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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 274

「やあん……いやらしい……」

 歌い終えた2人がそう言って戻ってくる。肉交の悦楽に叩き上げられている友人の姿にトロ目になりながら。

「もう終わったのか。まだイッてないんだけどなあ……まあいいや、次お前歌えよ。誰か歌ってないと喘ぎ声が筒抜けになる」

 顎で差されショートカットの少女は場所を移り、媚声に被せるための曲選びを始める。

 彼女と入れ替わり跪いた2人は相変わらず瞳を蕩かしたまま。嬌声を消すための曲が流れるまでと引き抜かれた肉幹に躊躇なく舌を張り付け腰をくねらせる。

「ねえん……次は私でしょう? ねえんねえん………」
「そう盛るなよ」
「やあん……盛ってないもぉん……」

 黒髪の方が恥ずかしそうに弁明するが、果たして説得力はなかった。淫汁にまみれた肉茎をヌメヌメと舐めずりながら自慰を始める姿は盛った牝犬という他に表現のしようがない。

「どうだか。まあまだ時間はある。4人ともちゃんとハメてあげるからさ」
「あぁぁ……早くぅぅん……」

 張り出したエラに絡まる粘液をネチネチと舐めとりながら2人は目尻を垂らし、腰をくねらせ媚びた。自慰も相俟って甘い声で呻き、鼻息を荒らげている。

 伴奏が始まり、陰茎がまた肉の隙間に埋もれていった。
 甲高く啼いた少女は自ら腰を振り立てて肉交に没頭する。
 極太の肉幹にジュプジュプと食らい付くはしたない膣孔を眼前にする2人は、やはり当たり前と言わんばかり玉袋を舐め回しながらうっとりと見とれていた。



 机に広がる酒。一升瓶があり、缶ビールがあり、芋焼酎があり……アルコールという以外に統一性がまるでない。

(我が家のDNAはどうなってんだ……)

 一升瓶を傾けコップに日本酒を注ぐ祖父、芋焼酎をロックで煽る父、缶ビールでご機嫌な兄……赤ら顔の3人の肉親を前にして翔真は苦笑していた。
 今でこそ酒に呑まれることはないが、翔真は元々酒に強い方ではなかった。そんな自分と酒の好みが合わない3人を合わせた計4人が血液型まで同じとは……と、また苦笑が漏らす。

 男が酒宴を開いている横、ダイニングのテーブルでは女性人が少なくなった寿司をつついている。翔真の母親と祖母は彩月をいたく気に入り、その思いは表情の柔らかさにも表れている。
 これなら嫁いでも上手くやっていけそうだ、と彩月の表情も明るい。ただし「上手くやっていける」のは、和彦と家庭を築いていくことだけを指しているわけではない。

「彩月さん? 暑いの?」

 孫が曾孫がという話の腰を折り、翔真の母親が彩月の方へ身を乗り出した。汗ばんではいないのだが、前髪が数本額に張り付いている。

「少し……ああでも大丈夫ですよ」

 お気遣いなく、とでもいうように彩月は微笑する。ほぼ同時に、タイミングを見計らったように胎内の異物がうねりを大きくし、彼女の背筋はゾクゾクとざわめきたった。
 和彦の元へ嫁げば翔真の義姉になる。そうなれば正月やお盆などに会う機会ができ、彼の奴隷としての務めも「上手くやっていける」と考えていた。まさに今この瞬間のように翔真の奴隷として弄んでもらえると、心の底から幸福感が湧いていた。

「冷房を強めようか? 顔も赤いようだけど……」
「いえいえ、アルコールの臭いにやられちゃってるだけだと思うんで……」

 祖母の気遣いにもそう誤魔化す。まさか、昼間に与えられたバイブで翔真になぶられ続け発情状態だ、とは口が裂けても言えない。
 これは、婚約とその家族を前にして、婚約者の弟である主様と奴隷の秘密の遊戯なのだ。そのシチュエーションが刺激的であり、自分が翔真の所有物である実感は悦びとなっていた。
 和彦の買い物に付き合っている間は一定の強度で責め続けていただけ。その刺激に慣れてしまえば身体が昂った状態を維持するだけに留まっていた。それが夕食の席になると翔真の操作によって強弱変化が付くようになり、昂った身体は幾度となく甘い快感の小爆発を繰り返している。

「弱いの?」 
「はい、ぃぁっ……自分からはあまり呑まっ、ないんです……」

 椅子に掛けているため、バイブがググと奥まで入っている。子宮口を軽く押しつつ緩急を付けてウネウネと踊るバイブの快感が継続的に襲い掛かり、それが翔真から与えられている快感だという状況に脳髄が蕩け、腰を回したい衝動を必死に抑え込んでいた。

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