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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 326

「んぅぅっ、ちゅるっ、はぁ、ふぁはっ、んぢゅぅっ」

 背もたれに身を沈めた翔真の足の間で、博美の頭と身体は絶えず卑猥な蠢きを繰り返している。目を閉じている彼は破廉恥な妄想でもしているのだろう、肉棒が不気味な脈動を起こし我慢汁を噴き出していて、博美は甘く呻きながら啜り飲んでいる。
 Tバックのクロッチは恥液をたっぷり吸い込み、最早下着の役割を果たしおらず、脇から溢れ脚を伝っていてる。昂る性衝動に踊るヒップは、軽いアクメに何度も痙攣した。

「口を開けろ」

 不意に言われたかと思うと、グッと鎖を引っ張られ、博美は官能的に呻いていた。トロンと昏く微睡んだ瞳で彼を見上げるとともに、艶かしく濡れ光る唇を大きく開けた。無論、肉幹を挟んだ豊乳は揺らしたままだ。

「はふぁあああっ……」

 翔真が博美の顔を覗き込むと、彼女は悟り、至福に満ちた吐息を漏らして目を細めた。そして餌をねだる雛鳥のように舌を伸ばし、飢えた息遣いを聞かせる。
 艶かしい吐息が転がる赤い舌に、彼の唾液が垂れ落ちた。逃さんとばかりに従順に舌を差し出し続ける博美は、喉奥まで流れ込むそれを胃の腑へ収め、頬を上気させる。

「いいぞ。くわえろ」

 命じられ、ペラリと唇を舐めずった博美は、谷間から飛び出た先端を口内に含んでいく。身体の揺れに合わせて頭を振りつつ、舌を使うのも忘れない。

「んぶっ、じゅっ、じゅぶっ、んんッ」

 射精の兆候はあった。唾を嚥下する前から肉幹はガチガチに張り詰め、逞しく脈を打っていた。卑猥な妄想からくる獣欲の昂りが爆ぜようとしているのは容易に理解でき、それを処理するために最大限の性奉仕を施していく。

「んふうううッ!」

 種汁が迸った瞬間、脳髄が痺れた。喉を鳴らして飲み、身体の芯から多幸感が広がっていく。博美にはそれが快感であり、幸せだった。



 それは3限が始まって直ぐのことだった。
 入試頑張らないとなー、という思いより、昨日からの煩悩が大半を占めていて、それに対して焦りを覚えるどころか、少し油断すると劣情が膨らんでくるという状態の結衣だったが、実は周りの生徒たちも同じ状態だということに気付けるはずもなかった。ただ何となく教室全体が浮き足だっていて、その空気を変えたのが、教師の一言だった。
 教師は起立、礼の号令の後、1人の生徒を呼び寄せ、

「五十嵐先生が、生活指導のた──」

 とそこまで口にして、次の言葉を詰まらせた。生徒たちの視線が強くなり、一言一句聞き逃すまいという様子に変わっていたから。

「五十嵐先生がどうしたんですか!?」

 呼ばれた生徒は教卓の向こうから身を乗り出して、やや興奮気味に先を促す。
  
「え、ああ……生活指導のため、理事長室に来てほしいとのことです。隣は早川さんですね。悪いんだけど、その間のノートをとっておいてあげて?」
「あ、はい。分かりました……」

 反射的に返事をしつつ、視線は生活指導を受けるという生徒に注ぎっぱなし。彼女は黄色い感嘆を何とか喉元で留めてはいたが、嬉しいという感情が様子にあからさまに出ている。生活指導を受けるのに、だ。彼女の恋情が垣間見ていると捉えることが、「考え過ぎ」の一言で済まされないほどに、表情にも態度にも表れている。実際、教室を出ていく足取りは軽いものだった。

 それから20分ほど経っても、隣の席の生徒は戻ってきていない。10分そこらで終わらないとは思うけれど、20分以上もかかるようなものなのだろうか。生活指導を受けたことがないので分からないけれど、周りの生徒もそわそわしている様子だった。

 そもそも生活指導とはどういうものなのだろう。昨日のアンケートをもとに進められていくというのは何となく想像できるものの、そのアンケートの内容と言えば────思い出しただけで顔が熱くなる。しかも彼がより詳細なことを聞いてこようものなら気が気ではないに違いない。

「んぅっ……」

 艶のある吐息が、否が応でも込み上げてくる。今まで自分がふしだらな人間だと思ったことはないが、昨日はいけない生徒だったと認めざるを得ない。彼のことを思い返しては自慰に耽り、その快感と満足感に溺れていたのだから。しかも寝る前には、彼が住んでいるという方向に股を広げ、淫らなことを思いながら慰めていたのだから、その事実の告白を迫られたらと思うと恥ずかしくて仕方がない。

「はあ……ん……」

 恥ずかしいはずなのにオンナの器官がムズムズしてくる。自ずと内腿を寄せ、何とか落ちつかせようと擦り合わせてしまう。授業中だというのに一体何を考えているのか、身体を火照らせている自分に嫌気が差しそう。

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