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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 121

「もしもし?」

 その声を聞くと、微かに腰の奥が痺れていた。鼓膜を揺らされただけなのに背筋をツツ、と撫でられたかのように身体がゾワゾワとざわめいている。

「こんな時間にどうしたの?」

 朝9時を回ったところだ。夫になる人を見送って、シャワーを浴びたところだった。セミロングの黒髪からシャンプーに含まれる花の香りが漂っているのだが、青いデニムのショートパンツ越しにテーブルの角に擦り付けている秘部は牝の臭いを強くしていた。

「お元気かな、と……ん……」
「うん、まあ……で、まさかそれだけってことないよな?」
「あ、あの……ぁぁぁ……」

 全てを知っているかのような言葉で、口の一端に嘲笑を浮かべるあの顔が脳裏を掠めた。自分を下に見られることで彼にひれ伏さざるを得ないことを思い知られると起こってしまう心地い悪寒が、今、想像しただけで背筋を登っている。

「…………兄さんは?」
「え……あの、会社の方に……」
「ふーん……夫になる人が出た後に、その弟に電話してるんだあ。どうして?」


 後ろめたい事実を突き付けられ、チクチクと胸が痛む。その痛みにすら喜ぶように、彼に責められている状況にゾクゾクと身体が震え上がる。

「ほら、言えよ。彩月」

(あああああ……)

 自分のもののように名を呼ばれ、腰の奥が悶絶した。そこは彼のものだと返事を返すように。

「だ……抱かれたことが、忘れられなくて……」
「忘れられなくて?」

 先を促す声、結論を口にしろという命令に、腰の揺れが早くなる。不可抗力の圧力が彼女自身に言い訳として働き、口にしなければならなくなったというのに、救われたように表情が綻んでいく。

「はああ……抱いて欲しいんです……また、抱いて欲しいんですうう……」
「気持ちいいことだけ覚えてお強請りの仕方は覚えてないの?」
「い、いえっ……あの、あああ……私のいけないオマンコ、翔真様のオチンチンでたっぷりお仕置きしてください……」
「ナマで?」
「いいんですううう……ナマのオチンチンでオマンコの中、お好きなだけ掻き回してぇぇ……」
「中には?」
「はああん、好きなだけ注いでくださいぃぃ……私の子宮、翔真様の子種でいっぱいにして欲しい……」

 南向きのベランダから白い光が延びてくる中、電話を片手にしているスレンダーな美女がテーブルに片手を置く。婚約している恋人の弟に電話でなじられ、清楚な顔を蕩かし、テーブルの角に恥ずかしいところをグリグリと擦り付けている。デニム字の青いショートパンツから伸びる長い足が震えを大きくしていた。

「そっか。そこまで言うなら、時間のあるときにハメに行ってやるか。そこの住所送っといて」
「ああっ……はいぃぃ……」

 電話は切れた。しかし彩月の表情は蕩けたまま、むしろ淫蕩していく。命じられたとおり、翔真へのメールに和彦の住所を打ち込んでいく彩月は、猛烈に腰を揺らしたい衝動を必死に抑え込んでいた。



「御崎市? 意外と近いな……車で2時間かそこらかかな?」

 メール画面を確認した翔真はスマホをサイドテーブルに戻し、景子の腰を抱き込んだ。彼の右手は千夏の臀部を撫で回したり潤った亀裂をなぞったりしている。

「んふん……濃いのいっぱいだしてぇぇ……」

 90センチの豊乳を揺らしている麻友は、谷間で感じる雄々しさにうっとりと瞳を蕩かして上目遣いに翔真を見上げた。電話の最中から脈動の間欠が狭くなっており、爆ぜる兆候を感じている。谷間に納まらない先端から白濁した粘液が次々と滲み出し、麻友は目線をそのままに舌を絡めて舐め取っていく。

「そうだなあ……じゃあ、一番子種を欲しがってる子宮に出してあげるよ。ほら、ケツ並べろ」
「ああんっ、お掃除できなくなっちゃう……」
「ハメられるより掃除か?」
「やん、そんなの有り得ない──」

 ベッドで四つん這いになった3人は、高く上げた尻を揺らしながら後ろの翔真へトロ目を向ける。

「──翔真様のものだもん……ハメたいときに、好きなだけ私たちのオマンコ使ってください……」

 フレンチタイプのメイド服の、ヒラヒラと躍るマイクロ丈の裾の下で、濡れに濡れた陰唇がパックリと口を開いて牡を待ちわびている。翔真はその一つひとつを後ろから突いて回り、結局、優劣を付けがたい3人の胎内に子種を迸らせた。

 間もなくアナログ時計の短針が真上を差す。



 1時間の昼休みを終えてしばらく、小野田恭子(おのだきょうこ)は書類の整理を行っていた。紙面に向けられている大きな目は長い睫毛に引き立てられ、仕分けていく細い指は小さな手からしなやかに伸びている。

「すみません」
「あ、はい。いらっしゃいませ」

 来客があり、恭子は対応するカウンターの方へ身を移し、自分の前の椅子に促す。

「どういったご用件ですか?」

 セミロングの茶色い髪を耳に掛けると、小さな口からソプラノの声が響いた。昼食後にグロスを塗り直したこともあり、桃色に彩られた唇は艶やかな張りを目立たせていた。

「部屋を紹介して欲しいんですけど」
「お部屋探し……何かご希望はございますか?」

 恭子はカウンターにあるノートパソコンのキーを淀みなく叩き、条件項目を入力する画面を開く。

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