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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 278

「ぁぁっ、いくっ! イクッ──」

 荒い吐息にボリュームを抑えた声を交えてまでも登り詰める瞬間を口にし、悦楽の渦中にいる幸せを伝え聞かせる。膣肉は未だかつてないほど肉柱を締め上げており、婚約者の隣で犯されていることを一種の刺激として感じているのは明白だった。

「ぁぁぁああッ、はあッ、はああッ──」

 抽送のピッチが上がると彩月は身を仰け反らせ、美貌を淫蕩させた。舌先を垂らした口から弾んだ吐息を漏らす姿は犬のようでさえある。寝入っている婚約者の隣で獣の後尾同然に貫かれ、あまつさえ自らも腰を使い快楽に溺れていた。

「ッ──んぐぅぅぅ──!」

 翔真の腰が密着し痙攣を起こすと、彩月は爆発的な快感に耐えきれず、辛うじて枕に顔を埋めた。当然のように子宮へ吐き出される灼熱を受け止め、骨の髄まで蕩けそうな法悦を噛み締め、声にならない声を上げ、歓喜していた。

「良かったなあ、俺と兄貴が同じ血液型で」

 意識が飛んでいく中で微かに聞こえた翔真の声。甘く爛れていく思考でその言葉の意味を理解したとき、彩月はうっとりとしている顔に幸せそうな笑みが浮かべていた。

 * * *

 関東地方にあるリゾートホテルの一室に4人の美女がいた。
 1人はモデルタレントの美優、1人は美優のマネージャーである麻里子。そして残りの2人はグラビアアイドルだった。

「あ、あのぉ……」

 グラビアアイドルの鈴本杏佳(すずもときょうか)は、いつもの撮影と様子が違い狼狽えていた。なにせまだセッティングも何もされていない部屋で撮影用のビキニを着、今まさに後ろ手に拘束されている最中なのだから。

「心配しないで。こういうのはこれが普通なの」

 杏佳の背後で麻里子が薄く笑う。杏佳を後ろ手にして手錠を施しているのは彼女だった。

「そうなんですか?」
「そう。痕が残ると困るでしょう? だから撮影前に調整しておくの。杏佳ちゃんはこういう撮影、初めて?」
「はい……」

 少しマニアックなコンセプトで撮影を行うとは聞いていたので、杏佳は、そういうものか、と納得することにした。確かに手首を締める部分には桃色のファーが付いていて、拘束痕が残らないようにする気遣いが窺えた。

「私もこういうの初めて……なんだかドキドキしちゃいます」

 杏佳の横で、三国友理奈(みくにゆりな)が頬をやや紅潮させている。友理奈の背後には美優がいて、麻里子と同じように友理奈を拘束している。

「ふふ、大胆。だけど撮影を楽しむのは大事なことだよね」

 美優は微笑し、友理奈の手錠のファーと同系色の青い布を取った。独特の光沢を持ったそれは滑らかな手触りのサテン地だ。

「え? 目隠しも今しちゃうんですか?」
「うん」

 当然と言わんばかりの即答に友理奈は口をつぐむ。違和感はあるが、憧れの先輩が言うのだから、と内心で言い聞かせる。
 友理奈の隣の杏佳も同じ。赤い布で目隠しをされていく最中、アブノーマルな状態になっていくことへ違和感と不思議な高揚感を覚えていた。

 準備は整った。売れ始めたグラビアアイドルの拘束を完了し、美優と麻里子は顔を見合わせ、妖しく微笑んだ。

「そろそろいらっしゃるかな?」

 麻里子はベッドを下り、出迎えに向かう。

「え? あの、これって取ってもらえないんですか!?」
「ちゃんと挨拶したいんですけど……」

 友理奈と杏佳は狼狽え、キョロキョロと辺りを窺う。けれども目隠しをされたままなので何がどうなっているのか状況が掴めない。

「取るよ、もちろん。あの人がいいって言ったらね」
「あの人って……」

 美優の言うあの人、美優が「凄い」「素敵」と表現していた人物だというのは想像が付いた。けれども2人はその人に会ったこともないし、見たことすらない。「みゆが信頼している凄腕のカメラマン」という認識でいたし、自分たちのマネージャーからも今日の撮影の予定は聞かされていたので、撮影の仕事なんだと思っていた。
 しかしこの状況、そして美優の意味深な言葉。直感的に危険性を感じ、焦りが生まれる。



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