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まおーに任命されました。
官能リレー小説 - ハーレム

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まおーに任命されました。 138

 午後の二時を回った頃、俺は、ホテルの一階にあるレストランにいた。
 ビュッフェタイプのレストランだ。
 時間帯の都合もあり、空いた大皿や鮮度の関係などでメニューがランチから軽食類へと徐々に変えられている。
 腹が減っていた俺としてはがっつり系のものを食べたかったんだが、ディナーメニューは午後五時過ぎからの提供と言うことだったので断念。
 我が儘を言えば通るだろうが、魔王の我が儘に付き合わせるのも大人げないしな。
 因みにホテルというのは魔王棒の観察をされた場所。
 従って、AV女優の四人や数人のスタッフ、洋子の旦那さんなども俺と一緒にテーブルを囲んでいる。

「それにしても、流石魔王様ですね」

 男性スタッフの一人が興奮ぎみに言う。

「おかげで、予定よりも一日早く終わりましたよ」

 と、別のスタッフが身を乗り出した。
 メジャーで様々なサイズを隈無く測定された後、粘土のような柔らかい素材のもので逸物を覆われ、文字通りの型どりをし、その後念のためと、またメジャーで調べあげられたわけだが、合間に二発パイズリで種を撒いたのだった。

「ホントホント。明日は観光できますよ」

 更に別のスタッフが意気揚々と言うと、洋子の旦那さんが物申した。

「それは困りますっ。一刻も早く製作に着手していただかないと……。何たって、パラソルッカ創業以来の一大プロジェクトなんですからっ」

 そんな大袈裟な……。

「しかしですね、画像を読み込んで血管の浮き具合やサイズなどの微調整といった作業ができるパソコンは持ってこれませんでしたし、質感の確認などは彼女達の協力がなければ……」

 製作スタッフの責任者みたいな人がよく解らないことを連ねだすと、AV女優達は顔をこちらに捻った。

「それにしても、魔王様のスタミナは凄いですね」

「あの短時間で四回も……しかも、量も濃さも勢いも全然変わらないですし……」

 そう言って、美奈と陽菜が色目を寄越す。

「それに、まだ治まらないご様子で……」

 ヒカリは頬を上気させ、小さな吐息を洩らした。
 実は今、洋子がテーブルの下で性処理にあたっている。
 テーブルクロスの中に深く椅子を差し込んで浅く腰を掛けている俺の股座に身を置き、数日ぶりに再会した肉茎に何年も待ち望んでいたかのような抱擁を口で行っている。

「ああ……羨ましいよう……」

 みるくがフォークの先を下唇にあてながら言うのを横目に、俺はカップの中のカフェオレを飲み干した。

「おかわり、淹れてッ、来ましょうか……? んッ……」

 左隣から千奈美が窺ってくる。

「そうだな。同じのを」

 俺は右のポケットに手を突っ込んで返す。 

「は、はい。ぁッ……ぁぁぁッ……ッ……」

 千奈美は立ち上がって直ぐ、軽く歩調を乱していた。
 バイブを強めたせいだろう。
 黒いストッキングはガーターで吊っているため、気を許せば、捩じ込んでいるバイブが穴空きパンツからつるんと抜け落ちてしまう状態。
 俺のオモチャが俺に恥をかかせるようなことはしないよな? 仮にも、俺以外の男がいるかもしれない公衆の面前で……と、このホテルに来る前に念を押しているので、今千奈美は必死で膣壁を締め上げているに違いない。
 しかしながら、千奈美が自由にアクメをキメられる時間はとっくに過ぎているので、膣内を締めて起こる快感には耐えてもらわないとな。

「魔王様……ッ……」

 右隣のメイリンが濡れた瞳で上目遣いを寄越し、ゼリーを掬ったスプーンを恭しく口元へ寄せてくる。
 俺はさりげなくメイリンのスカートを僅かに上げ、黒いストッキングのゴムと腿の内側とに挟まれているローターのダイヤルを回しながらゼリーをちゅるんと頬張った。

「んんんッ……ああッ……ッ、ッ……」

 メイリンはゼリーのなくなったスプーンをそのままに、悩ましげに眉を曲げて上半身を震わせていた。
 メイリンには、ブラに入ったスリットから顔を出している乳首の両方に二股のローターを一つずつあて、テープで固定ある。
 さっき回したダイヤルはローターの強度を操作するものだ。
 同じく、スリットの入ったパンツから見事に丸出しになっている性器の一部分の陰核にはワイヤレスローターを固定してあり、リモコンは左のポケットに入っている。
 ローターの方は周りに隙がないと操作できないので、今はそっちを弄ったというわけだ。
 千奈美への罰はオモチャ同士連帯して受けてもらわないとな。

「っ……」

 メイリンの隣にいる陽菜が俺の手の動きを見て察したようだ。
 撮影と全く関与しない本物の野外プレイはその目にどう映っているのだろう……。

「んぁッ、ッッッ、んッ……ま、魔王様っ、あーん……」

 ローターを強めるとメイリンは腰を微かに突き出して弾ませ、数秒後に落ち着きを取り戻すと、平静を装いながらブルーベリータルトの一片を刺したフォークを寄せてくる。
 しかし陽菜はメイリンの腰の様子をしっかり捕らえ、ぽぉっと頬を上気させていた。

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