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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 108

 亀頭を飲み込んで間もなく、美苗は頭の下降を止め、甘い呻き声を上げながら腰をビクビクと震わせた。細い眉がハの字に歪んで苦悶を示しているようにも見えるが、頬の上気を深めている様子はどこか嬉しそうにも見える。

(やあああ……そんな……ああ……)

 美苗がゆっくりと頭を揺らす。薄桃色の唇の隙間に差し込まれている陰茎が、ゆるゆると出入りしている。美苗が頭を引くたびに垣間見えるところは一層妖しく輝いていて、何だかとても卑猥だ。

「ハア……ハア……」

 と優子と玲奈の荒い息遣いが奈保にまで聞こえてきた。二人とも半開きの口から舌先が覗いており、目元が緩んでいる。何かに飢えているように見えるものの、それ以上にどこかいやらしい表情だった。
 仁王立ちになっている彼が首を捻る。

「んああっ……」

 彼の視線に差されると、奈保の身体に甘美な電撃が襲い掛かった。美苗の姿を見て募っていた愛欲が、気付いてもらえたのを喜ぶように弾けたのだ。快感に頭の中が白く爛れていく中、小刻みにバウンドする腰の奥の方が一層熱を持ち、キュンキュンと疼いている。

「ひああっ……」

 優子も玲奈も、彼の視線に射たれてうっとりと表情を蕩かしながら身体をゾクゾクと震わせている。それがおさまると、何かに促されるように小さく尻を揺らしていた。

「実習に入ろうか」

(やった……)

 奈保は心の底からそう思った。美苗があまりにも美味しそうに愛撫していたせいだろうか。友だちが見せたフェラチオの手本は卑猥すぎて驚愕の連続だったが、それ故に、強烈に脳裏に刻まれている。
 美苗の頭は今も揺れ、彼女の口にはヌプヌプと剛直が出入りしている。



 ベッドに半身を寝かせている青年の下半身に、幼気な少女たちが顔を寄せ合っている。彼女たちの小さな身体は、180度近く股を開く彼の足の間に納まっていた。

「大きい……」

 彼女たちはつぶらな瞳を蕩かして雄々しい陰茎を捉えている。わああ……と今にも感嘆を漏らしてしまうのではないかというような、好調を広げた顔で。

「ええっと……」

 玲奈は照れからか、はたまた恥ずかしさからか、あたかも美苗の行為を思い出しているかのように装い、本当はしっかりと脳裏に焼き付いている手本い実行に移していく。右にいる2人に断りもなく先陣を切り、右側の頬を屹立にあてた。

「ん……熱い……」

 肉幹が帯びる熱を感じながらスリスリと頬を滑らせると、胸までほっこりとしてくるように感じられた。愛しいものに触れている安堵と、それと繋がる嬉しさが膨張していくようだ。

「私もしたい……」

 優子が呟くと、玲奈は大人しく頬を離した。みんなが彼のものと認められたため、仲よくしなければならない。

 玲奈が顔を引っ込めると、真ん中にいる優子が顔を突き出して、裏側の辺りに頬をあてがう。

「あああ……ホントだぁ……すごくあつい……」

 ゆっくりと顔を上下に揺らしながら優子はうっとりと呟いた。火傷しそうなほど熱いのだが、同時に安心感を覚える温もりがあり、待ち焦がれていたものに触れられたと言わんばかりに喜びを感じている。

「私も……」

 その声を聞いて優子が顔を引っ込めると、彼女の右側から発言主の奈保が顔を前へ移し、肉茎に左の頬をあてがう。

「はあああ……」

 奈保は心底心地良さそうな吐息を吐いて、スローな頬擦りを開始する。陰茎が持つ熱は頬から頭、そして身体へと広がっていき、心身が蕩けていくような気分を味わわせる。その心の弛緩が安心感に似ているのだ。
 しかし彼女たちは、気を許るすのみならず身体も許してしまっている。心の方は蕩けることで安堵や喜悦を覚えているが、身体の方は蕩けることで愛液をしとどに分泌している。それを塞き止めるショーツは、ない。

「私も……もっとしたい……」

 まだ奈保が愛しい人のモノへ頬擦りをしているというのに、玲奈は身を乗り出して右の頬をあてがった。

「ああっ……ほっぺが溶けちゃう……」

 玲奈に押された屹立が奈保の頬に密着し、彼女は瞳を濡らした。
 玲奈の頬にも肉幹が密着し、彼女は陰茎が持つ逞しさに目を細める。

「ふぁああ……すっごく硬い……」

 玲奈は頬を滑らせながら膨張を感じる。奈保も頬を滑らせながら膨張を感じる。年端もいかぬ2人の少女が惚れ惚れとしながら陰茎を頬で挟み、ズリズリとさすっているのである。あまりにも非道徳的で極めて犯罪的なその光景は、誰もが背徳的愉悦を煽られるものだった。

 しかしながら肝心の青年は、つまり翔真は、自分の逸物に及んでいる快感を感じているだけで、その光景は目にしていない。彼が見ているのは、年齢不相応に牡を求める濡れそぼったピンクの花びらだ。

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