まおーに任命されました。 35
んじゃ、電車でハメハメ帰ってヌきヌきといこうか……な?
「まおーサマっ」
突如、教室後方のドアが開いた。
「種付けお疲れ様ですっ。此方へどーぞっ」
ドアを開けたの早苗だ。
ドア付近の机に置かれた俺の制服を取ると、教室の外へと誘ってくる。
「まだ何かあるのか?」
期待半分に席を立つと、あることに気付いた。
教室に残っている六限目を担当したご奉仕係の数名が、肩幅程に足を開いてスカートを捲り上げていたのだ。
まるで平伏すように。
「疲れてるでしょ? 実習室で癒やしてあ、げ、る……」
早苗は意味深なウィンクを投げた。
どーせ性処理だろ? と思いながらも、ここから出ないことには帰ることも出来ない。
取り敢えず早苗に続いて教室を出てみると、
「な……何これ……」
そこには異様な光景が広がっていた。
壁際と窓際に、ご奉仕係と思われる女子生徒がスカートを捲り上げてズラリと並んでいたのだ。
「ふふっ。股を開いて待ってるんだよ? まおー様のオチ○チ○」
成る程……一限から六限を除く時間帯はご奉仕係以外立ち入り禁止。
放課後にこそ本領を発揮するわけか。
六限目の教科は全部赤丸が付いてた……ビンゴみたいに見えて印象に残っている。
あれは放課後の係活動へスムーズに移行するために配慮された時間割りだと思って間違いないだろう。
もしかしたら、全部の授業自体が五分ほど早めに終わっているのかもしれない。
ご奉仕係の入れ替わりも円滑だったし、今ここにこれだけの人数が集まるのも早過ぎる。
セーラー服のスカーフの色も全学年分あるところを見ると、俺の予想は当たっているに違いない。
ご奉仕係室の前とその向かい側からスカートを捲り上げた女の子の列が二列、ご奉仕係備品室2の前まで続いている。
俺が出たドアの前以外、肩幅に足を開いた女の子がパンツを晒して並んでいるのだ。
「テキトーにハメて良いからねっ。みーんなご奉仕係だから」
圧倒されている俺に、早苗はニコニコしながら当然のように言う。
確かに全員首輪を填めて、ネームタグが付いていた。
「あれ? お前の首輪だけ黒いな……」
「さーなーえ! 『お前』じゃなくて早苗っ」
ぷくっと頬を膨らませた早苗は俺に歩み寄って軽く顎を上げた。
ネームタグを見せつけるように。
「ご奉仕係役員は黒で、普通の子は赤なんだよっ」
赤い色で早苗と書かれた名前の前には丸が付いている。
そのネームタグは、早苗が顎を引いたことで見え辛くなった。
「ご奉仕係役員?」
……何だそれ。
幹部クラスって意味だろうか。
「うん。まぁ、そのうち判るって」
「そう、なのか?」
そんな遣り取りの間にも、スカートを捲り上げたご奉仕係が熱視線を浴びせながら焦れったそうにしている。
頬を上気させて息を乱している者もちらほらと……。
傍にいた子の乳房へ徐に手を伸ばすと、忽ち表情を蕩けさせた。
「……実習室ってのは、文字通りの意味なのか?」
横に立つ子の乳房も鷲掴みながら、ふと気になったことを口にしていた。
「そだよ? ご奉仕係室でご奉仕の仕方を追求して、ご奉仕自習室で実践に近い練習をするでしょ? それで、ご奉仕実習室で本番ってわけ」
「ご奉仕の仕方の追求って……」
苦笑混じりに言いながら向きを変え、やはり二人の乳房を揉み上げた。
「んと、AVとか本とか雑誌とかを見て、まおー様が気に入るような技とかポーズとかを研究するの。あとは話し合ってシチュエーション考えたりとかかな?」
何か本格的だな。
そこら中でオナニーしながら媚びてるだけでも、俺としては十分なんだが……。
でもそんなことを言ったら水を差す結果になりそうだ。
ここは温かい目で見守って存分に尽くしてもらおうじゃないか。
「その時に使う道具を備品室に置いておくの」
自習室の方に進みながら胸を揉んで回る俺の後ろで、早苗はそう続けた。
「道具?」
「うん。バイブとかローターとか、あとアイマスクに、手錠に、縄、紐、えーと……あっ、ローションっ。それから」
「も、もういい。判ったから」
物凄いモノを揃えるようだ。
その金は一体どこから出てるのやら……。
「そう? コスチュームも幾つか揃える予定なんだけど……」
「予定かよっ」
思わず、安堵半分がっかり半分につっこんでいた。
「うんっ。今あるのは替えのタグと縄とローションくらいかな?」
替えのタグは必要だろうな。
ハメられた結果、タグを変えなければならい人数の方が圧倒的に多いし。
「……ねぇ。エッチしたかったらして良いんだよ?」
自習室の前を折り返して胸を触って回る俺へ早苗は不思議そうに声を掛けてくる。
そそり立ったムスコを気遣っての事だろう。
「ここに居るのは全員じゃないよな?」
「え? んと……部活に入ってる子はそっちを優先してる。一週間のうち一回は必ず放課後のご奉仕実習に参加することになってるけど……呼び出した方がいい? この中で気に入った子はいなかったかな?」
「いや、ちょっと気になっただけだ」
気に入った子がいないわけはない。
自らの目で顔や胸、膣孔の奥や反応までも観察し、合格をやった女達しかいないのだから。
寧ろ目移りしてしまうくらいだ。
「ならいいんだけど……」
そう呟いて、早苗は実習室の方に歩いていく俺に続く。
俺はというと、右に左にふらふらしながら相変わらず胸を揉んで回っいたが、見覚えのある顔が目に留まり、足を止めた。
「また会ったな」
「はいぃ、魔王様……ああぁッ、ひゃん!」
そいつの胸は揉まず、変わりにクロッチが細くなるようにパンツを摘み、上へ引き上げた。
「んあぁぁ……魔王様、んッ、魔王様ぁ……種付けしてくださいぃ……あうんッ……」
爪先立ちなりながらも、食い込むパンツに自ら陰唇を擦り付けて恍惚を浮かべている。
今朝、恥部にあてられた俺の足へやっていたように……。