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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 107

「すごくエロい……」

 奈保の隣から、優子の吐息にまみれた声が漏れた。彼女の視線の先で、美苗が屹立の裏側に舌の腹を押し付けてソロソロと登らせている。

「はああ、ん……んはああ……」

 初夏だというのに、美苗の舌の上を転がる吐息が白くなって見えるのではないかと思えるほど熱いものだと分かる。それを肉棒に吹き掛けながら舌を這わせている美苗の顔は上気を広げており、彼の見上げる瞳は濡れ、向けている視線はゾクゾクするほど色っぽい。奈保と同い年の外見でありながら、大人の女性と変わぬ色気を漂わせている。

「なんか……すごい……」

 優子の向こうで、熱い呼気に紛れた玲奈の声が漏れた。彼女が言うように、目の前で同い年の女の子が男性器を舐めている光景は、何かが凄い。卑猥極まりないのに目が背けられず、惹き付けられ、羨ましいという思いが燻っている。

「美味しい……はあああ、ん……」

 ただ立っているだけの彼の股間で顔をあちこちに移動させ、色んな方向から陰茎を舐め上げていく丁寧な舌使いには、隅々まで味わいたいという思いが表れているようだった。ベッタリと舌を張り付けて擦るように登らせていく様子には確かに貪欲さが見られ、惚れ惚れとしている表情は吐いた言葉が真実だと裏付けている。
 最中、美苗の指先に捧げ持たれている逸物はビクビクと跳ねていた。その都度美苗は舌の上に流す熱い吐息を詰まらせ、呻くような声を漏らしていた。喜色が込められていることは、声色からして疑う余地もない。
 じっくりじっくり這う舌に茎胴がヌラヌラと照り輝いた頃、美苗は裏側をレロンと舐め上げた舌を口に戻し、唇を突き出して、頭を前傾させた。

「ヂュルルっ、ぅんんっ……ぢゅる、ぢゅるっ……ぢゅるるる……」

 美苗が剛直の先端に尖らせた唇を押し付けた途端、下品な吸引音が鳴り響いた。

(う、うそ……)

 尿が迸るまさにそこを美苗が腰を震わせながら啜っている。躊躇う様子など全くない。そうしながら、根元にあった右手は細い指を肉茎に巻き付けてスローにさすっており、左手は小さな手の中で肉袋を優しく揉み回している。まるで何かを屹立の先へ誘っているようだ。
 美苗のその行為は、奈保にとって、優子の兄が隠し持っているエロ本をみんなで閲覧した時よりも何倍も衝撃を受けた。目の前で友だちが尿が迸るところを直に啜り上げているのだから無理もない。しかし不思議と嫌悪感はなかった。それどころかあまりの卑猥さに身体が火照り、吸引音の空気振動にさえ肌が反応してしまうほど身体中の感覚が研ぎ澄まされている。

「はあっ……あはぁっ、ハア……はあっ、ん……」

 美苗はそこから唇を離すと、彼を見上げ、先っぽの裏側に舌先をあてがって繊細に蠢かした。すると右手にさすられている屹立がのたうち回るように激しく跳ね、美苗は嬉しそうに目尻を綻ばせる。
 変則的に舌先を操り亀頭の裏側をくすぐった美苗は、再度ジュルルと音を立てて頂点を啜ると、啄むように唇を動かして張り出している辺りを刺激していく。

「ちゅる……ちゅ、んふ……ちゅぷ……はふぅ……」

 尖らせた唇を動かしながら這わせつつ、時折舌も使って先端の膨らみを隈無く湿らせていた。そうできることが幸せだと言わんばかりに彼女の顔は陶然としている。
 やがて美苗は表側を覗き込むように首を倒し、唇に茎胴の右側を挟んで、ジュルジュルと音を立てながら頭を揺らした。カリ首から根元の方まで唇を滑らせている様子は、まるで男性器の形をしたハーモニカを吹いているみたいだ。そうしている時に下唇に舌を乗せることがあり、ヌラヌラと光るほど舐めたというのに飽くなき様子で唾液を重ねていく。
 長大な肉幹に長々と唇を擦り付けた美苗は、やや腰を引き、根元の辺りから重たそうにぶら下がっている肉袋の裏側の方に舌を及ばせ、掬うように動かした。舌の腹に玉の1つがネットリと持ち上げられていくのがハッキリと分かった。

「じゅる……」

 という音が優子から聞こえた。それを聞いてはじめて、奈保は自分が涎を垂らしそうになっていることに気付き、同じような音を鳴らして飲み込んだ。それほど目の前の光景にのめり込んでいる。
 肉袋に包まれている玉を丁寧に舐め上げたり、1つずつ吸い付いて舌で転がしたりしているその上で、ネトネトになっている肉棒に指を巻き付けた右手がゆっくりと上下している。彼の陰部に施されているそれらの行為がもどかしいほどスロー故に、たっぷりと愛情が籠められているように見える。むしろ、そういう風にしか見えない。
 そうして陰嚢まで唾液を舐め広げた美苗は、また裏側をベッタリと舐め登り、先端の裏側を細かく刺激する。そして頭を前傾させるのだが、今回は唇を尖らせるのではなく、隙間を大きく開いていた。

(あああああ……)

 艶やかに濡れた薄桃色の輪が、グロテスクな剛直の先に被せられていく。

「んふううう……」

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