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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 268

「ああん……まだ濃ゆいぃぃ……」

 細い路地裏で初めて口にしたものと全く同じ濃厚さに明美は腰を捩らせる。
 それが寝起きの濃厚さと全く変わらないと感じる紗弥加も驚愕を通り越し崇め敬う心境に到達し、恭しい舌使いに表している。

「ああっ……んぅ、ぢゅるぢゅるっ、んふうっ……」

 肉幹にねっとりと舌を滑らせる中、代わる代わる咥え込み尿管を啜る。肉棒を口腔に納めソフトに頭を振る横顔は頬が凹んでいて、嫌悪の色など微塵もない。

「あ、んうう……私も……」

 余韻から覚めた杏奈も身を翻しフェラチオに従事した。
 下品な水音を聞かせながら翔真の腹の前で頭を揺らす杏奈の後ろ姿を見る由紀は、秘部から滴る白濁液に言葉を失う半面頬を赤くして目を離せないでいる。

「やん……減ってる気がしない……」

 その甘い声の感想は横から舌を差し出し肉袋を掬う明美のもの。
 その反対側には同じように玉を舐める紗弥加。
 陰嚢をこねるように舌を這わせる2人は時折顔も上下させ、肉柱の方にも舐めずり刺激を及ばせる。

「んぅん……はああっ……」

 髪を撫で梳かされ、紗弥加は鼠径部からキスを登らせていく。
 腰を抱き、胸板に手を添え、乳首に及ぶと湿った音をたてて吸い付く。
 そうして愛しげに愛撫しながらヒップを撫でられ、むしろ差し出すように腰をくねらせ甘えている。

「んぢゅる、翔真様ぁぁ……ちゅぷ、んぢゅぷっ、好きなだけ出してぇ……」

 2枚の舌がベッタリと張り付けられている屹立は臍まで反り返るに至り、紗弥加は顔を蕩かした。
 胸板を舐めずりながら視線を上へ向け直し、より色っぽく尻を振りたてる。

「やあん……あの子にもあげちゃうの……?」

 オーラル愛撫に没頭する3人より、抗えない快感に悶える1人を眺めている彼。
 食べ頃かどうか獰猛な目で見極めているような様子に紗弥加は甘くむずかる。

「翔真様を傷付けたのに。そんな必要なかったのに、浅はか故に。だってそうでしょう? ふっておいて今も好きだなんて意味が分からない」

 表情が蕩けたままなのは侍っているが故か、優越感か。
 いずれにしても紗弥加はねちこく愛撫を施しながら甘い声で厳しいことを口にする。
 背中を押してくれたはずの彼女がそんな権利などないというように訴え、見せ付けるように尽くすので、由紀は胸がねじ切れそうだった。

「今もきっとそう。私たちの気持ちを受け止めて応えてくれる翔真様にショックなんか受けちゃったりして、まるで横取りされたように思ってる。取り返そうなんて思ってない……所詮その程度の気持ち、ああっ」

 胎内に指が埋没し、紗弥加は快感に目尻を緩める。
 ソフトに胸板を撫で回しながら、そんな物欲しそうな顔で翔真を見上げる。

「そんな子に情けをあげようなんて翔真様は優しすぎます……翔真様の厚意を無下にし得るあの子なんかより、紗弥加のオマンコに恵んでください……」
「ずるいずるい……私の子宮だってまだ疼きまくってるんだから……」
「私もです……ああ、翔真様……杏奈の中に出してください……」

 秘部に白濁液の汚れを纏わせてなお、3人とも尻を揺らして媚びる。
 舌の動きを激しくさせ、懸命に獣欲を煽りたてている。

「それを決めるのは由紀だ」
「わ……たし……?」

 異なる刺激を受けた瞬間に爆発し得る一触即発の状態に至るまで快感が張り詰めている中、由紀の濡れた瞳は困惑に染まった。

「どう思っているかは知らないが、こいつらの気持ちも受け入れられないなら紗弥加の言う通り、その程度ってこと」

(その程度……)

 それを聞くたび頭が熱くなる。別れた後、今に至るまで彼のことを気にしていた気持ちを“その程度”と表現されることに対して、カッとなるような熱い衝動が沸く。
 言い寄ってくる男に、自分は慰められる資格などないと壁を作りり、まるで別れを切り出したことを罪のように思ってきたのに、“その程度”。
 そもそも別れたのは彼を思ってのことなのに、“その程度”。

「だがこいつらの気持ちも理解した上でぶつけてくるなら本物。昔のことなんてどうでもいい。今どうしたいか、それだけだ」

(今……)

 今、何故悲しいのか。
 今、何故怒りが沸いているのか。
 今、いや今まで、どうして彼のことを忘れなかったのか。

 忘れられなかったのか────

「好き……」

 抑えられない衝動。
 それを受け、ベッドの上の全員が注目する。

「好き……翔真が好きなの……私にも愛させてっ、私も愛してっ……お願い……お願いします……」
「どうやら本物だったらしいな」

 翔真の顔に安堵の色が広がる。
 紗弥加の顔に微笑みが広がる。
 明美も杏奈も、表情を柔らかくしている。

「あああ……翔真ぁぁ……」

 椅子の上。大股開きに固定された身体の前に迫る翔真。
 秘部を差し出したまま動けない由紀は救われたように微笑みをこぼす。

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