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官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 242

「ふわあああ……」

 重なった感動の声はもわもわと反響し、湯気の中に消えた。彼女たちの前にいる存在は消えずに姿を残している。

「あ、ああ、あの……みゆ、さん……ですよね?」
「はい」
「ふぁはあああ……」

 4人の美少女たちは憧れのモデルタレントを前にして目をキラキラさせている。

「あ……握手してくださいっ……」
「私も私もっ」

 少女たちは現実を噛み締め、美優のもとに群がった。湯舟が荒れる音を皮切りに浴室は急に騒がしくなった。

「うわああっ……お兄ちゃんにオマンコペロペロしてもらってたの、ホントにみゆさんだったんだぁ……」
「お兄ちゃんに夢中で全然気付きませんでした」

 興奮覚めやらない様子で言う少女たちに、ニコニコしていた美優は一瞬息を飲む。まだランドセルを背負っている年齢だというのに、もう翔真の女として無垢な肢体で嬌態を見せている事実を改めて思い知った。

「それで、お姉さんがマネージャーさんなんですよね?」

 4人の中の1人に訊かれ、彼女たちの可憐さに目を奪われていた麻里子はビクリと肩を竦めた。

「ええ、そう。御主人様から話は聞いてる?」
「はい。アイドルがなんとかって」
「そう、それ。簡単に言ったら、アイドルに向いてそうな娘を教えてって御主人様にお願いしたら、あなたたちを紹介してもらったんだけど……みんなはアイドルって興味ある?」
「ホ、ホントにアイドルになれるの!?」
「オーディション審査があるから確約はできないけど……」

 明言は避けるものの、外見だけで言えば十分通用すると麻里子は考えている。
 全裸の少女たちは見るからに純真無垢で、容貌も幼気。まさに偶像(アイドル)が現実世界に現れたよう。巷で人気のアイドルも、横に並べれば見劣りするだろうほど。なのに翔真が絡むと妖艶さを醸し出し、同性でさえ背徳的な興奮に呑まれるので、彼の愉悦も一際に違いない。

「オーディションだって!」
「本格的っ。なんか凄いねっ」

 芸能人への道に胸をときめかせる幼い美少女たち。けれど1人、美苗だけは乗り気ではなかった。

「あの……もしアイドルになれたら、忙しくなるんですよね?」
「そうね……プロダクションとしては売れてもらわないと困るし、音楽業界では有名な作詞家の方がプロデュースするアイドルプロジェクトみたいだから、反響も大きいだろうし……」
「じゃあ、お兄ちゃんにあまり会えなくなりますよね……」
「そうね……」

 それは事実で、実際麻里子と美優はまとまった休みがないと翔真に会うことができない。芸能人としては嬉しい悲鳴に違いないのだが、彼の女としては嘆かわしいことでしかなかった。

「だけど、御主人様もそれは承知の上であなたたちを紹介したんだと思うの。アイドルになって有名になったら、そのアイドルが自分のものだっていう優越感を持って今よりもお喜びになると思うのよ」
「そう、かな……」
「たぶん……美優の身体で遊ばれてた時オチンチンビクビクしっぱなしだったもの。上がったら訊いてみしょう?」
「うん……じゃあ背中流してあげるっ。私たちもう洗ってるから。ね?」
「うん。ささ、2人とも座って?」

 美優と麻里子は顔を見合わせ、表情を綻ばせる。

「じゃあお願いしようかな」

 2つあるシャワーの前に置かれている洗面イスにそれぞれ座る2人。
 シャワーの向かい側に1面ガラス張りになっており、夜に沈んだ森と海がその向こうに広がっている。4畳半の浴槽を備えた浴室の洗い場は、美優と麻里子の背後に4人の美少女たちが楽々と膝を付けるほど広い。

「うわあああ……肌綺きれぇ……」

 湯浴みした美優の背中に泡立ったスポンジを滑らせる怜奈が、テレビを通してでは見られない肌のきめ細かさに目を爛々とさせている。

「スベスベ……すごーい……エステとか行ってるんですか?」
「ううん。行く暇もないからね」
「すっごい人気ですもんね。テレビで見ない日はないってくらいだもん。お兄ちゃんが興奮するのも分かる……」
「え?」

 斜め後方にいる奈保は背中に広がった泡を取り、脇腹に広げていく。くびれた腰を登る小さな手は肋骨をなぞるように前に回り、胸の大きな膨らみを掬い上げた。

「ひゃんっ……」
「大きい……みゆさんのパイズリはやっぱり違うのかな……」
「ちょ、ちょっとまっ……んあっ……」

 奈保は前に回り込み、パンッと突き出した乳房をグリングリンと回した。泡を塗り広げているその手つきは優しく、淫靡で、愛撫のよう。

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