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まおーに任命されました。
官能リレー小説 - ハーレム

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まおーに任命されました。 96

「んはっ、はぁ……ん……これで許していただけますか?」

 空になったグラスを確認してケイシーが言う。

「お前の謝罪の意はその程度じゃ満足しないだろ?」

「う……はい、魔王様の、仰る通りです……」

 嘲笑を投げる俺に、泣きそうになるケイシー。

「その気持ちを汲んで、暫くオモチャとして愛でてやる。そうだな……手始めにスラム街で性処理ボランティアでもしてもらおうか」

「そんなっ……魔王様に弄ばれるならまだしも、そんな場所でそんなこと……」

「俺に弄ばれるのはお前が望んでることだろ? お前がして欲しいことをさせたら罰にならないじゃないか」

「お、仰る通りですぅ……」

「ふんっ。まぁじっくり考えよう。取り合えず脱げよ。ああ、グラスは元の場所に戻しておけ」

「はい……魔王様……」

 ケイシーはグラスを千奈美の股の下に戻すと、ボタンに手を掛け、スーツを剥ぐ。
 そうして始まった脱衣ショーを横目に、俺は種汁をぶちまけていた。



 スイートルームには千奈美とケイシー、そして俺がいる。
 パイズリやフェラチオや手コキなどで時間の許す限り射精に導いていた他のブロンド美女達は、仕事やら学校やら主婦業やらで一旦この場を離れていた。
 その間に千奈美は発情汁をグラスの八分目くらいまで溜めることができたが、喉が渇いているだろうからとそれを千奈美自身で飲み干すよう命じたこともあって結局種付には至っていない。
 そして今は種付けのためのチャンスタイムを切り上げさせ、全裸で机の上でM字開脚させている。
 その股間へケイシーの頭が迫り寄っていた。

「で? 結局お前らの組織っていうのは何なんだ?」

「はい……私達の組織はっ、魔王様支援団体、通称MSD……と言いまして、ひぁっ、あのっ、魔王様の種付け活動を、サポートすることを目的に、活動、する予定です……」

「予定?」

 俺はこっちに突き出されているケイシーのむっちりとした臀部に置いている足を組み換えた。

「はい。今はまだっ、人を集めている段階です……魔王様の存在が確認っ、されて、まだ数週間しか経っていないので……」

「それもそうか……」

 と納得していると、ケイシーの頭が僅かに後ろへ動き

「剃れました」

 俺の命令を実行したことを告げ、右手に持っていた剃刀を置いた。

「じゃあ次はケイシー、お前だ。千奈美が剃ってやれ」

「「はい、魔王様……」」

 二人は位置を替え、ケイシーは大きく股を開き、千奈美は床に膝を付いた。
 シェイビングクリームを手に、ケイシーの股座へ顔を寄せる千奈美。
 頭が下がるにつれて上がってきた小降りな臀部に俺は再び伸ばした両足を置いて組み、背もたれに体重を預け、頭の後ろで手を組んむ。

「で、なんだっけ……そうそう、今何人くらいいるんだ?」

「四人です……んぁッ、ぁぁぁ……」

 ケイシーの髪が小さく揺れて、その数秒後に千奈美がシェイビングクリームと剃刀を取り替える。

「四人!? たったの!? そんな組織が世界各国のメディア代表に通達を出したところで、冗談扱いに終わるだろ……」

「心配には及びません……ぁっ……私の父が議員をやっているので、そのコネクションを利用し、国連を通して各国の代表者へその旨を伝えていただく予定です」

「冗談、だろ……?」

「まさか。魔王様のこととなれば世界は簡単に動きますよ。この世界は魔王様を中心に回っていますから……」

 赤い顔に小悪魔じみた微笑を浮かべるケイシー。
 しかし直ぐ、陰毛を剃られるていることへの羞恥を再び示す。

「はっ、はははっ……そっ、か……」

 思わず渇いた笑みが洩れた。
 俺が好き勝手にやると社会が滅茶苦茶になる……夏帆が言っていたことの重大さを改めて思い知らされた俺は、それくらいのリアクションしか起こせなかった。
 俺がすることは法では裁けない。
 それをタテにハゲの頭をぶっ飛ばしたわけだけど、気に入らないからといって殺してばかりいたら、魔王の威厳は失われてただの殺人鬼に成り下がるだろう。
 王としての立ち居振舞い、か……今の俺にはまだよく判らないな。

「剃れました」

 千奈美の声が俺の意識を引く。

「……二人とも、どれだけ綺麗になったか見てやろう」

「「ありがとうございます……魔王様……」」

 俺が足を下ろすと千奈美は机へ上がり、ケイシーと並んでM字開脚で股を開いた。
 剃りたての恥丘は僅かに赤く染まり、その周囲には一点の曇りもない。
 視線を左右に行き来させる俺に、二人は股を開いたまま自身の花びらを誇示していた。

「こんな仕打ちを受けて、どう思う?」

「魔王様に見ていただけてぇ……光栄に思いますッ……」

「私もッ、大変嬉しく思いますぅぅッ……」

 あっ……孕ませ穴の観察は喜ばれるんだった。
 多くの女は、どんな穴かをしっかり見られて、俺が気に入れば種付けしてもらえると思っている。

「そうじゃなくて、罰としてオモチャになっていることに対してどう思う? って訊いたんだ」

「それは仕方のないことです……魔王様に対して非礼を働いたのは事実ですから、私をオモチャとして、御心のままに扱って下さい……」

 と千奈美は言い、ケイシーは頷いて同意した。

「でもさ、簡単に言えば、俺が気に入らないことをしたからお前達は罰を受けてるわけだろ? 理不尽には思わないのか?」

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