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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 220

「やあん……あれだけしてたのにまだバキバキぃ……」

 黒髪のギャルは付け爪が煩い細い指で根元の方をやわやわとさすりながら、金髪のギャルは主様である翔真の趣味に矯正した爪が可愛らしい小さな手で肉袋をむにむにと揉み回しながら、茎胴の半分ほどに舌を張り付けている。青筋ののたくる肉柱を堪らないと言わんばかりに舐め、陶然としている。

「あんたの友だちでマジでよかったぁ……友だちじゃなかったら翔真様のセックス奴隷になれかったしぃ、こんなスゴいチンポもハメてもらえなかったしぃ……」

 黒髪のギャルが、自分を犯した男のモノへ愛しそうに頬擦りする。まるで甘えるようなその行動から、彼を憎む気持ちはこれっぽっちも窺えない。

「でしょう? だけど私だってあの日犯してもらえなかったら、今もあんなつまらない奴の彼女だったかもしれないし……ああ、翔真様ぁぁ……ありがとうございます……」

 金髪のギャルも彼の肉奴隷である今を思い、友人が頬擦りするソレに頬を寄せた。心から幸せに思う気持ちが蕩けた瞳に表れている。

 それから2人は顔を向かい合わせ、間に聳える剛直をねろねろと舐めずる。開いた傘に舌を絡め、縫い目をなぞり、尿孔に吸い付き、脳髄をドロドロに蕩かしていく。

「あああ……ヤバい……んちゅ……」

 何かと「ヤバい」という2人、その意味を解釈する方も大変だ。取り憑かれたように舐め回しているので「美味しい」という意味なのか、はたまた内腿に新たなラブジュースを垂らしているので「気持ちいい」という意味なのか。
 けれど、どうせ発情≠オている限りはずっとそうしていたくなる行為なのだから悪い意味ではないはず、と翔真は大して深く考えていない。フェラチオをしている2人の舌の動きはおろか、頭から足の爪先まで感じる舌の感触が、とても嬉しそうなものに変わりはないのだから。

「ああん……もう我慢できない……」

 と逸物を咥えていく黒髪のギャルが、狡い狡いとむずかるように腰をくねらせている金髪のギャルに捧げさせた最後の恋人持ち。コンビニで犯した彼女から数珠を繋いだ寝とりゴッコもここまでで、次の暇潰しを探さなければならない。

 暇潰しと表現するが、他の男からすれば夢のような状態に違いはなかった。スレイブを介して見ず知らずのものを次々にスレイブにし、性欲処理用・資金源用・環境改善用と割り振るだけで、働かずにハーレムセックス三昧の生活が維持できるのだから。

 翔真も刺激がないわけではなかった。302号室に通っているものたちをはじめとしたハーレムで現実離れした快楽を貪っている。独身・恋人持ち・既婚者も、それぞれの職業も、年齢も関係なく、無限大の組み合わせでハーレムプレイを楽しむことができるのだから飽きるわけがない。

 しかし今のところ、彼が楽しみにしているメインイベントが8月にある。だからそれへ向かう毎日は作業的なものとしか思えなかった。新たなスレイブを増やし、1日に1人は必ず新しい牝奴隷を手に入れ、股を開かせる……そんな作業。

「そうだなあ……明後日あたりに、お前らとお友だちを含めた6人をハメ比べるか」
「あん……でもマユコは彼氏いませんよ?」

 金髪のギャルは陰嚢から口を離し、上目遣いに見上げる。

「何も問題ないさ。トチ狂って変な男に走る前に俺の女にしてやるんだから。お前たちも1人だけハブるのは気が引けるだろう?」
「はい……あああ……翔真様、超優しい……」

 2人は揃って腰をくねらせ、トロ目で翔真の目を見つめる。

「だろ? じゃあその前に、先にお前らだけをハメ比べとくか。ほら、エロく強請った方から入れてやるぞ?」
「ああんっ……」

 金髪のギャルは翔真が適当に顎で差した辺りで仰向けになり、黒髪のギャルはその上に重なり、パックリと開いた肉貝を重ねて差し出す。

「翔真様ぁぁっ……私のぐちょ濡れマンコから極太チンポで突き上げてください……」
「やあんやあん……私のドスケベマンコからヤバデカチンコでメチャクチャにしてぇぇ……」
「さあて、どっちにしようかな」

 翔真は2人の秘部の隙間に肉棒を差し込み、軽く腰を揺らしてヌチャヌチャとラブジュースを絡め嬲りながら、競って肉交を強請る2人の甘く卑猥な囀ずりを鑑賞した。

 * * *

 平日の午後6時、帰宅ラッシュ時の電車の中は相当に混雑していた。7月下旬の超満員状態は蒸し風呂状態で、弱冷房がかかっているといえどもじっとしている額に汗が滲む。おまけに超満員状態で、不快指数も相当のもの。

 けれどそれ以上に、ドア際に立っているその女性は骨の髄まで熱くなり、蕩けそうになっている。自然な色の紅を引いた瑞々しい唇は微かに震えていて、呼気は桃色に染まっている。

(はああっ……)

 その臀部には卑劣な手。背後にピタリと密着している青年が、掌を舐めるように這わせている。

 彼女は半袖のカッターシャツは水色で、濃紺のタイトスカートを合わせている。一見するとオフィスレディのよう。ベージュのストッキングに黒いハイヒールを履いている。
 しかしその正体は鉄道警察。いや、“元”鉄道警察。今自分の身に起こっているような、女を狙った卑劣な犯罪を取り締まる女性の味方だった彼女は、五十嵐翔真に弄ばれることを目的とした係に配属されている。

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