「翔真くぅん……」
アイニーヂュ〜、と歌っていた千夏が左から擦り寄って首筋や耳に舌を這わせる。景子は綾子と入れ替わり、綾子はコップを受け取って、由香里がテレビ画面の方へ移動していく。
「ホントに犬みたいなやつだな……」
翔真は千夏の白いフレアミニスカートに手を差し込み、プニマンの溝をショーツ越しに擦る。指先に水気が付着して滑らかな往復を可能とさせる。
千夏は甘い電撃にやられ、浮かせた腰をピクンピクンと躍動させている。
「あんなにハメてやったのにまだ欲しいの?」
「やあん、みんなの前なのに……恥ずかしいぃん……」
顔を赤らめる千夏だが、腰は彼の指に陰部を擦り付けるようにクイクイと蠢いている。
「ああぁぁぁ……五十嵐くぅん……欲しい……」
完全に毒が回りきっている早紀らが腰をくねらせて媚びている。
「何が?」
「ああん、これぇ……これです……」
景子がズボン越しの剛直に頬を押し当て、撫でた。
「何処に?」
「オマンコ、オマンコ……あああ、翔真様……お願いしますぅぅ……」
スカートパンツのクロッチを指先で嬲られている麻友が、トロ目で翔真を見つめながら卑猥な言葉を連発して強請る。彼を見上げる景子も、長大な逸物を頬で感じる早紀も、コップを持っている綾子も、マイクを片手に由香里や沙織も、腰をくねらせて秘部の俗語を吐息混じりの声で連呼している。
「今何時?」
「あん……8時過ぎですぅぅ……」
とその一言さえも淫らに蕩かして千夏が伝えた。
「もうそんな時間か……じゃあ、ホテルに行く人は挙手っ」
翔真の号令に7人の女子大生が手を挙げる。