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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 197

「そんなことより、今日は誰が便器やりたい?」
「私っ、私やりたいですっ」
「待って待って……私がやるう……」
「私なんてまだ1回しかやったことなんだから……ねえん、私にさせてぇ……?」

 要領を得ない顔をしていた3人の女子大生は、揃って頬を緩めた。腰をクナクナとくねらせながら上目遣いに色目を向けて、その役割をしたがっている。
 翔真は3人とも選ぶということはしない。その役割を担うと腰から下にしか口を触れさせないように言ってあるので、3人とも選ぶと腰から上を湿らせるものがいなくなってしまう。そしてそういう理由から、1度その役割をあてがうと、その日はその人物だけをそれとして使うようにしている。

「迷うなあ……」

 男を集める容姿の3人が1人の青年の便器になりたいとせがみ、艶かしく腰を振っている。彼女たち一目みるためにやって来て金を落としていく男たちが見たら地団駄を踏んで悔しがるに違いない。

「うーん、じゃあ……チンチン」

 その号令に3人は顔を赤くしながら反応した。跪いた状態から股を開いてしゃがみ込み、ピン、背筋を伸ばして、胸に乗せるように丸めた手を持っていく。そのとても慣れた動きは、犬で例えればとてもよく躾けられていると言えるほどのもの。

「待て」

 そう言うと、翔真は紫煙を燻らせ始めた。

 彼女たちは、私服の上からユニフォームを着ているが、下はショーツとソックスと靴だけ。その姿で股をパックリと開いている。垂らしている舌は乾くどころか、長大な陰茎を前にして甘い唾液をジワッと滲ませている。
 踵を浮かせているのでただでさえプルプルと震えているのに、犬芸をしているその姿を視姦されると甘美な電流に襲われ、ゾクゾクと背筋が戦慄く。その快感に息は乱れ、荒くなり、息遣いまで「ヘェ、ヘェ……」と犬のそれに近付いていく。

「誰にしようかな……」
「くうううんっ、クゥン、クゥンっ……」

 彼の正面にいる女の子は、靴の先で足の付け根をグリグリと嬲られ、悩ましげに眉を歪める。喉を絞って犬が甘える声を真似ているのは、今までに彼にこうして弄ばれてきた身体がそう覚えているから。

 翔真は煙草を揉み消すと椅子から腰を上げ、向かって右側にいる女の子の頭の後ろへ片手を回した。それから頬に陰茎の裏側を擦り付けると、女の子はうっとりと目を閉じて自分からも頬擦りする。
 左側の女の子には肉棒の往復ビンタを軽く浴びせてから、亀頭の裏側で舌をペチペチと叩く。それに対してその女の子は嬉しそうに目を細めながらビクビクと腰を震わせる。
 彼女たちはそうした仕打ちに快感を覚える半面、チンチンという恥ずかしいポーズを続けている。彼の便器になるために、だ。メールアドレスを渡した男たちはおろか、彼女たちの恋人すらこんなことに感じながら必死に耐えているということを知らない。仮に自分の意中の人が翔真の玩具にされて悦んでいると知ったとして、いったいどんな顔をするのだろう。

「今日はお前にしよう」

 翔真は正面の女の子に肉槍の矛先を向けた。その女の子は頬を赤らめて先端を口に含み、股を広げたまま膝を付いて、顎の下に手でお碗を作った。

「いいなあ……」

 選ばれなかった2人は手足を付くと、ゴクゴクと喉を鳴らしている女の子に顔を寄せた。目も口を半開きにして、まるでおこぼれを狙ったいるよう。
 強烈なアンモニア臭を漂わせる小水を直接口に放たれているというのに、便器を勤める女の子は美味しいものを飲んでいるかのように柔らかく目を閉じていた。喉の動きも軽快で、顎の下の両手のお碗の必要性が感じられないほど。

「んふっ……んぅぅ……んっ……」

 しばらくすると、便器の女の子が深いストロークでゆっくりと頭を揺らし始めた。すると羨ましそうにしていた2人は茎胴に唇を押し付け、裏側に舌を添わせ、首を横に動かす。
 そうして残尿を搾り上げる行為が自然にフェラチオへ変わっていく。ハーモニカを吹くように肉茎を責める2人と先端付近を口内粘膜で擦り上げる1人は、熱を込めて翔真の快感を作り出していく。

「しっかし暇すぎるだろ……お、やっと客か?」

 翔真が防犯カメラの映像に目を遣ると、若者が入り口に至ったところがちょうど目に入った。案の定、若者は自動ドアくぐって店内に足を踏み入れた。
 来店したのは男と女の2人組で、どちらも髪がまっ金金。男の方は短髪をツンツンに立てていて、女の方はセミロングのストレート。部屋着ではないようなので、何処かからの帰りと思われる。

 別のカメラに映っている深夜バイトが顔を上げた。「いらっしゃいませー」とでも言っているのだろう。
 彼の方を一瞥もしない2人連れは、雑誌コーナーに面した通路を真っ直ぐ進んでいく。

「ちっ」

 女の方がその通路の突き当たりにあるトイレに入って行くのを見て翔真は舌打ちしていた。苛立ちの理由は、店員に一声掛けなかったということ。
 そもそも彼は非常識な人間が殊更に嫌いだった。煙草の番号や銘柄の後ろに「ください」を付けない客、買っていもいないくせに当たり前のように立ち読みする客、店内で騒ぐ客、通路に座る客、トイレや立ち読みだけして帰る客、煙草のポイ捨てなど同じ喫煙者なだけに苛立ち具合も半端ない。

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