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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 314

「ん゛ぅぅうううッ!」

 また1人、一際甲高い声を上げて絶頂を主張する。翔真に見られながらイく快感は自慰と謂えども堪らず、恥ずかしいのに病み付きになる。恥ずかしい姿を晒すことが忠誠を示す方法の1つのようで、その姿を見届けてもらうことは悦びでもあるからだ。
 それに彼女らの恥態は翔真の愉悦に繋がることを彼女たちは知っている。事実、くぐもった喘ぎが響くたびに逸物は雄々しく脈動し、恵理は甘い呻きを上げている。

「んぅんッ────」

 射精後の残液のような我慢汁が噴き出して、恵理の脳髄が痺れる。全身を甘美な電流が貫き、腰がヒクヒク戦慄いている。
 頭の中が心地好く微睡む中、恵理は逞しく脈打つ陰茎の先に舌を絡めつつ豊乳の間に挟み込んだ。無尽蔵の精巣から子種が噴き出そうとしていることを敏感に察知し、最早無意識に動いている。
 コーンスープを口移しした綾子へそれを流し込み直し、いたぶるように舌を蠢かしながら嚥下させる翔真の股間で、ユサユサと胸を揺らして肉竿を扱きつつ甘くくわえた亀頭に舌を絡めていく。オーラルセックスに快感に、またダラリと恥液の涎を垂らした。
 また茎胴が膨張する。口内の圧迫感に悩ましげに眉を歪めつつ、豊乳を強く寄せて激しく揺らしながら亀頭を少し強く吸い立てる。

「んぐうううううう!」

 途端、熱精が喉に迸り、恵理の脳髄は蕩けそうになっていた。無遠慮に、当然のように吐き出される精液を、白い喉を鳴らして飲み下していく。

 恵理の秘部から蜜液が糸を引いて垂れていく。ヌラリとした水溜まりにトロリと着水する。
 机の上の6人は射精に至った翔真に熱視線を絡め、骨の髄が痺れるような快感に腰をクナクナと踊らせていた。スカートの裾をくわえ、ツルツルの秘部を晒し、濃厚な愛液が滴っているところを披露しながら。



 身体が熱いのは浴槽に張られたお湯だけが原因ではないことは、結衣本人も分かっていた。もちろん身体が温まって血行がよくなっていることもあるが、羞恥心も相俟って頬が紅潮している。
 結局部屋に入ってから食事の時間になるまで、ずっと自慰に耽っていた。五十嵐翔真に見つめられ、身体を触られ、唇を奪われ……そんなことを思うだけで腰の奥がジンジンと痺れ、愛欲が燻り、鎮めずにはいられなくなってしまう。

(はああっ……)

 彼を思うたびに沸き上がる劣情。胸の奥が締め付けられるような感覚と共に、腰の奥も悶々と疼く。心も体も彼を求めて止まないという状態なのは否定できないし、否定する理由も、ない。
 実際に彼の腕に絡め捕らわれ、濃厚な接吻を交わしていた恵梨香が斜め前で湯に入っている。バスタブの縁に預けている身体は、彼の手の感触を知っている。彼女は今何を思っているのだろうか……

「ねぇ」

 一通り洗い終えた桜子が、恵梨香にそう声を掛けて湯船に入って来た。位置取りとしては結衣のほぼ正面にあたる。

「恵梨香って、五十嵐先生の女なの?」
「はわっ!?」

 それはあまりにも唐突な質問で、恵梨香は意味不明な声を発していた。結衣も「え?」と目を丸くしているけれど、心のどこかでは似たようなことを訊きたかった自分がいた。

「な、なにそれ、違うに決まってるでしょっ……」

 恵梨香の返答は尻すぼみになっていた。多くの同級生の前でセックスのようなキスをし、なさがれるがままに身体をまさぐられてはいたが、何故そのようなことをされたのか恵梨香自身にも分からない。唯一分かっていることは、身体の芯が蕩けそうなほど嬉しかったということ。

「ふーん、そうなんだ……可愛がってもらってたから、てっきりもうなってたのかと思ってた」

 桜子の声色にはうっすらと優越感が溶けている。

「もししてもらえるなら死ぬほど嬉しいけど……」
「してもらえるんじゃない? そうじゃなかったらあんなことしないと思うし──」

 桜子の言葉に恵梨香は赤面し、結衣までも顔を熱くしていた。あんなこと、が指す行為は放課後の出来事くらいしか思い浮かばない。実際桜子はあの光景を結衣の背後から見ていて、そのことを「あんなこと」と言っていた。
 しかし、桜子が続ける言葉に、結衣も恵梨香も驚くことになる。

「──この私がしてもらえたんだから」
「えっ!?」

 恵梨香は目を丸くして桜子の方へ向き直っていた。結衣もたまらず身を乗り出していてる。

「なにそれ!? どういうこと!?」
「どういうことって、そういうこと。帰りにチア部の子と一緒に五十嵐先生の家に行ったんだけどね? その時に、チア部の子と一緒に五十嵐先生の女にしてもらえたの」
「一緒にしてもらえたって……どういうこと? 五十嵐先生の女って、カノジョって意味じゃないの?」
「カノジョ? そんな畏れ多いことあるわけないでしょ。五十嵐先生の女ってだけで十分……」

 そう語る桜子の瞳は色っぽく濡れ、頬には薄く朱が差していた。五十嵐先生の女という響きに酔いしれ、それだけで恍惚を浮かべているよう。

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