神アプリ 238
「あ、あのね……その……実は、っあぁぁ……別れて欲しいの……」
翔真は空いたワイングラスを取り、後ろから頭を包んでいる胸をペチペチと叩いた。
知代は豊乳を搾り、母乳をグラスに注いでいく。
「ホンキ……んっ……私ね、御主人様の性奴隷にしてもらったから……ああっ、あなたはもう要らない……御主人様? 目の前にいるよ……私の中にも──」
「中?」
翔真が目付きを鋭くさせると、美樹は背筋をゾクゾクさせて堪えていた吐息を吐き出した。
「はあああっ……オマンコっ、オマンコにっ……御主人様のオチンチンを入れさせてもらってるのっ……す、凄いんだよ……子宮が歪んでるのが分かるし、オマンコも裂けちゃいそうだし、持久力もあって……あなたのとは比べ物にならない……春から、週に1回だけだったけど、1時間もお口の使い方を教えてもらって……もう、ダメなの……御主人様以外のオチンチンには触れたくもない……全然気持ちよくないんだもん……」
翔真はほくそ笑みながら、並々注がれた知代の母乳を口に運ぶ。甘ったるいミルクを半分ほど飲んで、グラスをテーブルに戻した。
「お、送ったけど……あなたとエッチしても御主人様のことばっかり浮かんでくるし……んっ……御主人様の奴隷にしてもらえてっ、ああ、私の身体は御主人様の性処理専用にしてもらえるんだって……思ってっ……だから……ああん!」
翔真は不意に下から突き上げ、身を仰け反らせる美樹を満足げに眺めた。別れを突き付けられた男に、この女は俺のものだと知らしめるようにして、奪う瞬間に愉悦を抱いた。
「やあっ、ああっ! 御主人様っ、しゃっ、喋れないっ、ひいいっ! そっ、そんなっ、にっ、ズンズンされっ、たらっ、あああっ! イッちゃいますうううううッ!」
美樹はスマホを耳にあてたまま宙を振り仰いだ。豪奢に巻かれた金色の髪を振り上げて、全身を走る快感に目元を緩めている。
「奥っ、奥っ、おくっ、強いのっ、好きいいいっ、御主人様のオチンチンっ、気持ちいいっ、のっ、はううッ! イクイクっ、イクうううううッ!」
肌の打ち合う音に水気が加わり、大きく響いていた。恵理が舐めている肉袋も瞬く間に愛液まみれになり、彼女がうっとりと見とれている肉柱には白い粘液が絡み付いている。
陰茎に無数のミミズに這いずり回られていた翔真もエラで可愛がってやると堪らなくなる。それに我慢する必要もないので、突き上げる間欠を縮めていく。
「ほら、どこに欲しい?」
「中っ! 中っ! 美樹の子宮にください! パンパンになるまで熱いの注いでっ────へえええええッ! うううッ! あッ! ああッ! んッ──……」
胎内で獣欲が爆ぜ、美樹は全身を痙攣させた。中に迸る灼熱に脳を白く灼き、底の見えない法悦に溺れた。
やがて脈動が鎮まるとともに脱力し、腕をダラリと垂れる。翔真が目配せすると、千夏が何やら喚き声が聞こえるスマホの終話ボタンを無情に押した。
美樹は床の上に引きずり込まれ、沙織が秘部にむしゃぶり付く。足を舐めていた数人の中から景子と綾子が股座に集まり、恵理と一緒にお掃除フェラに勤しむ。
翔真はビジネス用のスマホを取り、千夏の髪を撫でていた左手に持ち替えて、右手に煙草を取った。
『スレイブ・メイキング』のスレイブ帳≠ノ相川蒼志を登録し、設定に入っていく。火を差し出した知代は背後に戻り、仕事に取り掛かる翔真の頭を柔らかな豊乳で挟み込んだ。
(不能でいいだろ)
全てをON≠ノした。陰萎≠ヘ発情≠ニ違い、マスターとの距離に関係なく適応されると、初めて陰萎≠ON≠ノしたときに補足が表示されたので、翔真はそのことを知っている。
(おっ)
スレイブ帳に戻ると、久々にバージョンアップ≠ェ押せる状態になっていた。
(今度はなんだ?)
バージョンアップ≠ナ損な機能が付いたことがないので、翔真は早速タップする。
バージョンアップが完了しました
(相変わらず仕事が早いねぇ)
などと感心しながら、先のメッセージを表示させるため画面をタッチする。
削除機能が追加されました。スレイブ帳のスレイブの名前を長押しすることで、スレイブを削除することができます
(やっぱり上限があるのか……え?)
削除機能を使用する際は熟考することをオススメします
(どういうことだ?)
その答えは得られず、画面はスレイブ帳の男性ページ一覧に戻った。
(熟考……よく考えろってことだよな……)
しかし興味は湧く。新しい機能を早速試したいということもあり、スレイブ帳に登録できる人数に上限があるのなら不要なものは削除しておいた方がいいという思いもある。
煙草のフィルターギリギリまで灰にした結果、取り敢えずスレイブ帳の一番上に表示されている相川蒼志≠ニいう名前をロングタップしてみる。
相川蒼志を削除しますか?
はい いいえ
※スレイブ帳には70億人まで登録が可能です。また、死亡者は1週間後自動的に削除されます
(な、70億!? 地球の総人口って何人だったっけ? それ以前に……じゃあ、削除機能ってなんなんだ……)