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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 13

(あああああ……何? なに……?)

 ジクジクとアソコが疼いて腰が回りそうになる。しかしここは大学構内の、二限に向かったり暇潰しを探す大学生が行き交っているような場所。そんな場所で腰をくねらせるなどできるわけがなく、グッと耐える。
 そんな切羽詰まった状況なのに、聞き覚えのある声が飛んできて、しかも肩を叩いていった。

「おはよう、猪瀬さん」

(んああああっ……)

 何かが弾け、甘い電撃が走り抜けた。腰がピクピクと跳ね、足がプルプルと震え、髪がゾクゾクと戦慄いていた。
 こんなことになったのは触れられたことだけが原因ではない。その前に声が急激な高揚感を呼び起こし、触れられてそれが高く突き抜けたのだった。
 千夏は誰がどうしたからこうなったのかということをしっかり把握して、声をかけてきた人物に瞳を向けた。

「あああ……おはよう、五十嵐くぅん……」

 自分でも分かるほど甘い声で返していた。
 今日の彼は周りが霞んで見えるほど輝いている。もしかしたら初めからそういう風に映っていたのに気付かないフリをしていたのかもしれない。恋人と付き合った時みたいに、いやそれ以上に胸がドキドキしている。これが本当のトキメキというやつだろう。
 彼を見た瞬間に切迫していた何かが爆ぜ、回りながら熱くなり、身体が溶けていくようだった。今何を考えていたのか、今何をしていたのか、今から何をようとしていたのか、全て忘れた。頭はボーッとして考えるのも面倒臭く、心で彼を見詰めているような、そんな感じだ。きっとこういうのを見惚れるというのだろう。
 心に彼が入ってくると胸のドキドキが止まらなくなり、身体の火照りが度を増していく。愛欲が煮えたぎり、愛液となって溢れていく。
 止まらない。止められない。止めたくもない。疼くばかりの身体を彼に鎮めてもらいたい。それが叶うなら何だってするし、むしろさせて欲しい……。

「今暇?」

 彼が問い掛けてくる。そんなことを訊くということは、肯定して欲しいからに違いない。

「うん……」
「よかった。ちょっと話がしたんだけど」

 彼が自分と話をしたがっている。それなら応じる他に選択肢があるだろうか?

「じゃあうちに来ない? ううん、来て? 来てください……」

 千夏は大きな瞳をうっとりと弛めて彼を見詰める。押さえ込もうとしていた腰を微かに揺らしている彼女の姿はまるで媚びているようだった。



 八畳の部屋は女の子の匂いが充満していて、それは布団やマットにも染み込んでいる。その匂いに埋もれるようにベッドに沈んでスマホを弄っているのは五十嵐翔真という青年だ。
 部屋の賃貸主である女の子はというと、翔真の足の間で膝を付き彼の分身に顔を寄せている。ウォーターリップを塗って瑞々しくしている桃色の唇を割って、そこから一杯に伸ばした舌をネットリと肉茎に絡めながら、綺麗な形の尻を高く突き出して揺らしている。剥き出しになっている秘部は淫らな光に輝き、それは腿にまで広がっていた。

「はあああ、凄く大きいぃぃ……れろぉ、ん……んはああ……」

 千夏の白い指が根元に添えられ捧げ持つように起こされている屹立は既にヌラヌラと濡れ光っている。それでも未だに赤い舌がベッタリ張り付いて飽きる様子もなく這い回っている。ねっちりと纏わり付いてじっくりと舐め広げていく様子は、まるで崇高なものを扱っているようであり、それを存分に舐め味わっているようであった。

 しかしそれは彼女の一方的な行為に見える。翔真の方はだらしなく足を広げて千夏の好きにさせてあげているようだった。そのように映る一番の要因は、彼がスマホばかりに目を向けているということだ。

 実際、翔真にとって千夏はおまけのようなものだった。同じゼミの女性の中で一番可愛いというだけの理由で彼女をスレイブに登録したのだ。恋人でもないその美少女に陰茎を舐めさせてあげているだけにすぎない。彼の本当の目的は千夏の恋人の名前を知ることにあった。

(お……?)

 千夏の恋人の作田俊典(さくたとしあき)という名前を彼女から聞いて早速スレイブ帳に登録した翔真は、設定に及んで今までとは違う項目を見付けて興味を唆られた。愛情≠ェ信頼≠ノ、発情≠ェ陰萎≠ノ変化していたのだった。
 愛情≠ONにしている四人の女の子たちは好き好きオーラ全開でベタベタ引っ付いくるようになった。事実、逸物をネロリネロリと舐めている千夏の熱い視線を先程から感じており、視線を合わせてみると、

「あああああ……んっ! んんっ……」

 舌を出したまま幸せそうな微笑を浮かべて全身をビクビクッと跳ねさせる。視線が合うだけでも相当嬉しいらしく、愛情≠ONにしたスレイブはマスターである自分のことが好きで好きで堪らない状態になるということは明白だった。そこから、信頼≠ONにしたスレイブはマスターである自分に厚い信頼を寄せるようになるのだろうと推測できる。

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