まおーに任命されました。 31
が、奈々が
「生徒会室はもうありません」
と言ったことから、どうやら他にも色々と変わったと思われる。
「ここはプライベートフロアで、魔王様とご奉仕係以外は基本的に立ち入り禁止です」
プライベートフロア……随分洒落た名前になったもんだ。
しかし名前負けしている。
階段を上りきってみても、何の変哲もない踊場が廊下と繋がっているだけだ。
レッドカーペットが敷かれているわけでもなければ、照明が豪華なわけでもない。
「基本的にってのはどういう意味だ?」
絡め付けていた腕を解いていく奈々に訊いてみた。
「魔王様には種付け室で授業を受けてもらうので、時間割によってはご奉仕に関係ない先生が出入りするんですよ……」
あ……授業のことを忘れてた。
ご奉仕係に採用した女教師は五人……教科数に満たない。
授業によって男の教師やババアの教師も出入りするわけか。
「成る程ね……それで、お前は何をやってんだ?」
奈々は俺に尻を向け、身を屈めている。
「一限から六限を除く時間帯、プライベートフロアにはご奉仕係以外完全に立ち入り禁止なんです」
その間は例外が許されない時間帯ってわけか。
授業に関わる教師が例外的に立ち入りを許されているということは、逆に言えば、授業がない時間帯は立ち入る必要はないということ。
今は例外が適応されない時間帯だ。
「なので……より魔王様に気にいってもらえるよう努めることが、んッ……出来るんです……やっと……」
四つん這いになった奈々が尻をくねらせる。
ヒラヒラとスカートが揺れ、淫汁の滲むピンクのパンツがチラチラと見え隠れしていた。
下着が見えるこの媚び方は、確かに昇降口では出来ないな。
「すみません魔王様……。ショーツを脱いで孕ませ穴を見てもらいたいんですが、ショーツをくわえると質問に答えられないので、これで許してください……」
「恥ずかしいからじゃないのか?」
恥丘を掬い上げるように足の甲をあて、撫でるように動かした。
「ぁッ……ち、違いますぅ……確かに、はうぅ……恥ずかしい、です、けど……」
直ぐに進んで恥部を擦り付け始めた奈々は、腰を震わせながらそう弁解した。
「まぁ良い」
最近はモロパンとかモロ見せとかが当たり前だったし、久々に見るチラリも悪くはない。
「案内を続けろ」
「ああんッ! はぃぃ……んんッ……」
あてていた足で恥部をなぞり上げると、奈々は腰を跳ね上がらせる。
しかし悶絶しながらも、伏せていた上体を起こして四肢を付き直した。
「此方ですぅ……」
奈々が振る尻に誘われ、その後ろをついて行く。
廊下が左右に伸びる辺りまで来ると
「待て」
奈々の案内を中断させ、軽く見回してみる。
ここから左側にはトイレ。
その隣にあった生徒会室はご奉仕係備品室1、生徒会準備室はご奉仕係備品室2、比較的大き目の備品室はご奉仕実習室と名前が変わっていた。
ここから右側にあった空き教室は種付け室、更に隣の空き教室はご奉仕係室、やはり大き目の教材資料室はご奉仕自習室に変わっている。
「生徒会室がなくなったら生徒会の連中は活動できないな」
苦笑混じりに言ったものの、
「他の空き教室に移したんですぅ……んッ……」
と、尻を振りながら言う奈々の言葉で納得した。
備品室や教材資料室も他の空き教室に移したんだろう。
そもそも、どうしてこんなに空き教室があるのか。
それはこの学校が、少し前まで一学年七クラス編成だったからだ。
クラス数が減っていき、俺が入学する頃にはもう全学年五クラスになっていた。
空き教室の利用法が色々と検討されていたみたいだが、良い案が出ないまま今に至っていたのだ。
「そりゃそうか。良し、続けろ」
「はいぃぃん……」
奈々はまた伏せていた上体を起こして、ペタペタと進んでいく。
「ん?」
近いドアを通り過ぎた奈々は奥側のドア前で止まり、上体を沈めた。
「どうしてあっちから入らないんだ?」
「あッ……魔王様は良いんですけど、私達は此方から入るように言われてます。逆に先生はあっちからしか入っちゃいけないみたいで……」
「何でそんなややこしい決まりがあるんだ」
「それは……」
奈々が説明しようと口を開けたとき、階段を上がってきた人影がぞろぞろと現れた。
女教師のご奉仕係達だ。
「「おはようございます、魔王様」」
スーツ姿に首輪を巻いた女教師勢が、一様に頭を下げる。
「おはよう」
俺が返すと一同は頭を上げ、早くももじもじと身をくねらせた。
「もうショートホームルームが始まるわよ。早く戻りなさい」
恵ちゃんが言うと
「え!? そんなぁ……」
奈々は俺の足元に縋りつく。
「残念だったな。でもまぁ、頑張りに免じて孕ませ穴くらいは見てやるか」
「あぁッ……はいぃ……ありがとうございます……」
奈々はまた這い蹲り、パンツから片足を抜いた。
「どうぞ……んッ、んんぁ……」
自ら尻肉を割って秘部を見せつける奈々。
濡れそぼった卑猥な花の奥の、ヒクヒクと息づく女口が丸見えだ。
「こんなにダラダラ垂れ流して……何だか申し訳ないなぁ……」
淫らな蜜が滴り落ち、恥ずかしい痕跡を廊下に残した。
「で、でしたらぁ……ああぁ……魔王様、ハメてくださいぃ……」
「これで我慢しな」
「んぅぅあああんッ!」
中指がスルリと埋まりきった。
少しだけ出してみると、ぬめぬめが纏わりついているのが良く判る。
「もっと太いのが良いか?」
人差し指を加え
「あぅぅッ! あああああッ!」
勢い良く突き入れる。