神アプリ 135
それでもこれだけの広さがあれば、今と変わらぬ快感に包まれながら今よりも多くの女たちにレズプレイやオナニーを披露させられる。家に出入りしている美少女らに加え、常磐女学院高等部のテニス部の部員全員くらいは苦もなく受け入れられるだろう。
「いやん、凄く暴れてる……」
「ここで俺の女たちと一度に楽しめると思うと、ついね」
「んふ……恭子のお口が処理しますから、安心してガチガチにしちゃってください……」
恭子は宥めるように肉茎をさすり、股間に顔を埋めていった。彼の欲望を唇を窄めて口内粘膜に包み込み、ネッチリと舌を絡めながら頭を揺らして翔真の妄想を煽りたてる。
「んふうううん、んううううんっ……んっ、ジュブブブ……」
跪いた美女が腰に縋り付き、鮮やかなグロスを塗った桃色の唇で肉幹を扱きたてる中、翔真はいつもと同じように明るいピンクの未来を思い描く。だが煙草を探ろうとしてモデルルームにいることを思い知り、気休めに恭子の頭に手を置いた。
「んぅんっ、んっ、んっ……んふううう、んううう……」
恭子は腰を弾ませ、甘い呻きを漏らした。そして2回目のアクメを求めて屹立をしゃぶりたて、頭の奥を痺れさせていく。
たっぷりと唾液を絡ませ陰茎を味わっている下品な水音が、清潔感溢れるモデルルームの中に反響している。
茶色い外壁の学生アパートにある302号室は、10畳の生活空間にキッチンとセパレートの浴室・トイレがくっ付いたような間取りだ。その部屋の中には8人もの美少女がいて、部屋の主の帰りを知ると甘い声で喜んでいた。
一口に美少女と言っても容貌は様々。しかし服装から私服、制服、メイド服、と大きく3つのタイプに分けることができる。その中で一番目を引かれざるを得ないメイド服を着ている千夏が、目を細めて薄く笑った。
「ふふ……また新しい女の人?」
責めるでも呆れるでもなく、翔真が連れている女性の存在を柔和に受け止めるような穏やかな口調だった。
「やん、凄く可愛い人……名前は?」
彩菜は、スーツを着ている女性に対してフレンドリーに「可愛い」と言ってのけた。
「お、小野田恭子です……」
ここにいる8人は既に翔真の女と認められた存在。その中へ入っていく新参者として、恭子は火照りきった身体に不思議な緊張を走らせていた。
それに、室内に漂う妖しい空気に飲まれつつもある。長方形の炬燵机を囲む女子高生風の美少女も、シングルベッドの上から彼女らを覗き込んできた妙齢の女の子も、翔真の姿を見てから瞳をトロン、とさせて、腰をもじもじさせながら「私は──」と自分の名前を告げている。何よりメイド服を着ている千夏は、黒いガーターリングの一方に四角い何かを挟んでいた。
自己紹介が進む中、翔真が千夏を手招いた。
千夏は顔を赤らめて歩み寄ると、噛み殺したような小さな吐息を漏らし、ガーターリングに挟んでいる何かを手渡した。
「ああうっ! うふうううっ……」
途端、何かのモーターが低く唸り、千夏は腰を引いた。黒いニーハイソックスと白いフリルに装飾された黒いガーターリングが飾る長い脚を大きく戦慄き、肩から滑り落ちた金色の髪の先まで弱々しく揺れている。
(あああああ……)
四角い物体は恭子が想像した通りの代物だった。女子高生はおろか、幼過ぎる少女たちもいるというのに、千夏は卑猥なオモチャからの快感を隠すようなこともなく身悶えている。
「何をしてるんだ?」
ゆったりと座れるオフィスチェアに翔真が掛けた。
千夏の方から聞こえていた低いモーター音が消えていた。息を乱し歩調を乱しキッチンに戻る姿を見ると、聞こえない程度に動いているということは考えづらい。包丁を握る白魚のような指は翔真の肉棒に絡み付いて扱きたてるだろうから、怪我をさせるようなことはしないだろう。
「プリクラを貼ってたんですよ」
梨沙が頬に朱を差して答えている間に、幼い少女たちがオフィスチェアへ群がっていく。いずれ劣らぬ可愛らしい容貌を妖しく蕩かしている。
「どうして俺のプリ帳に?」
「あん……分かってるクセにぃん……」
千歳は恥ずかしそうに腰を捩った。
サイドテーブルの上がプリクラで埋まってしまったので、翔真はプリ帳を検索し、実物化し、サイドテーブルに貼っていたものをそちらへ貼り付け直した。つまり彼のプリ帳とはエロプリ専用で、プリクラを撮ってきた本人たちが勝手に貼り付けている。8分割にされた1枚が何パターンもぴっちり貼られており、既にA6サイズの手帳の10ページが埋まっている。
「今日ねぇ、テニス部のみんなも一緒に撮りに行ったんですよ。なんかテンション上がっちゃって、一杯撮っちゃって……1ページ埋めちゃった」
「学校は?」
そう彩菜に返した彼の唇を優子が塞いでいった。先に接吻した美苗や玲奈と同様に可憐な唇を積極的に戯れさせると、大人顔負けに舌を絡ませる。
「今日から中間テストだから学校はお昼までなんです」
「テスト勉強しなくていいのかよ……」
翔真は苦笑し、奈保の接吻を受け入れた。
蝶のように可憐で幼気な少女たちは、一目で参っていると分かるほど蕩けた眼差しで翔真を見つめている。接吻の最中もその前後も40本の細い指が蛇のように翔真の身体を撫で回しており、娼婦よりも淫らに思えるタッチで獣欲を誘っている。