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官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 275

「あっ」

 突然翔真が声を上げ、立ち上がった。その行動は、何事か、と室内の者の注目を集めた。

「ちょ、煙草買ってくるわ」
「なんだ、煙草か。お祖父ちゃんのをやろうか?」

 祖父は自身の煙草を取った。翔真の父や和彦は煙草は吸っていなかった。

「ううん。酔い醒ましついでだし」
「あはあぁっ」

 と、今度は彩月が唐突に声を上げた。声を上げたというよりも甘い溜め息を吐いたというべきだろうか。不意に変化したバイブの蠕動刺激につい声が漏れてしまったのだった。

 けれどもそれは翔真の思惑通りのこと。

「え? 彩月さんも行く?」

 彩月はトロリと蕩けそうな表情をなんとか平静に保ち、頭の中の目眩く妄想を抑えながら返す。

「うん……付いてっていい?」

 と。
 彼はもちろん快諾した。



 夜に染まった街は陽炎が立ち上っているのではないかと思えるほど蒸し暑い。そのせいか、22時を回った今は外に人影はあまりなく、あっても汗だくで家路を急ぐ勤め人の姿くらいのもの。
 日が出ている時間は蝉時雨が五月蝿い公園も、今はジジジというよく分からない虫の音が聞こえる程度のもの。しかしよく耳を澄ましてみると、押し殺された熱い息遣いが聞こえてくる。

「んはああぁっ……」

 公園にある公衆トイレの後ろにあたる位置。翔真は壁に背を持たせかけ、彩月は彼の前で跪いていた。胎内で唸るバイブに突き出した腰をクナクナと妖艶に踊らせながら物欲しそうな顔で翔真を見上げている。

「翔真様ぁぁっ……あああぁぁ……」

 彼女の細い指はズボンの隆起を執拗に撫で回している。その内側にあるものの形を象るようにヤワヤワとさする様子は、欲しくて欲しくて仕方がないと言わんばかりだ。

「すっかり盛ってんな」
「ああっ……」

 翔真がスマホを片手に軽く腰を突き出してやれば、彩月はそれだけで官能的に呻いた。彼の少ない言葉と僅かな動きに許可が含まれていることを悟ってのことだった。
 すがり付くように滑らせていた指で股間を寛げると、包み紙を開くように瞳を爛々と光らせながら丁寧に逸物を取り出していく。ムワッ、と広がる淫臭に鼻孔を犯されると、顔をしかめるどころかフニャリと和らげた。
 やがてその臭いをこびりつかせた肉柱が姿を現す。その雄々しい姿と、それが纏うに相応しい香りにいよいよ牝欲が掻き乱され、捧げ持つように指を添えていた。

「すてき……ああ……翔真様ぁぁ……」

 翔真の性奴隷である幸福感が止めどなく溢れ、その悦びを表す方法として、淫臭がこびりつく陰茎へスリスリと頬擦りに及ぶ。カラオケボックスで4人の女子高生の身体を味わったことなど彩月にはどうでもよく、女に生まれた悦びを与えてる翔真に性奴隷として尽くせることが至極幸せだった。

「さっさと済ませろよ」

 無関心気味に言う翔真だったが、その口元は歪んでいた。昼に弄んだ女子高生たちから送られてくる卑猥な自撮り画像などをアドレス帳に登録していく一方で、もう片方の手に握るバイブのリモコンの操作も怠らない。

「んあああっ、はああッ、あんぅぅ!」

 バイブが大きく唸り出すと彩月も大きく腰を踊らせ濡れた声を上げた。がに股になろうがお構いなしに、突き出した尻をプリプリと揺らして悦び悶える。
 半面被虐の愉悦に瞳をトロトロに蕩かし、感謝の意を告げる如く熱心に肉棒へ頬を擦り付けると、スマホを眺める翔真に愛しげな上目遣いを捧げながら縫い目をヌラリと舐め上げた。

「んああ……しょーまさまぁぁ……」

 舌腹を擦り付けているだけで脳髄が心地よく麻痺していく。この感覚こそが、翔真の逸物を舐め回している事実を裏付ける快感。
 他の肉棒を、和彦の肉棒を舐め回しても得られない快感に彩月は酔いしれていた。目をトロンとさせてヌメヌメと舌を這わせている姿は和彦でも知らない顔。翔真にひれ伏している時だけ見られる、奴隷としての一面と言える。
 淫交臭を漂わせるソレを捧げもち、熱烈なキスを交わすように鈴口を執拗に啄んだりもする。チュプチュプと卑猥な音を立てて熱心に取り組みながら、バイブの快感に鼻息を荒らげクナクナと腰をくねらせる。その姿は娼婦以上に淫乱で、ビッチより浅ましい。

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