奈保が怯む中、腰どころか全身を震わせて濡れた声を上げている美苗に目を向けながら述べた玲奈は、戻した舌を再び差し伸べて茎胴に這わせていく。しっかりと舌をあてられるよう、右手の人差し指と中指を根元に巻き付けているものの、当然捕らえきれていない。

「お兄ちゃん……気持ちいい……？」

　絡み付くような視線を向けて訊く奈保に返事は返されず、翔真の口は同級生の恥ずかしいところをむしゃぶり続けていた。しかし彼女は玲奈の意見に納得せざるを得なかったので、荒ぶる屹立の反応で察し、喜色満面で舌を張り付けた。

「イク、イクイクっ……くううん！　んあッ！　ああっ、お兄ちゃあん……ああんっ……」

　何度目かの優しい導きに何度目かの絶頂を口にして幼い肢体を跳ね上げる美苗。ほぼ同時に優子が、肉槍の切っ先に唇を被せ込んでいった。

「んぐ、ふむううう……」

　亀頭を飲み込み、顔を下降させて喉奥へ誘う。咽喉ににじりよる圧迫感に優子の身体はゾクゾクと震え、口一杯になる頃には脳髄が痺れていた。心地いい浮遊感に頭の中が朧気に白んでいる。
　キュム、と締め付けている小さな唇の輪が、頭を揺らすことで茎胴をさする。口内粘膜には亀頭が擦れ、頭の奥がじわじわと熱を帯び、蕩けていく。

「んはあああ……」

　陶然とした面持ちで頭を揺らしている優子の口から一際卑猥に濡れ光る肉茎が出入りしている様子を見て、奈保は感嘆とも羨望ともとれる溜め息を漏らしていた。その熱い息の塊は肉棒に吹きかかり、その後を舌が撫でていく。彼女の左手は陰嚢を包んでおり、やわやわと揉み回していた。

「んふぁあっ……気持ちいい……」

　陰茎をさすった唇が吐息たっぷりにそんな感想を聞かせる。その間に奈保と屹立を舐めずっていた玲奈はカリを通過するまで舌を登らせ、頭を前傾させていった。

「んうううんっ……」

　息苦しさに眉根を寄せるものの、玲奈は頬の上気を深くしていた。頭を上下させると眉間からも力が抜けていき、表情がうっとりと綻んでいく。唇の隙間にゆっくりと男性器を出し入れさせている幼顔に広がる艶は背徳感も漂わせていた。横取りされたかたちの優子は文句を垂れることもなく肉袋を舐め、奈保は息を荒らげて半分以上も余っている肉幹を変わらず舐めずっている。

「んうっ、ふううんっ……」

　先端の窪みから口の中に吐き出された粘液の微かな刺激臭が鼻の奥をつき、玲奈は甘く悶えた。仄かに甘苦い風味が口内に溢れ、無抵抗に飲み込むと、頭の中に広がっている霧が濃くなっていく。

「んぅ、はああ……何も考えられない……」

　目を細めて言う玲奈。彼女の口から出た先端を奈保の唇が覆っていく。

　こうして、幼い美少女の秘部を味わっている翔真の股座で同級生の３人は陰茎や陰嚢をネチネチと舐め濡らしながら代わる代わるしゃぶりつく。彼女らが紡ぐラブジュースは舐め取られず、内腿を伝い落ちている。



　シングルベッドの上に身を横たえる４人の美少女。妙齢にも関わらず濡れた瞳で１人の青年を差し、膝の裏に手を回してスカートの中を露にしている。彼女たちのショーツは、床の上に散っていた。

「どれにしようかなあ……」

　仰向けになっている少女たちが股を開いて差し出している花はいずれも初々しい。だからこそ、それらが蜜にまみれている様子は獣欲を煽る。中でも美苗のそれはたっぷりと舐め解されたこともあり、他の３人に比べて花弁が開いている。

「れ、玲奈に入れて……」

　玲奈は耳の先まで赤くして、消え入りそうな声で誘う。小さな身体は恥ずかしさのあまり身震いを起こしていた。

「玲奈ちゃんは積極的だね。じゃあ今日は玲奈ちゃんにしよう」

　あなたのものです宣言といい犬真似といい、美苗に続いたのは玲奈だった。普段は美苗らを引っ張るリーダーポジションにいるので、美苗が自分の先を行っていることに焦燥感のようなものが燻っているのだ。

　翔真は玲奈の細い足の間へ身を捩じ込み、欲望の塊を入り口にあてがった。

「いっ……あ゛ああ！」

　張り出したエラが埋まると、玲奈の蕩けた表情は一変し、驚愕に染まる。

「ひぎいいい！」

　ブチィ！　膜を突き破った肉幹が埋まっていくにつれ、下から強い圧力がかけられているかのように玲奈の背筋が浮いていく。カッ、と開かれた目蓋の中で瞳孔が収縮し、恐怖を見るように揺れている。

「大丈夫だよ。痛いのは最初だけだから……」

　美苗が、あの日の姉のように玲奈に囁く。玲奈の表情は変わらないが、その声は確かに頭に響いている。