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まおーに任命されました。
官能リレー小説 - ハーレム

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まおーに任命されました。 8

 その時だった。

「きゃあああーーーっ!」

 と、廊下から尋常ではない悲鳴が聞こえたのは。
 続いて

「お前ら何やってんだ!」

 男性教師の怒声が響き渡る。
 密閉された教室からでは曇りガラスの向こうの様子は判らない。
 一体何があったんだろう……。
 そして、全く動じずに奉仕を続けるコイツらは何考えてんだ?
 そんなことを内心で思っていると、聞き覚えのある声が弁解しているのが耳に入ってきた。

「だって先生、今魔王様が種付けしてんだよ」

「だからって廊下で出す奴があるか!」

 出す?
 ……まさか、聞き耳立てて扱いてたのか?
 廊下で。
 有り得ねー……。

「吉田(よしだ)っ。ちょっと来いっ」

 その声の数秒後

「何ですか?」

 吉田と思われる生徒の声が聞こえた。

「風紀委員だったな? 中の様子を見てきてくれ」

 マジか?
 吉田って、風紀委員のあの吉田かよっ。
 吉田夏帆(かほ)っつったら、いっつも笛をピーピー慣らしている生真面目風紀委員じゃねーか。

「はい」

 吉田が承諾した後、直ぐに教室のドアがノックされた。

「魔王様、開けてください」

 その淡々とした口調が逆に怖い。

「はいはーい」

 って、早苗!
 状況見ろっつーの!
 俺全裸だし、クラス女子は早苗以外半裸だし、しかもまだ舐めてるしー!

「おい早苗!」

「ん?」

 という声と共に、鍵が開けられた。
 何故少し待てない……。
 吉田は素早くドアを開けて中に入ると、また素早くドアを締めて鍵を掛けた。
 そして

 ピィィイイイ!

 笛を吹いたのだった。

「はあ……魔王様?」

 吉田は大袈裟に溜め息を吐く。

「種付けに励むのは結構だけど、時を場合を考えられない?」

 続いて頭を抱える。

「ここは学ぶための教室。種付けするなら空いてる教室を種付け教室にしたら?」

「種付け教室?」

「そう、種付け教室。あ、でもそれだと学校中の女子が殺到して勉強どころじゃないかも……。整理券を作ってみる……ううん。整理券の売買が考えられるし……」

 そんな大袈裟な……。

「あ、そうだ。魔王様、委員会室に来て? アンケート作るから」

「アンケート?」

 何それ。

「そう。早くっ。昼休みの間に作っちゃうから」

「いや、でも……」

「もうっ。性処理なら私がしてあげるからささっと服着ろっ」

「ぐぼほ……」

 脱ぎ捨ててあった制服を投げつけられ、俺は渋々袖を通した。



 で、風紀委員の委員会室に連れてこられた訳だが。

「はい、書いて」

 と、突然紙とシャーペン渡されてもな……。

「何を書いたらいいんだ?」

「何って、後宮に入れたい人の条件を書くの」

「条件?」

「あー簡単に言えば好きなタイプ。外見だけ書いてね。それに合う子を各クラスからご奉仕係として種付け教室に移動してもらうから。ローテーションで」

「はあ……で」

 俺は机の下へ視線を向けた。

「何してんの?」

「何って……性処理してあげるって言ったでしょ?」

 何故か長机の下に身を押し込めている吉田。
 俺の股間を撫でながら、少し顔を赤くしている。

「私、こんなことしたことないけど……頑張るからさ。出したくなったら出してね? アンケートはしっかり書くことっ」

 吉田はそれを最後にチャックを下ろしていった。
 どうすんだよこの状況。
 好きなタイプって言っても、普通内面書くよな?
 外見はロングの黒髪が好きだけど、吉田みたいな茶髪のショートでも可愛いなら全然アリだし。
 中身はもうちょっと砕けていた方が……あ、でも学校では堅物で外ではデレデレっていうのもいいな。
 実際のところ吉田はどうなんだろうか……。

「ん……ふむぅッ、んんッ……」

 おおぉ……吉田のヤツ、ホントにくわえてるよ。
 生真面目風紀委員の口が俺の逸物に奉仕してるのか……スゲー良い気分だ。
 生温かさが肉竿を擦り、俺は腰が浮きそうになった。

「はぁッ、ん……全部入らない……」

 吉田は苦悶を浮かべつつも再びしゃぶり付く。
 その刺激に苛まれながらも、机の上の白紙に目を向けた。
 好きなタイプ、か……。

「んふッ、はああぁ……大きくなってる……んッ、チュル……はあん……」


 巨乳?
 いや別におっぱい星人じゃないし、貧乳まな板でも問題ない。
 パイズリは好きだけど。
 美優以来味わってないなぁ……。

「んぐッ……んふぅぅッ、はあぁッ……んッ……ぁぁッん……」

 処女かどうかは外見に入るんだろうか?
 つっても、処女ダイスキーってわけでもないしな。
 実際、早苗も恵ちゃんもそれぞれのハメ心地があって楽しめたし、ヌけたし。
 色がどす黒いのは嫌だな。
 舐めなくて良いならアリか?
 やっぱ顔次第だな。

「んぐぐぐッ……ほぉああッ、ジュルルル……んッ、んッ……んッ、んふッ、んふぅッ、んッ……」

 顔って言ってもな……綺麗系? 可愛い系?
 うーん……好きなタイプは可愛い系だけど、種付けだけなら綺麗系もアリだよな。
 そもそもこのアンケートで選ばれた奴は後宮に入ることになるのか?
 それなら実際に見て選んだ方がいいに決まってる。

「なあ?」

「んふぅ?」

 吉田は剛直をくわえたまま上目遣いに俺を見た。

「このアンケート選ばれたご奉仕係ってーのは、後宮に入るのか?」

「んふぁぁぁ……別に? 入れたきゃ入れて良いけど、これで選ぶのは優先的に種付けされる人。魔王様がムラムラしたときに直ぐ穴を提供する、又は性処理にあたるご奉仕係」

「……あのさ、後宮って種付けしたい人を集めた場所の事だよな?」

「はあ? どっかで頭打った?」

 お前らな……。

「後宮って言うのは、魔王様のお嫁さんとかお嫁さんの周りを世話する人が住む所。種付けは別。魔王様が孕ませたい人にすれば良い。誰も拒否しないし、寧ろ魔王様の子を授かるのは名誉なこと。今更何言ってんの?」

「……じゃあ吉田、種付けさせろよ」

「えっ……」

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