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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 297

 明らかに公然猥褻。しかも神聖な学舎という場所で行われており、廊下に出ている生徒たちは一様にして足を止め、彼らに目を奪われている。生活指導の教育実習生が1人の生徒の身体をまさぐる様子に彼女たちは嫌悪感や軽蔑を抱いていないようで、驚愕と恥じらい、そして憧れや羨望を滲み出して惚けていた。

「やっ、あん……せ、せんせぇぇ……」

 恵梨香が穿いている山吹色のショーツが丸出しになり、その中へ彼の手が潜り込み、モゾモゾと妖しく蠢く。恵梨香は恥ずかしそうに頬を赤らめるているが、ただそれだけ。ショーツの中で直に大事なところをまさぐられているというのに、脚や腰を戦慄かせて甘い声を上げている。

(あああ……)

 その光景のなんと卑猥なことか。もし恵梨香の身体を獰猛に貪る手が自分に向けられたら、と思うと心地のいい悪寒が背筋を走る。
 しかし嫌悪はない。五十嵐翔真という教育実習生にあれだけ求められている恵梨香が羨ましくて仕方がなかった。刺激的な光景によるドキドキ感には、間違いなく別の種類のドキドキが混じっていて、胸が締め付けられる。

「んああっ……そこだめぇぇ……」

 恵梨香の白い喉が反り返り、身体がピクンピクンと跳ね踊る。彼は突き出された豊満な胸を相変わらず掌で好き勝手に弄び、山吹色のショーツの中でも悪戯を続けている。

 性感に艶かしく反応する恵梨香を見ていると、腰がムズムズと痺れてくるようだった。秘部がジクジクと疼き、触れるのを耐えるため腿を擦り合わせてしまう。

 今朝の集会で彼を一目見た瞬間未だかつてないトキメキに襲われ呼吸を忘れてしまうほど心を鷲掴みにされたのだが、人前で恵梨香と卑猥な行為に及んでいる彼を見ても嫌悪感や諦念が湧かないのは、きっと彼のことが胸の奥に深く刻まれてしまっているからなのだろう。
 その彼に身体を触られるとどうなってしまうのだろうか、と頭が勝手に想像してしまう。彼の手が自分の身体を這いずり回って恥ずかしいところを弄り回すと……考えれば考えるほど身体が熱を帯び、腰が捩れそうになる。

 恵梨香たちから目を離せない他の生徒たちも同じらしく、いつの間にか驚愕の色を消し頬を上気させていた。瞳を潤ませて、腰を引き、膝頭をスリスリさせている。
 中でも彼の傍らにいる2人はあからさまで、腰をヒクヒクさせている。捩るというより振っているようで、浅ましいが、とても蠱惑的だ。2人ともあまり見ない顔なので3年生ではないのだろうが、誰もが認めるであろう美少女であり、ボディラインも艶かしい。

(はあああ……)

 知らず知らずのうちに息が荒くなっていた。愛欲が昂り、腰の奥がキュンキュンと疼いている。どうして恵梨香なのか、恵梨香でないといけないのか……そんなことを思っていると、自然と足が前へ動く。まるで引き寄せられるように。

「イク、イク、イクぅぅっ! んんッ!」

 しかしその声が足を止めさせた。恵梨香が悶絶しながら脚を大きく震わせて、全身を駆ける快感を見せ付けている。眉尻を心持ち下げ、目を細め、表情を蕩かしている。
 山吹色のショーツから手が抜かれ、半開きの口に指を2本差し込まれると、恵梨香は進んで舌を絡ませた。人差し指と中指の間でウネウネと踊らせたり、くわえて緩く首を振ったり、まるで奉仕をするように丁寧に舐めしゃぶる。頬を赤らめているところを見ると、恐らくあの指には快感によって溢れ出た恥液がこびりついているのだろう。

 彼はしばらくそうやって恵梨香の柔らかい唇や舌を働かせ、密着をやめた。恵梨香は途端に教室の窓に手を付いて、力の抜けた身体を支える。

「あん、もっとぉ……五十嵐せんせぇ……」

 恵梨香は突き出しようになった腰をクネクネと踊らせて甘い声で媚びる。その姿は美少女の2人と同じく、浅ましい。けれど軽蔑する気にはなれないのは、自分も求めているから。

(私にも……ああ……)

 恥ずかしくて声にならない。ましてや誘うように腰を揺らすなどできるはずもない。
 彼が美少女2人を伴わせて向こうへ歩いていく。先ほどの有り様を見ていた生徒たちは、すれ違うか否かというところで、まるで我慢できなくなったかのように濡れた吐息をドッと吐き出し、頬を紅潮させていやらしく腰を回している。しかし遂に誰も手を掛けてもらうことができず、火照った身体を冷ますようにその場に立ち尽くす。それは結衣も同じだった。



 キングサイズのベッドの白いシーツの上を赤いタータンチェックのスカートが彩っている。数にして6つ。そのスカートから伸びる脚は眩しいほどの白い肌をしていて、若々しい張りとキメ細やかさを持ち、赤いワンポイントが刺繍された紺色のソックスに足を包まれていた。
 それは、制服が可愛いことで有名な私立中学の制服の証しでもある。確かにそれを纏う乙女たちの首元にはスカートと同じ柄のリボンが見られ、その中学校の生徒だということを示している。しかし6人とも白い半袖シャツの胸元をはだけ色とりどりのブラジャーを垣間見せていて、おまけにショーツは穿いていない。

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