まおーに任命されました。 135
途端に得も言われぬ快感が走り、俺は足を力ませていた。
「私も……んはぁ……」
美奈もみるくの反対側からエラに舌先を潜り込ませ、引っ掻けるように弾き上げる。
特に敏感な場所の一つに二ヶ所からの刺激が押し寄せて堪らなくなった俺は、両手の中にある甘美な果実を鷲掴みにし、揉み回した。
「んふぅぅ……はああぁぁ……興奮してくれてる……はふぅん……」
「あんっ、凄い……みるくの手の中でどんどん膨らんでく……あむっ、んふぅん……」
亀頭を左右で分け合って、上唇の内側を滑らせるように啄んだり、笠の縁を見せ付けるように舐め上げたり、舌の腹をあてたまま頭を上下左右に振って擦ったり、多彩な技を駆使して楽しませてくれる二人。
その間にも乳房を揉まれてぴくりと背筋を弾ませながら着実に吐息を熱くさせ、みるくは肉柱を扱き、美奈は袋を撫でる。
数分も経たないうちに半勃ち突破を余儀なくされた性技に舌を巻きながら味わうように柔乳を揉んでいると、マットの方から声が掛かった。
「魔王様ぁ、準備できましたよ?」
「ねぇ、早く来てぇ……私にもご奉仕させてください……」
ブルーシートにまで垂れ落ちる程たっぷりとマットにローションを広げた陽菜とヒカリが、前半身をぬらぬらと光らせている体を乗り出して腰をもじもじと捩っている。
「んはぁ……行こ? 魔王様……」
立ち上がったみるくは肉棒を扱きながら引き、続く美奈も上から撫でるように手の平を滑らせて俺を誘う。
そうやって快感を絶やさずマットまで歩み寄ると、陽菜とヒカリが続きを口で引き継ぎ、美奈とみるくは自身の体にローションを広げていく。
「あんっ、舌ぁ……すっごい感じる……」
ヒカリは玉袋を大きく舐め上げると、次には鼻息を荒くして玉の一つにチュウチュウと吸い付く。
「んふぅぅッ、んッ、んッ、んひゃんッ……口も、チンポが擦れると頭がボーッとしちゃうくらい気持ちいい……」
剛直を咥えていた陽菜は唇に残る感触を惜しむように上唇を舐めずると、ゆったり手コキをしながらエラと裏筋の際にある窪みに舌を射し込んだ。
ヒカリも反対側の同じ箇所に舌を捩じ込み、ほじくるように蠢かす。
亀頭の裏からシャフトに伸びる細い筋を舌で挟みながら行われるその行為に、俺は腰を弾み上がらせる程の快感を得ながら愚息を跳ねさせるしかない。
「まおーひゃまぁぁ……んッ、イくときは教えてくださいね……へはぁぁっ……」
「んはぁ……サイズを測らないといけないので……へふぅッ……」
そうか、これは仕事だったな……。
最高潮まで後ちょっとという状態の陰茎を二人で扱きながら亀頭を舐めている陽菜とヒカリだけでなく、ここの部屋には職人の男も何人かスタンバイしている。
それを恨めしく思っていると、美奈とみるくが声を上げた。
「ああっ、まだいかないでぇ……」
「みるくもサイズ測るんですぅぅっ」
「では魔王様、マットへどうぞ……」
陽菜に言われてマットに寝そべると、忽ち女体が絡み付く。
「魔王様、まずはイッてください……」
「え?」
と声を漏らしたのが聞こえているだろうか?
俺が仰向けに寝転んだ途端に、添い寝をするみたいに横になったヒカリと美奈が覆い被さるようにして胸を迫らせてきたのだ。
顔面の左右から二人が片方ずつ乳房を寄せて、その感触、弾力、柔軟性などを知らしめるようにパフパフと押し付け、ヌルヌルスリスリと擦り付けてくる。
それに唖然としている隙もなく股を大きく開かされ、間に身を押し込めた陽菜とみるくが魔王棒に快感を舐め広げていく。
「気持ちいいですか?」
美奈は甘い声で囁きながらこれ見よがしに乳房を密着させる。
「ああん、魔王様にご奉仕できるなんて夢みたい……」
と漏らすヒカリは、嬉しさに固くなる乳頭の感触を楽しませるように、乳首ペンで頬に「の」字を描いた。
一本のシャフトを挟んでハーモニカを吹いていた二人は、交互にしゃぶりついて縦笛を吹き鳴らしていく。
「んふッんふッんふッ、ジュボッジュボッ、んふぁ……太過ぎる……こんなの、オマンコでさせて欲しくなっちゃう……」
と陽菜が惚れ惚れしている間にみるくが奪い取って、
「んふぅぅぅッ、んふぅぅぅッ、ジュロロロッ、んッんッんッ……」
唾液でドロドロにした口内と舌とを駆使し、幼顔からは想像もつかないしゃぶり音を響かせる。
口の粘膜をしっかりと擬似マンコとした上の口は、下品な音を立てて唾液を啜ることで細やかに陰茎を震わせる。
「出すぞっ……」
ヒカリと美奈が寄せる胸に顔を埋ませているだけの俺が、与えれている快感の中に見えてきた兆しを口に出すと、みるくと陽菜は意気込むようにアイコンタクトを交わす。
「んふぅぅッ、んぐッ……ん゛ッ……」
みるくは首振りを止め、魔王棒を深く咥え込み、静止した。
喉の奥に埋めた亀頭の先の直ぐそこで呻きを上げ、もがくように舌を蠢かしながら、ぶわっと涙目になって眉根を寄せている。
数秒もすると息苦しくなったのか、拒絶反応を示すように逸物を口から解放させ、陽菜へと明け渡す。
「んふぅぅッ、んお゛ッ、ごぼッ……」
肩で息をするみるくの横で、陽菜が剛直を喉の奥にまで到達させ、やはり静止する。