神アプリ 174
「こんなに人がいるところで? 恥ずかしくないの?」
翔真も耳元で返してやると、彼女は瞳をうるうるさせて見上げることしかできなくなる。その被虐心を剥き出しにした美少女の顔は彼の大好物だった。
「あうっ! んーーーーッ……」
彼女は唐突に身体を息ませ、脚をプルプルと震わせた。キュウッ、と眉根を寄せて何かに耐えるような表情を見せた後は、その眉間から力が抜け、どこか惚けた表情に変化していった。
「はああっ、ぁぁっ、ぅぅ……ごめんなさい……早苗、イッちゃいましたぁぁ……」
「また大勢の中でイッたんだね。恥ずかしい子だ」
「いやぁぁぁ……」
早苗は赤面し、フルフルと首を振る。いつの間にか胎内の異物は沈黙しているが、翔真の意地悪な言葉にまた背筋をゾクゾクとざわつかせていた。
「あああ……赦してください……」
「嫌なの?」
「……嫌じゃないし、こんなに恥ずかしいのにすっごく興奮して、気持ちよくて……これじゃ、勝手に5回なんて……すぐ……んっ! はああっ……」
肉の隙間に埋もれた玩具が息を吹き返し、早苗は腰を引いていた。この不意の再開、予期せぬ強弱変化、街中で翔真から卑猥な責めを受けているというスリルが、早苗には堪らなかった。
「行くぞ」
「…………はい」
2人の姿が、何も知らない雑踏の中へ消えていく。
反り返った肉の棍棒に、2人の濡れそぼった陰唇が密着している。脚を交差させてしっかりと挟み込んでおり、そのまま息を合わせて腰を蠢かしてズリズリと肉幹をさするらしい。ヌヂュッヌヂュッ、という擬音語が用いられているが、果たして本当にそんな音がするのかは分からない。
「マンズリだって。こんなの本当にできるの?」
「くっ! 双子のマンズリたまらん!」と朝勃ちをSっ気のある双子の妹に責められる兄から吹き出されている台詞に、奈保が首を傾げる。
「それ以前に気持ちいいのかな?」
「さあ……できないと試せないし、感想も聞けないよ」
「じゃあ練習する?」
優子は早速机の最下段の引き出しを開け、中に手を突っ込んだ。床に手足を付いているものだから、ピンクのミニスカートの裾から黒いショーツがチラチラと見えていた。
「……ねえ、優子も何も言われかったの?」
「何が?」
「紐パンだよ。お兄ちゃんにもらったって言ったらさ、お母さんがニコニコして『あら、よかったわねえ』って、それだけ」
「うちもそんな感じだったよ?」
優子は玲奈に返しながら振り返った。お目当てのディルドーをしっかり手に持っている。
「うちも。やっぱりお兄ちゃんって凄いよね。あの宿題を済ませたら、遅くまで一緒にいられるようにちゃんと親を説得してくれたし、その日からお父さんもお母さんも好印象持ってるし。紐パンをプレゼントする人なんて、普通は近付くなとか言うじゃない? だけどそんなこと一言も言わないもん」
「お兄ちゃんのこと信用しきってるみたいだもん。ああいう方と結婚しなさいって口癖のように言ってるし、お兄ちゃんの女になっちゃってること知られても喜ばれるんじゃないかな」
奈保と美苗ももっともらしく続く。その最中、優子は円卓を折り畳み、片付け、練習の準備を整えた。
「だからお兄ちゃんの女として、もっともっとテクを身に付けないとね」
優子はディルドーに頬擦りしながら妖しく微笑した。その張り型は底面に吸盤が付いている代物で、腰を振る練習に使用するようにと翔真から与えられたもの。色は肌色で初々しく、長さも太さも翔真のものに比べれば控え目なのだが、翔真から与えられたものというだけでとても愛しそうに頬をすり寄せている。
「漫画みたいにナメナメからする?」
「あん、そうだね……」
優子がディルドーを顔の前に持ってくると、向かい合わせに玲奈が顔を寄せた。2人の唇はほぼ同時にシリコンの肌にキスを捧げると、たっぷりと唾液に濡れた舌を張り付けてじっくりと先端へ登っていく。
「はふっ……んふ、ふはぁっ……ねえ玲奈、オマンコも……」
「んへぇ、んぢゅっ、マン汁ローションでヌルヌルにしとかないとね……」
黒いチェックの赤いミニスカート、玲奈が穿いているそのゴスロリチックなスカートの中へ優子の右手が消えていく。
「っはあう……んふぅぅ、ふはあああ……」
玲奈の眉が悩ましげに歪む。けれど乱れた吐息を漏らしながら舌を蠢かし、ディルドーを湿らせ続けている。その下では玲奈の右手がピンクのミニスカートに入り込んで行った。
「あああっ……んふ、んふ……んはああっ、ふへぇぇ……」
優子も切なげ目を歪め、頻りに熱っぽい声を絡めだした。しかしやはりその舌使いは止まらず、裏側にあたるところをねっとりと舐めずっている。
膝立ちになっている妙齢の少女が2人、お互いの秘部をまさぐりあって引き気味の腰をピクンッ、と踊らせている。唇の間に捩じ込んだ卑猥な棒を舐めて湿らせながら、濡れた瞳で何か交わしている。