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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 284

「んふうううっ、んぅんっ」

 官能的に悶えながらゆっくりじっくりと頭を揺らしてオーラルセックスに励む姿は、最早陰茎を美味しそうに味わっているようにしか見えない。その行為がいかに気持ち良くて堪らないことなのか知っている美優と麻里子は杏佳を羨ましく思いながら、投げ出されている足を舐め自慰に耽っている。

「んぐっ、んんッ、んふううッ」

 肉茎をしゃぶっている杏佳は何度も軽いアクメに襲われ、頭の中を白く濁していく。何のためにこんなことをしているのか、いや、何故このようなことをさせてもらえるのか、考えられなくなっている。口に陰茎を出し入れさせて得られる途方もない圧迫感が堪らない快感で、ドバァっと溢れてくる粘液の生臭さに意識を甘く爛れさせている。
 目隠しをしていてもうっとりとしているのが分かるほど、杏佳はねっちりと陰茎をしゃぶっていた。しかも軽いアクメを繰り返し、その都度異性の上で艶かしく踊り身悶える。視姦されている処女孔は卑猥にヒクつき、涎を垂らすように白く濁った恥液をドロリと滴らせた。

「むふううう! ううんッ」

 卑猥な蜜でヌラヌラと光を返すサーモンピンクの花園へ翔真が舌を及ばせると、杏佳は腰をビクビクと痙攣させた。全身を甘い電流が駆け巡り、頭が痺れ、恥ずかしさからか恍惚からか頬が妖しく上気した。

「んんッ! んむううッ、んッ! ふぅぅぅッ」

 秘部を剥き出しにされた挙げ句堪能するように舐めずられ、さらには恥ずかしい肉芽まで弄ばれる。それでも肉棒をくわえて離さない杏佳だが、アクメで痺れっぱなしの頭には当初の目的など残っていない。
 口腔から及ぶ快感、秘部から及ぶ快感、どちらも浴びせられている現状に悦楽しかない。身体中を甘美な電流が巡るたびにその悦びを灼き付けられ、蕩けていく感覚に恍惚としていた。

「この調子じゃ日が暮れるな……」
「んぷはあぁっ」

 杏佳は平衡感覚が乱れると共に口腔の圧迫から解放された。背中にシーツの肌触りを感じて仰向けにされたことを悟りつつ、快感の名残に全身をピクピクさせ、そして、

「っあぁぁ、許してください御主人様ぁぁ……お口、オクチっ、頑張りますからぁぁ……」

 余韻が醒めていくと共に本来の目的を思い出し、甘く腑抜けた声ですがるように漏らす。

「お前はよく頑張ったよ。だから乙女は奪わない。おい、麻里子っ」

 杏佳はホッとしていた。翔真が黒い笑みを浮かべていたことは、目隠しをされているので分かるはずがなかった。この時はまだ、ヴァージンを捧げられないことがどれほど苦しいことなのか知るよしもなかった。

「んぁあああッ! んううッ────!」

 突如、艶かしい声が響き渡り、杏佳はビクッと身を強張らせた。

「ふふ、杏佳ちゃん……あの方が御主人様……」

 杏佳の視界が開き、ハーフ顔を蕩かしている美優の顔を捉えた。その美優によって首を捻られると、そこには。

「んううっ、ああ! 深いいい! ひッ、ああん!」

 嬌声を張り上げる麻里子と、そして、麻里子を貫いている青年がいた。

(んああぁっ……)

 青年を一目見た瞬間、胸が大きく脈を打った。呼吸を忘れたように息が詰まっていた。一瞬にして彼の顔が脳裏に焼き付き、まるでずっと昔から知っていたような、ずっと思い求めていたような、そんな運命めいたものを感じていた。

「はあん! 御主人様ぁッ、あっ、あひっ、イクううう!」

 御主人様と呼ばれている青年は、這いつくばっている麻里子を後ろから犯している。未だかつてないトキメキを抱かせた青年が他の女と性交に及んでいるというのに目を背けられず、むしろ麻里子が悦んでいる姿に羨望が芽生え、淫猥なまぐわいに見入っていた。

「くぅんっ……はあっ、あんっ、あんっ、御主人様ぁ、御主人様ぁぁっ」

 悦楽に沈みそうな意識を強引に呼びされた麻里子は、自ら腰を揺らして性交を続ける。まるで快楽を貪っているよう。
 しかし見方を変えると快感を提供しているようにも見えた。はめられている赤い首輪と手綱ようについている鎖がそう思わせた。

「はううう────ッ!」

 青年が二度三度と突き込むと麻里子は背筋を仰け反らせ、全身をガクガクと痙攣させた。その絶頂で腰振りが鈍ると青年は鎖を引き、腰振りの再開を要求する。それをしばらくさせてから不意を突くように腰を打ち付け、麻里子を絶頂させる。

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