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まおーに任命されました。
官能リレー小説 - ハーレム

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まおーに任命されました。 91

 ちびゴブリンに魔王の後継に任命されてからまだ一ヶ月も経ってないっていうのにな。

「ああんっ……魔王様ぁぁっ……」

 捲れそうになっていたスカートをひん剥いてパンツを丸出しにしてやると、千奈美は恥ずかしくも嬉しそうに媚声を洩らした。

「数時間前まであのハゲに使っていた声をもう俺に使うとは、女っていうのは怖いな、ホント」

 俺に蹴り上げられたハゲの頭がぶっ飛んだ瞬間、千奈美は泣いた。
 その涙は嬉しさからくるものだったという。
 本当の魔王に出会わずハゲの子を孕んでいたら……と思うと反吐が出るそうだ。
 実際ここに来るまでの間にハゲとの目眩く日々を思い出し、何度か胃の中の物を戻していた。
 その都度俺に出会えてよかったと感謝を紡ぎ続けたのだ。
 あんなハゲは死んで然り、魔王様は自分の手を汚してハゲから私を救ってくれたんです……と。
 そして他の“被害者”にも真実を伝えなければならいからと、このホテルに来たわけだ。

「あんっ、あんなハゲのことはもうどうでもいいんですぅ……」

「そういうわけにはいかないだろう? いくら涎を垂らしてもハゲのをハメるために垂らした分も混ざってるんだ。簡単にハメてもらえると思うな?」

「承知しております……私は魔王様のオモチャですから、御心のままに遊んでくださいませ……」

 千奈美の発情汁が止まらない。
 オモチャと言えども傍に置いてもらえることが嬉しいのかな?
 そんな状態でいくつかドアを過ぎ、そして、千奈美は止まった。

「こちらです」

「開けろ」

 言うと、千奈美は立ち上がり、眼鏡を掛け直す。
 そして取っ手に手を掛けた。

「どうぞ……」

 その向こうは確かにスイートルームだった。
 夜景を見下ろすことができる大パノラマの窓。
 大きなテレビや趣向の凝らされたテーブル。
 そして緩やかなカーブを描く大きなクッションソファと、何故かこの場にあるどでかいサイズのベッド……その上に、数多のブロンド美女が犇めいている。
 齢はバラバラで、俺より上に見えるやつもいれば、下は幼女まで……多彩なバリエーションと一貫した容姿レベルの混在を実現のものとしている空間だ。

「「ひゃあああ!」」

 一斉に悲鳴が上げた女達はそれぞれの裸体を隠す。
 ここはオーマイガー、じゃないのか?

「誰? どういうこと!?」

 と、誰もが半狂乱で口々に言う中、千奈美は一歩前へ出て真実を告げる。

「このお方が本物の魔王様です。それをこのお方は銃で撃たれるという体を張ったかたちで見事に証明されたのです」

「え……あの人はどうしたの?」

「あのハゲは魔王様が私達に代わり、制裁を下して下さりまッ、した……」

 俺が臀部に触れると千奈美の言葉が乱れる。

「じゃあ彼は……」

「もう、亡くなッ、てぇ……ますぅぅ……」

「聞いただけじゃ信じられない」

 一人がタオル片手に銃を取り、俺に向かって構える。

「本当にあなたが魔王様なの?」

「離れてろっ」

 俺は千奈美を押し退け、その手で紋章に触れる。

「ああ、そうだ。撃てば判るだろう」

 次の瞬間、銃声が響いていた。
 さすが銃社会……おっかないねぇ。

「そんなっ……うそっ……」

 引き金を引いたあとも立ったままでいる俺に、ほぼ全員が驚愕している。

「理解した?」

「ええ……」

 その一発で悟ったらしい。

 手放された銃が大理石の床に落ち、虚しい音を響かせる。

「じゃあ私達は……」

「何のために、こんなっ……」

「つまり……騙されてたって、こと……?」

 驚愕は困惑、そして悲嘆へと変わっていく。
 こうして眺めていると、やはり彼女達は被害者であるという思いが強く沸いてきた。

「何を悲しんでるんだ? 本物の魔王を前にして」

 伏せられていた顔が上がり、いくつもの瞳が俺を見詰める。

「お前達は魔王に種付けされるためにここにいるんだう? なら、本物の魔王が本当の種付けをしてやるよ」

「「ホントですか?」」

「魔王は嘘つかない。ただし、今夜で全員にハメる」

「ぜ、全員……?」

 辺りを見回す女達。
 ざっと二十人はいるだろうか……。

「全員だ。俺はいずれ日本に帰るから、皆平等に、な。だからお前達は全身全霊で俺を興奮させろ。萎えてる隙もないくらいに、身体中を舐めつくし、視覚の刺激も絶やすな。いいな?」

「「は、はい! 魔王様っ……」」

 いい返事だが、一人勘違いしてるやつがいるので釘を刺しておこう。
   
「千奈美は“全員”含んでないからな? お前はオモチャなんだから、こぼれた子種でも啜ってろ」

「あぁぁっ、ぁぁぁ……はいぃぃ、御心のままに……」

 千奈美はがっかりしつつも子種を得られることに対して頬を上気させていた。

「さあ、誰の穴から突っ込もうかな?」

 紋章に触れ、ソファに歩み寄る。
 そこで座っている女達は裸体を隠すことを止め、上気し、擦り寄ってくる。
 ベッド組も急いで駆け付け、ソファに掛けた俺の衣服を剥がしに掛かった。
 そして、所構わず舌が伸ばされる。
 手や足、胸、首筋……野獣のように容赦がない。
 当然魔王棒や玉袋も大人気だ。

「これが本当の魔王様……はぅんッ、あん……」

「ああっ……私凄く興奮してる……んふぅッ、はぁんッ……」

「アイツの紋章と全然違う……触れてるだけで……イクぅッ……」

 って、ホントに軽いアクメを迎えてるし。

「あッ、ああんッ……魔王様見てぇ……んくぅッ!」

 あぶれたものは床の上で自慰を繰り広げ、俺はあどけなさの残るショートボブの女の子と舌を絡め合いながら横目に眺めた。
 

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