まおーに任命されました。 97
「そ、そんな風には思いませんっ……ですが、欲を言えば、魔王様以外の、そこら辺にいるようなただの男の慰みものになるのは、ちょっと……」
ケイシーは視線を伏せて、続ける。
「魔王様が、私が輪姦(まわ)されているのを見て、或いは参加して、興奮されるのなら……話は別ですが……」
見たら興奮するだろうな。
でも参加したいとは思わない。
他の男のザーメンが絡んだ肌なんて触りたくもないからな。
「そうか……お前がイヤなら止めておこう」
「いいんですか……?」
「構わないさ。オモチャでもできることは他にもあるだろうし」
「ああぁ……何と寛大なお言葉……」
陰唇観賞を楽しむ俺をケイシーは蕩けた瞳で見つめていた。
千奈美も、自分の股間へ視線が刺さる度に力んでいる。
孕ませ穴がしっかり見えている状態なら、淫汁を絞り出すかのようにキュゥゥゥっと閉じているに違いない。
その証拠に、今、千奈美の割れ目から発情汁が滴り落ちて糸を引いている。
「千奈美……机を汚すなよ。はしたない奴だな。
「ああッ、申し訳ありません、魔王様ぁ……ぁぁッ……」
千奈美はまた腹部に力を入れ、腿の筋を誇張させた。
穴を閉めたんだろう。
「ケイシーは汚してないな。褒美にもっとしっかり見てやろう。両手で思いっきり開け」
「は、はい……魔王様ぁぁッ……」
ケイシーは手を前へ回すと、指先で大陰唇を押さえ、言われた通りに開いた。
ぬらぬらと光る淡いピンク……そこに空いた肉穴は、ヒクヒクと蠢いている。
「思いの外綺麗だな……」
俺は膝に肘を乗せるようにして、更に前のめりになった。
その、穴を覗き込むような動作をケイシーはしっかりと見ていたんだろう。
ヒクヒク弾んでいた膣口が力強く閉じ、次に開いたときは糸を渡していた。
だがその糸はパクパク開閉し始めた口の動きに容易く切れてしまう。
「ふ、二人とも、淡白だったので……」
「経験人数は二人か。で、お前は欲求不満な日々を送ってたんだな」
「そんなことは、ぁぁッ、ありませんんん……」
「ふーん……こんなに物欲しそうな穴を見せておいて、よくそんな嘘が吐けるなぁ?」
「これは、魔王様が……はぁぁぁ……オマンコ、見てくださっているから、う、嬉しくて……」
「嬉しくて、何?」
「嬉しくて、その……感じているからですぅぅッ……魔王様の視線がオマンコの奥を突き刺して、抉ってくるようで……あぁぁッ……」
そして、とうとうケイシーも蜜を滴らせた。
「なんだ、結局ケイシーも汚したか」
俺は大袈裟に溜め息を吐いて、後ろへもたれた。
浅く腰掛けてだらしなく股を開き、ふんぞり返ると、机上の二人に蔑みを投げる。
「綺麗になったところを見せろと言ったのに机に垂らす程汚してどうするんだ。オモチャも満足にできないのか? お前達は」
「「も、申し訳ありません……」」
と、二人は羞恥心に顔を赤くさせる。
「はあ……仕方ないな。こんなことで感じてしまう発情犬は、イくのをお預けにする。俺の許可なくイくな。オナニーも禁止だ」
「「は、はいっ。魔王様の御心のままに……」」
「全く……。もういいからしゃぶれよ。生憎、ここにはお前達しかいないんだ。特別に恵んでやるよ」
「「はいっ、ありがとうございますっ……」」
二人は急いで机から下り、俺の股座で身を寄せ合った。
大人の女のツルツル恥部観賞で半勃ちになっている逸物に、二人のからの必死なおしゃぶりが始まる。
「んはぁッ……魔王様ぁぁッ、ありがとうございます……んふぅぅッ……」
ケイシーは青い瞳を爛々と輝かせ、左側からねっとりと舐め上げた。
それを皮切りに伸ばしたままの舌先を尖らせ、頭を垂れようとする魔王棒を支えながら往復させる。
時に、ささくれも狙ったようにくすぐった。
「魔王様ぁぁ……んはぁッ……有り難きしあわへぇぇ……はふぅんッ……」
右側から顔を回り込ませる千奈美は、倒した首を横に振ることで舌を滑らせる。
また、上唇の内側と下唇の内側でしっかり挟み込んで啄んだり、挟んだまま上下に扱いたり、と懸命さを窺わせる。
ケイシーも手を抜いているというわけではないようで、玉に下がって這わされる舌は左側の玉を忙しく弾いている。
その勢いは、弾き上げた玉を先回りして叩き落とし、それを素早く繰り返す。
かと思いきや、次は玉の形を歪める程強く舌の腹を当て、擦るようにじっくりねっとり舐め上げるのだった。