まおーに任命されました。 142
「ああっ……堪らない……」
シャツを脱がせたそばから陽菜は胸板に頬擦りする。
籠った吐息を交えながら媚びるように愛しげにそれを繰り返し、俺が腕を回して乳房を鷲掴みにすると、頬擦りに替わって舌を這わせる。
みるくの方は、体の前から腕を伸ばして陰唇に手を忍ばせると、
「あんっ……んんッ……」
と小さく喘ぎ、俺の腕を抱え込むように腕を巻き付かせてくる。
「見てただけでこれか?」
クレバスを撫で上げると粘液が絡み付き、ニチッと音がなった。
「んぁぁッ、本能なの……みるくはメスだから、魔王様の逞しい姿を見ただけでオマンコが種付け準備始めちゃうんです……ふあああああ……」
「確かに中までぬるぬるだな」
中指を挿入すると熱い膣内が愛液塗れになっていることが判る。
「はいぃぃ……みるく、魔王様のオチンチンをハメハメしたくて堪らないんですぅぅ……んぁぁぁ……」
無意識なのか、みるくは腕にしがみついたままできる限り股を開いて腰をクイックイッと動かし、中指一本からの刺激に表情を綻ばせ、吸い寄せられるように紋章を舐め上げる。
その途端、肉襞がキュンキュンと弾みだして中指を圧迫するのだった。
「流石AV女優。いやらしいことも進んでやるんだな」
「ああっ……意地悪……」
しかしみるくの腰は止まらない。
ぽっと頬の朱を深めただけで、甘えるように紋章を舐めながらドロドロの発情汁を垂れ流し、挿入されている中指に腰を蠢かして籠った水音を鳴らし続ける。
反対側では陽菜が胸板に顔を埋めて、大きく伸ばした舌を顎にくっつくんじゃないかと思うくらいべったり押し当てて右の方を中心に舐め上げる。
当然の如く鷲掴みにして捏ね回しているたわわな乳房をたまに強く搾り上げると鼻にかかった艶かしい声を漏らして背筋をひくつかせ、米粒ほどの小さな乳頭をお返しとばかりに熱心に吸う。
いつの間にか丸出しにされている下半身ではヒカリと美奈が身を寄せ合い、誘うような甘い声で喘ぎながら一本の肉柱を仲良く、激しくしゃぶっている。
「あはんっ、あはんっ、あはんっ……」
ぺろんっと玉を一舐めする度に自分が感じているように吐息を聞かせる美奈の顔の上で
「んふっ……んっんっんっ……んふぅぅん……」
ヒカリがリズムを変えながら肉棒の根元の付近まで唇を摩擦させ、荒くも至福を思わせる熱っぽい鼻息を聞かせる。
乱れるショートカットの髪から垣間見える顔は、口腔への出し入れだけで早くも満たされたようにうっとりと緩んでいた。
「んふぁぁ……魔王様、とても逞しいです……」
口から出して、シャフトの裏側によく練り混ぜた口液を舌の腹で塗り付けると、美奈も舐め上がってきて同じ様にねろんねろんと舌を擦り付ける。
「こんなに大きいの……初めてです……」
根元からカリ首までの舐め幅で測るのか、美奈は腰を捩らせながら目をトロンとさせて言うのだった。
「ああっ、みるくも初めて見ました……こんなぶっといオチンチン……」
ヒカリと美奈とが裏側の左右を互い違いに舐め上げている雄々しい魔王棒を微睡んだ瞳で見つめるみるくは、媚びるように紋章に頬擦りをして変わらず腰を揺する。
「私も……こんなこと、ない……。触られてもないオマンコからお汁が垂れてきちゃうなんてぇ……」
陽菜は悩ましげに眉を曲げてたっぷりの吐息を吐き出した。
「はあんっ、オマンコ、オマンコ……魔王様の孕ませ穴に正しいお役目をさせてください……」
「魔王様の子種が欲しくてみるくの子宮が疼きまくってるのぉ……」
両脇からお強請りが始まり、一本の男性器管を左右から唇で挟み込むダブルハーモニカで汚い水音を奏でる二人は尻を振って同調する。
「あれだけ散々焦らされたからな。そう簡単にハメてもらえると思うな?」
「ひくぅぅぅん!」
巨乳の先にあるくせに控えめな大きさの乳首をギュッと摘み上げると、俺の肌にも伝わるほど陽菜は全身をビクビクと弾ませる。
「なに、期限は明後日の朝までだ。明日のどこかで三時間くらい費やせばお前ら四人全員の中に注いでやれるさ」
摘み上げたまま乳頭を転がすように捻っていると、陽菜は嬌声を細かく切って腰をブルブル震わせる。
「それまでは人気のAV女優四人による絶品テクのコンビネーションをマン汁垂らしながら堪能させろ」
ほら、とみるくと陽菜の頭を軽く押すと、
「んあああっ……」
と絶望にも似た喘ぎを漏らして股間へ顔を寄せていく。
片足だけ床に下ろして体をソファに添わせるみるくと陽菜の豊乳を一つずつ掬い、陰茎に加わった二枚の舌、計四枚の舌が甲斐甲斐しく蠢く快感に俺は目を細めた。
「美奈から時計回りに、一人十回首を振ったら交代していけ」
「あんっ、んふぅぅぅんッ、んふぅっ、んふぅっ、んふぅっ……」
四つん這いの姿勢のまま大きく背筋を伸ばした美奈は、天を仰ぐ肉茎を真上から狙い澄まして口内へ埋めていく。
張り出したエラのくびれを唇で締め付けて、根元の方を舐めている陽菜やみるくを気遣う小幅なストロークをまったりと施す姿は、唇を十回往復させてしまうことをなるべく送らせてこってりと味わい尽くそうという貪欲さが窺える。
シャフトの下方を啄む陽菜もちろちろと優しく舐めるみるくも、伸ばし潜ませた舌で袋の下端をなぞりながら玉裏をなぞるように舐めるヒカリも、美奈のお口で達してしまわないように加減している。
ここにきても焦らすとは……カメラアングルとか監督の指示とか抜きどころとか、エロくて気持ちよさそうなシーンを長々と撮影させるために身につけた職業病なのかは知らないが、種付けを強請る牝としての自覚はまだ足りないようだな。
「手を抜いたら種付けはなしだ」
「「んふぅぅんっ、ああっ……魔王ひゃまぁぁ……」」
途端、四枚の舌は節操なく蠢いた。