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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 296

 ひとしきり吐き出して翔真が逸物を引き抜くと、彩菜は媚びた視線を捧げるとともに甘い溜め息を漏らしていた。次には跪き、未だ天を差す肉棒を眼前にして惚れ惚れと瞳を蕩かすと、千歳の発情汁や牡の樹液を絡ませた肉幹の先端へ唇を被せ、ユルユルと頭を揺らしながら吸茎する。彩菜にしてみれば数えきれないほど行ってきた”お掃除“で、最早当たり前と化している行為。尿管の残滓を啜りつつ、そうできる幸せを表現するように官能的に身悶えている。
 梨沙は梨沙で、尻を突き出したまま余韻に浸る千歳の背後に位置取り、肉棒が抜き差しされていた肉穴を唇で塞いでいた。千歳の中へ放たれた白濁液の逆流をそうやって受け止め、貴重なものをこぼすまいとしている。こちらも数えきれないほど行っている行為で、数秒も経たないうちに中の子種を啜り飲む音がジュルジュルと響きだした。

 こんな行為を、この学校の生徒らが行うようになる。彼の目にとまった美女・美少女が、彼の思うがままに淫らに乱れるようになる。そう思うと彼の口元は自然と歪んでいた。

 脈を強くする陰茎の裏側を、彩菜が薄く笑いながらねっちりと舌を這い上がらせた。



 始業式があったその日は授業がなく、11時頃には生徒は解放される。下校する生徒たちの中にはそのまま繁華街へ出ていく者もいるだろうし、着替えてからそれぞれの時間を過ごす者もいるだろう。
 一方で、校内にとどまっている生徒たちもいる。午後からクラブ活動をする生徒たちだ。彼女たちは弁当を持参していて、早めの昼食をとる。大半のクラブが12時から活動を始めるようだった。

「あ、そろそろ着替えなきゃ」

 昼食中から続いていた雑談の腰を折り、桜子は袋を机に載せる。その中から徐にチアリーディング部のユニフォームを取り出した。
 冷房が効いているのでドアや窓は締め切られている。空調が各教室に完備されているあたりは流石お嬢様学校といったところだろうか。そうでなくても女子高という環境は共学の学校に比べて男性の視線への警戒心を薄れさせる。性格も多少は関係するだろうが、ともあれ、桜子は当たり前の如くボタンを外していく。

 それに続き、結衣も体操着を机に広げた。やはり教室でボタンを一つ一つ外し、若々しい肌を露にしていく。

「はあ……じゃあ私もそろそろ行っとこうかな」

 と恵梨香は席を立つ。チアリーディング部の桜子やバスケ部の結衣と違い、恵梨香は演劇部。着替える必要がないので、もちろん体操着も持ってきていない。鞄だけを手に、一足先に教室を出ていった。

「じゃ、またね。あんまり無理しちゃダメだよ」

 桜子はノースリーブのユニフォームを着て、下の着替えに取り掛かっていた。今朝のこともあり、結衣は桜子にそう言って、恵梨香に少し遅れる遅れるかたちで教室を出る。

「っ────」

 後ろ手にドアを閉めながら、渡り廊下へ向かう一歩を踏み出したところだろうか。結衣は途端硬直し、視界に飛び込んできた光景から目を離すことができなくなっていた。

 結衣の位置から2メートルほど離れた廊下の中央で、一組の男女が互いの身体に腕を絡め合っている。ここは女子高だから男性の方は教職員に間違いなく、その正体は、今朝の集会で教育実習生として紹介された五十嵐正真だった。
 女性の方は生徒。常磐女学院高等部の夏服に身を包み、華奢な身体の背中や臀部をまさぐるように腕を回されていながら、彼女自らも求め欲するように彼を抱き締めている。
 それだけではなかった。2人の唇は情熱的に重なっていて、舌はいやらしく縺れウニョウニョと蠢いている。特に生徒の方が夢中になっており、彼が彼女のセミロングの黒髪を指に絡めながら掻き上げると、頬赤らめうっとりとしている彼女の横顔がハッキリと見て取れる。それ故に、

(ああ……うそ、どうしてぇ……)

 その生徒が恵梨香だと正確に認識でき、胸の奥が熱くなった。いや、もともと五十嵐翔真の姿を目に入れた時から全身の力が抜けるような心地と頭がボーッとする感覚に陥っていたのだけれど、濃厚な口吻をしている相手が仲のいい友人だと知った途端にその惚けた身体に火照りが加わっていた。

 翔真と恵梨香の唇や舌が奏でる粘質な水音に、結衣の胸の鼓動は強くなるばかり。情熱的というだけでは済まない、扇情的で卑猥な接吻は見ているだけで劣情を掻き立てる。

 何故、どうして、とそのような疑問は強くなるばかり。けれどそれより、羨望が感情の大半を占めていく。

「あはぁ……五十嵐せんせ……」

 唇が離れると、恵梨香は切迫した瞳を向けながら吐息混じりにこぼす。皆まで言わずとも、視線を見ればもっとして欲しいというおねだりであることは容易に察しが付いた。

 彼は恵梨香を半転させると、後ろから腕を回し、Eカップの胸を躊躇なく鷲掴みにした。もう片方の手はスカート中へ潜り込ませ、ショーツの底をなぶりにかかる。

「っああ……んはっ、はあっ……」

 恵梨香は頬を緩め、悩ましげに眉根に皺を寄せる。彼の行為には無抵抗に身を委ね、艶かしい声や吐息を吐いている。

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