神アプリ 104
「はうう! そこ、ダメぇっ、ビリビリくるううっ……」
玲奈の腰が激しく震え、それが足や頭に広がっている。ざわめく黒髪の中に見える玲奈の顔に紅潮が広がり、遠くを見るているような瞳は蕩けたように潤んでいた。
「あっ、あああっ! くうううううんっ!」
彼の頭の揺れが勢い付くと玲奈の腰はさらに高く浮いていき、限界と思われる辺りでビクビクと弾んだ。肢体や喉を反って真上を見上げる玲奈の顔はだらしなく緩み、目と口が半開きになっていた。
「あっ、んうっ、んっ……ちから……入らにゃいぃぃ……」
彼が密着をやめると、玲奈も美苗のようにふにゃふにゃとその場にへたり込む。夢見心地の表情で身体をビクビクさせていた。
「さてと……次は──」
「誓います!」
奈保が声を出す前に優子が叫んだ。堂々たる宣言に怯んでしまい、宣誓の言葉が喉に詰まってしまった。
彼は満足そうな顔で優子の前にしゃがみ込み、スカートの中に両手を差し込んで尻を抱え込んだ。
「はあああ……ぁぁ、ふうううん……」
グイ、と腰を前へ誘導された優子は熱の籠った吐息をたっぷりと吐き出していた。彼の顔はスカートを捲り上げて晒している下半身の目と鼻の先にあるのだが、彼女の表情はうっとりと蕩けていている。
そして、
(あああああ……)
優子のスカートの後ろの方がモゾモゾと蠢いていることに気付き、奈保の身体はさらに熱くなっていた。彼が優子の腰を前へ導きながら彼女の尻をこねるように揉んでいるということが容易に想像でき、それなのに優子は喜悦を浮かべているということがとてもいやらしく思えたのだ。
「何を誓うの?」
彼が優子を見上げる。スカートの後ろの部分は、それでも動いたままだ。
優子は深く顎を引き、熱視線で目を合わせる。
「みんなと仲良くすること……ずっとお兄ちゃんのものでいること……だ、だから、ん……お兄ちゃんのものにしてください……」
「どうして俺のものになりたいの?」
「大好きだから……みーちゃんに写メ見せてもらってから、ぁぁ……お兄ちゃんのことで頭が一杯なの……んーーーーぅ!」
彼は優子の腰をさらに抱き寄せて、クロッチの中央に突き立てた舌を恥丘の方へ滑らせた。それを皮切りに、よしよしよしとペットの身体を撫で回すような勢いで、舌を擦り付けていく。
「うんんっ、はあう! ああ! くうんっ、んううう!」
優子は甲高い声を上げながら頭を上げたり下げたりして、切迫した表情を浮かべていた。緩く巻かれたロングの栗色の髪が荒く乱れ、爪先立ちの身体は激しく震えていた。
「すごいいい……自分で触るより、んっ、ああ! 何倍も気持ちいい! んんん!」
(じ、自分で……?)
目の前で繰り広げられる淫らな光景に回転が鈍くなっている頭の中で、疑問符が浮かんだ。しかしそれも、今はどうでもいいことだ、と直ぐに散る。
「イケナイ子だ」
「はひっ! んうううううっ!」
スカートの後ろの部分が激しく蠢き、優子は頭を振り上げた。彼の舌は何処か一点を執拗に嬲っている。
「イイイ、イクぅぅぅっ! お兄ちゃんの目の前っ、で、イッ、イクうううううっ!」
優子が4人の中で一番膨らんでいる胸を突き出し、身体をガクガクと痙攣させた。その姿を見ているだけで、何故かドキドキしてしまう。
「で、後は奈保ちゃんだけか」
「はああっ……」
ペタン、と座り込んでしまった優子をそのままにして、彼が奈保の前へ移る。
(あと、私だけ……)
左に並んでいた3人は床に崩れている。一番初めにしゃがみ込んでしまった美苗は女の子座りのままスカートを捲り上げ、羨ましそうにこちらを見ながら、秘部を床に擦り付けるように腰を揺らしていた。
「さあ、どうする?」
「んはあああ……」
彼の手が太腿を撫で、臀部へ滑り込んでいく。触れた肌がゾクゾクと震えて、背筋を登っていく。
(お尻ぃぃ……触られてるぅぅ……)
ぴと、と臀部に張り付いた掌がさするように動くと、腰が溶けていくかのように足に力が入らなくなる。しかしギュッ、と掴まれると、腰が甘く痺れて前へ跳んだ。
「どうした? 誓わないのか?」
「誓いますっ……」
見放されてしまうように思え、咄嗟に口走っていた。それを聞いた彼は先を促すように鼻の先を陰阜の辺りに擦り付けた。その微妙な位置への刺激に秘部がゾワゾワとざわめいている。
「私も……お兄ちゃんのことが好きだから、大好きだから……みんなと一緒に、お兄ちゃんのものにしてください……」
「良くできました」
臀部から手が離れ、腰骨の辺りで止まった。
(え……?)
そこから足に沿って下りていく。すると、下腹部にあった腰ゴムの圧迫感がなくなっていた。