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官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 146

 ただ、彩月と同じ設定の女が1人いるのだが、その人物と比較すると疑問が沸く。あちらは彩月より会っている回数が多いが、彩月のように明らさには欲しがらない。

「ああん、もうだめぇ……おしゃぶりさせてぇ……?」

 物欲しそうに強請りフリフリとヒップを揺らす彩月。翔真が軽く顎をしゃくると目元を弛めてペラリと唇を舐めずり、その隙間に嬉々として肉棒を潜らせていった。

「ああ……次は私に……」
「やあん、美幸は車でいっぱい可愛がってもらえるじゃない……」

 などと羨ましそうに腰をくねらせる美幸と恭子は、揃って肉袋に口を寄せ、各々に玉を刺激する。

 幸せを噛み締めるように柔らかく目蓋を閉じ、時折濡れた上目遣いを向けながら、頬を上気させてスローに頭を揺らす彩月。裏筋の辺りにも舌を使って媚びる彼女から、翔真は焦点をスマホに戻した。

 彩月と、同じ設定の女との相違点。それが設定でないとすると、扱い方の問題だろうか。彩月は屹立で串刺しにしているが、もう1人の方は1時間ほど時間を使わせてじっくりと口で処理させるにとどめている。待遇を変えているのは、彼女たちに原因があるからではない。

(まあ、いいか。あれはあれで)

 問題は、彼女たちのパートナーの方。だから翔真は、彩月と同じ設定にしている女は心まで盗るつもりでいる。
 キャバ嬢を思わせる、派手にうねった金色の髪。端正な顔立ちはややロリフェイスで、等身大のフランス人形のよう。スレンダーな体型は必要なところに脂がのっていて、妖艶なことこの上ない。下品だった爪も、好みの通りに変えるよう命じ、今は無色のマニキュアで彩って綺麗な指先になっている。
 その絶世の美女と評するに値する彼女を剛直で貫かずに口だけを使用するのは、誰かに刺されても文句の言えない贅沢。けれども押し倒してしまえば彩月のように簡単にモノにできてしまうので面白くない。あちらから股を開かせて初めて、寝取ったという実感を抱けるというもの。

(時間の問題だろうし……)

 寝取るからには、背徳感に勝る肉体的快感を与える必要がある。しかしながら発情≠ェON≠ノなっているので、その快感はオーラルセックスだけで十分。それは既に手に入れている美女や美少女たちの様子を見れば一目瞭然で、時には目を合わせるだけでアクメを迎えるほどだ。今は毒を盛っているところで、現に、回を重ねるごとに床に残る淫蜜の量が増えている。

(焦る必要もないしな……)

 そういう目的で手に入れた女たちは日に日に美しく、あるいは可愛くなっていく。愛情≠ェON≠ノなっているためか、褒められたくて女性としての外見レベルを自主的に上げている。比例して、服の下はより女性らしく艶かしさ磨かれ、信じられないほど淫らな媚態を恥ずかしがりながらも晒し、胎内は個々人の長所を持ったまま絶品に変化する。絶世の美女の身体を味わえないことなど、同等の女たちに囲まれて好きなように抱ける彼にとっては大したことではなかった。

 彩月の口から恭子の口へ肉柱が渡る。彩月も十分に美女であるが、恭子と比較すると輝きが控え目になる。翔真に抱かれる女は、女性ホルモンの分泌を促されるのではないかと疑うほど美しくなっていくので、彩月も回を重ねると同じ輝きを放つようになるだろう。愛情≠ェOFF≠フで、外見に磨きをかけるかは分からないところだが。

 恭子が身を乗り出して、ゆるゆると頭を揺らしている。髪を耳に掛けた横顔は綻んだ頬に紅潮が広がっており、唇が肉幹をしっかりと捕らえてジュブジュブと擦りあげている様子が見える。

 彩月は恭子の喉元に頭を潜り込ませ、恭子の唾液でベタベタに濡れた肉袋に自身の唾液を舐め広げていく。その横で美幸が玉を啄んで責め立てている。2人ともその行為を、甘く鼻を鳴らして恭しく施していた。

「さあ、そろそろ帰ろうか。みんながアソコを濡らして待ってるだろうし」
「みんな? まだ他にも、沢山、女の人が……?」

 彩月が翔真を見上げる。驚嘆を窺わせるというより、尊敬に満ちた目を向けている。

「うん、まあね。みんな俺の女だからそれなりに可愛がってあげないと」
「ああ……じゃあもう一度……もう一度だけ彩月のオマンコにください……」
「仕方ないなあ……彩月は兄貴のお嫁さんだから、次はいつになるか分からないし、妥当と言えば妥当か」

 チリリと胸が痛み、彩月は視線を伏せた。自分は和彦の女だと自覚させられ思い出したように背徳感が沸くものの、情欲を煮えたぎらせている本能を冷ますには至らない。

「じゃあ私は……和彦さんのお嫁んさんの私は……翔真様の、セフレ……」
「ハハ、セフレ? いいご身分だね」

 翔真は思わず嘲笑した。そして恭子の髪を撫でた。

「恭子は俺の何だ?」
「私は、恭子は、翔真様の女……翔真様の為に存在する奴隷です……」

 そう言えることが天上の喜びと言わんばかりに恭子は陶然とした面持ちで答える。髪から顎へ手をやられ、猫にやるようにくすぐられると、嬉しさのあまりビクビクと身体を躍らせて瞳を蕩かす。

「美幸は?」
「美幸も翔真様の女です……愛する翔真様の為に何でもする奴隷です……あああ、幸せ……」

 美幸も自らの発言に陶酔し、惚れ惚れと翔真を見つめた。上気している頬に指を這わされると瞬く間に目を細め、甘美な電流に身を戦慄かせる。

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