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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 200

「あああああッ!」

 そして蓄積の限界を越えると、一気に爆発して意識を吹き飛ばし、あの悦楽を味わわせる。その絶頂の心地好さと、それを感じられる幸せを、少女の身体に教え込ませていく。

 青年は余裕綽々の様子で腰を打ち付けていた。肌が肌を叩く乾いた音のリズムがそれを裏付けている。けれども青年の前に這い蹲っている少女は何度も頭を振り上げて、その都度全身を痙攣させる。その様子を真ん前で見せられている少年はあまりに淫猥な少女の乱れ方に頭が付いていけず、変わりに腰を熱くさせている。

「やあんっ、やあんっ、壊れるっ、もう、壊れちゃううう! んはあああああっ!」

 髪を振り上げた彼女は、下唇を舌で隠していた。半開きの目は虚空を差している。全身の痙攣が落ち着くと目尻が垂れ、頬が緩み、口角が少し上がる。漫画で見るほど仰々しくはないが、それでも快楽に塗れたその表情に、少年は痛いほど陰茎を腫れ上がらせている。

「さあ、お前の番だ」

 青年は少女の腰を押さえ付け、床に尻を付く。そうやって少女を上にさせると後ろの美女に背中を預け、後ろから顔を寄せる彼女と唇を合わせた。

「やっ……ううう……はあっ……あん、あんっ……ああんっ……」

 少女は一瞬真正面を目に映した。けれどその視線を斜め下に流して、上気した頬に赤みを加えた。そして腰を前後に踊らせて、肉交に没頭するように、目の前を否定するように、目蓋を下ろした。

 少年は、一瞬目が合ったにもかかわらず、少女がそうして他の男との性行を続けていることに打ちのめされている。手足が自由でやめようと思えばやめられるはずなのに、少女は自分で腰を振ることを選んで他の男の肉棒でよがっているのだから。

「イクっ、あっ、あああっ! んっ、んっ、あああ……すごいぃ……んああっ、はああっ……」

 あの赤黒い肉柱を根元までズッポリと埋没させ、自分で腰を揺らして摩擦させて恍惚を浮かべている。先ほどと違って、アクメを迎えると多幸感に表情を綻ばせる。茎胴の根元には白い粘液がへばり付き、陰嚢は愛液にまみれ、腰の揺れに合わせてグジュリグジュリと淫靡な水音が広がっていた。

「やあん、見てぇ……いやらしい……」

 促されなくても、少女の蠱惑的な腰付きからは目を離せない。なりふり構わない荒々しいものではなく、ねちこくじっくりと腰を揺らしているからこそ、その動きは妖艶でエロティックだった。

「もうあのお方のオチンチンに夢中になってる……」

 温いアクメを繰り返しビクビクと身体を戦慄かせても、腰は前後に揺れ続けている。

「ふふ、もう限界なんじゃないの?」

 堪忍袋の緒が切れたという意味ではなく、性欲を抑えきれないという意味。誰も何もしていないのに皮が剥けきって、腫れ上がった陰茎は苦しそうに我慢汁をダラダラと垂らしている。それを思いきり扱くことさえできない少年は、本能に言われるがまま腰を蠢かしている。

「彼女が犯されてるところ、そんなに興奮する? ああ……ごめんなさい。犯されてるっていうか、もう犯してもらってるって感じよね。あんなに気持ちよさそうに自分で腰を振ってるんだもん……」

 少女の顔は快楽に蕩けきっていて、腰を止める気配もない。手を後ろへ引かれていくと恥ずかしそうに頬を赤らめるが、腰は働かせ続けている。

「あああ……私にもぉぉ……」

 少年を詰っている2人は、これからのことを思うとついにうっとりと溜め息を吐いた。少年の肉棒はフリーなのに触れないどころか見向きもせず、少女の胎内に埋没して根元の方しか見えない怒張にばかり熱視線を浴びせている。

「んひゃあああああ!」

 少女の身体が跳ね上がった。ねちねちと甘えるように踊っていた腰が下から突き上げられ、ピッチリと張り付いた膣口にズプズプと肉茎が出し入れされている。

「あああぁぁああぁぁぁッ!」

 後ろに手を引かれ、無理矢理胸を張られて、ブルンブルンと乳房が躍動しているところを見せびらかされている。間欠の狭い突き上げに、少女はまるで玩具のように為されるがまま身体を揺らされて、ただただ嬌声を聞かせている。

「んひいいいいい!」

 結合しているところから飛沫が上がる。青年は相変わらず後ろの美女とねちっこいキスを交わして少女を陰茎を擦る道具のように扱っているのに、彼女は快楽ばかりを味わっていて身体中を痙攣させている。

 選ばれたものだけが得られる愉悦の片鱗を垣間見た少年は、否が応でもそれを想像してしてしまっていた。しかも彼女がその内へ囚われて嬉しそうに喘ぎ狂っていることに感情が機能しないほどのショックを受け、その隙に性欲が勢力を強めていく。

「うふふ、あららぁ……彼女が犯されてるっていうのに……」

 少年の陰茎が白濁液をばら撒いて、そばにいる2人は呆れたように呟いた。行き場のない精液を威勢よく吐き出して虚しく宙に弧を描く様を、情けないと言わんばかりに嘲笑していた。

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