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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 195

「やあん……またあ?」

 バイブレーションを聞いて千夏が腰を上げた。

「この人は?」
「それはコンビニの客。あ、元客」
「またお客さん? これで何人目だったかな……」

 などとこぼしながら、女子大生風の女性が全裸でM字開脚している写メを彼女の名前のところに登録する作業に移る。オーソドックスなポーズなので誘い媚びる方法を人並み程度にしか知らない、あまり構ってもらえていない人なのだろうと推測していると、もう1つのスマートフォンが鳴った。

「あ、古い方に着信……どうします?」
「名前はなんて出てる?」
「しげやん、て出ますけど……」
「はあ〜懐かしいなあ……とって」

 そう言われると千夏は通話ボタンを押して、翔真の耳にあてがった。

「もしもし? 久し振りだね」

 翔真は電話の向こうに明るく言いながら、胸板に舌を這わせる千夏の髪を撫でた。もう一方の手では麻友の乳房掬うようにして揉み解し、喘ぎ声を堪えて胸板を舐める姿を愉しんでいる。

「おお、元気元気。それで、どうしたんだよ? 声が聞きたくなった、とかじゃないんだろう?」

 千夏に変わってスマホを押さえている綾子は、空いている耳の方重点的に乳房を触れさせている。由香里は変わらず肉幹をすっぽり包む豊満な胸をタプタプと揺らし、先端に舌を絡めているが、漏れ出る吐息を押さえようと努めている。

「え? 就活で忙しいだろうに? うん……うん……はは、確かにお盆の時期に面接とか説明会とかするところはブラックっぽいな」

 ムギュッ、と乳房を握り潰され、麻友は眉根を寄せて背筋を波打たせた。生暖かいミルクがビュルルと飛沫を上げていた。
 髪を撫でられているだけの千夏も腰をビクビクと跳ね上げている。甘い電流に襲われて恍惚としながら、胸板にある性感帯に舌腹を擦り付けている。

「それで何人くらい……そんなに? ほぼ全員じゃないか。こりゃ、参加しないわけにはいかないな。え? 就職なんて決まったようなもんだよ。うん、内定もらったような感じ」

 もう1つのスマホが鳴っている。けれど翔真は放っておけとでも言うように千夏の髪を撫で続けている。奉仕させながらの通話は愉悦を湧かせるのだろう。

「うん、その同窓会には参加させてもらうよ。詳細が決まったらまた連絡して。幹事お疲れ様です」

 翔真が電話から耳を離すように首を傾ける。すると綾子は終話ボタンを押して、パソコンデスクの上に戻す。

「2人とも、胸を寄越せ」
「ああん……」

 綾子が頭の後ろから巨乳を寄せ、斜め前から麻友のFカップと千夏のDカップが迫り、彼の頭部を甘美な感触で完全包囲する。

(同窓会、か……)

 身を捩って胸を擦り付けられる中で、翔真はその感触を堪能しながらふ、と思った。
 彼の足の間では由香里が身体と頭を揺らし、豊満な胸と口内粘膜を擦り付けて搾精行為に勤しんでいる。

 * * *

 0時を跨ぎ、日付が変わる。忘れていたように降っている6月の雨は7月に変わったその時もまだ雨足が強かった。

「あっ、あっ、んううっ……ああっ……」

 重い雲の下に広がる街は雨のベールに包まれ、街灯の光の中に浮かび上がっている。夜の静けさを乱暴な雨音が乱している住宅街、その中にある一軒家には女性の啜り泣くような声も入り交じっている。

「んうっ、んっ、はあんっ……」

 長い脚を開いている彼女に細い男が覆い被さり、頻りに腰を動かしている。その男を抱き締めている彼女は、ソプラノの声を湿らせている。

「くっ……イクぞっ、美咲っ……」

 ヌルヌルの粘膜に覆われた柔肉がギリギリと締め上げている中で抽送している肉棒に、グッと血流が流れ込む。茎胴が膨張し、先端へせり上がっていく。

「んあああっ! んっ! はああっ……っああぁぁぁ……」

 男の腰が止まり、痙攣し、美咲の胎内で灼熱を注ぐ。それは子宮にジワジワと迫り、中へ流れ込んでいく。

「ん……ああ……どうしたの? 昨日したのに、珍しい……」

 ここ数年は月に2回ほどしか夫婦の営みを行わなかった。元々夫の方が奈保を授かったことに満足してしまい、2人目をもうけることにあまり意欲を持っていなかった。それなのに今夜は、今週で3回目。それは雨にも降られるだろうというほど珍しい。

「自分でもよく分からないけど、ここ最近妙に、その……な」
「ふふ、今までサボっていた分が急に湧いて来たのね、きっと」
「かな。ここ最近、美咲が綺麗に見える」
「見ーえーるー?」
「あ、いや、その……綺麗だよ」
「うふふ、ありがと。だけど、お小遣いは増えないからね」
「分かってるよ。そんなんで言ったんじゃない」

 彼は美咲の少し上気している頬に手を添えた。その肌のきめ細かな肌触りが指先に感じられた。

「2人目、作ろうか……」

 彼は美咲を抱き止めて、頭の横に顔を埋めるようにして言う。だから、

「え!? あ、あなたが……そう言うなら……」

 美咲の目が泳いだことに気付けなかった。



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