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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 185

 あと2、3歩も進めば距離がなくなるというところに彼が至ると、燃え上がった恋情に熱くなった身体が蕩けていた。白くなった炭のように、身体の芯の高温が手足の先まで波及しているよう。胸の脈に呼応して腰の奥もジンジンと疼き、クラクラしすぎた頭はショートしてボーとしている。

「ああ……はあ、あああ……」

 距離が詰められ、視線がやや上に向かっていた。目には彼の顔しか映っておらず、それ以外は拾うことが難しいくらいにまで近いところにいる。張り裂けそうな胸と、内側に熱を孕む腰と、そして火照りきった身体とで、呼吸さえもままならない。見つめているだけなのに次から次から溢れてくる多幸感と飢餓感が交錯し、未知の感覚に囚われている。

「ひんっ……」

 後ろから肩を抱かれ、突然のことに小さな悲鳴が上がった。衣服と肩の肌が擦れたところが必要以上にゾワゾワとして心地よく、そのせいか、出てしまった声は変に艶がある。

「さあ、跪きなさい……」

 彼が顎をしゃくると肩を抱いている朝子が耳元で囁き、その生温い吐息に耳を撫でられ背筋がゾクゾクと粟立った。そうした中で彼が顎で言わんとしていることを理解できると、脚から力が抜け、膝を付いていた。

(やあああ……)

 下がった視線のその先に、晒け出された陰茎があった。鋭く斜め上を差す長大な茎胴は静脈をのたくらせ、先端から睾丸までヌトヌトに濡れている。根元の方には白いものがぐるりとこびり付き、シャフトにも白濁色の粘液が纏わり付いていて、何も付けずに美女の中で果てたことを如実に物語っている。
 それを目前にしてから、子宮が指示を飛ばすように疼きを増している。貫かれていた美女への羨望、止めどない恋情、逞しい彼の姿に魅入った牝の本能……ありとあらゆる感情が集約し、愛欲となって燃え上がっている。肉交を終えたばかりなのに、今までに見たことのある誰の勃起よりも大きな状態でいるそれを前にして、口からはジュワリと唾液が、下からはジクジクと愛液が、次々と滲み出てくる。

「あなたのお口で綺麗にするのよ……水瀬先生のいやらしいお汁にまみれた、おこぼれのご馳走付きの翔真様のオチンポに、一色先生が舌をペロペロ働かせて、残さず舐めとるの……」
「舐めとる……しょうまさま、の……オチンポ……私が……ペロペロ……」

 性行を経た男女が吐き出した体液にまみれているままでは仕舞うこともできないだろう。跪くと目の前には汚れた陰茎があるのだから、それをどうにか綺麗にしろということまでが、彼が顎で下した命令に違いない。そう思うと朝子の言葉に深く納得でき、舌を差し出すことに躊躇うこともなくなる。

「ふはあああっ……」

 裏側をベロリと舐め上げると、舌と肉棒との摩擦で全身にゾワゾワと甘美な震えが広がり、ほっぺが落ちそうなほど頬の筋肉が弛緩した。舌に絡み付いた白濁液は口の中で強烈な青臭さを発し、クセになりそうなほど心地よく頭をクラクラさせる。飲み込んでも喉に引っ掛かるような濃厚な粘度で、濃ゆい苦味は味蕾にへばり付いてその味をこれでもかというほど身体に教え込ませる。

(あああ……こんなの、初めて……)

 自分から抜かれたばかりの陰茎さえ舐めたことがないのに、他の女から抜かれたばかりのそれを舐めたことなどあるわけがない。そもそも避妊をせずに受け入れたことなどないというのに、他の女から抜かれた彼のそれは他の女の恥液と自らが吐いた牡液にまみれている。しかもそれが、初めて見た彼の逸物の姿。
 けれども亜理沙は会って間もない、いや、ほぼ初見とも言える青年の前に跪いて、他の女の中で果てた男性器を舌で拭っている。ベロリベロリと舌腹を擦り付け、その都度全身で悦ぶように甘い震えに襲われている。一瞬で爆ぜた恋情と舌の摩擦がもたらす快感、そして口内から全身を侵してくる強固な牡の風味に、表情を陶然とさせている。

(いやあん……垂れてくる……)

 陰茎が小さく跳ねると尿孔から白濁液が滲み出し、ダラダラと竿を伝う。その新鮮な雫をネットリと舐め上げても、またピクッ、と跳ねればジワッ、と溢れてくる。

「やあん……キリがない……」

 亜理沙は妙案を思い付いたように目を細め、ペラリと上唇を舐めずった。薄桃色の唇が濡れ、瑞々しい艶を際立たせる。そしてその隙間を大きく開き、真っ直ぐ亀頭ににじり寄っていく。

「はんぅぅぅ……」

 亀頭を口腔に受け入れて顔を埋めていくと、半分も飲み込めないうちに咽喉が圧迫され、意識が遠退きそうになった。その頭が白く濁る感覚は、快感と呼べるほど心地いいもの。

(ああん……堪らない……)

 頭をゆらゆら揺らしてその感覚をじっくり堪能していると、肉と口内粘膜が摩擦する刺激さえも気持ちよくなってくる。逸物が余力を振り絞って残液を吐き出すと脳髄が痺れ、全身の細胞が歓喜するかのように軽い痙攣が起こった。

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