まおーに任命されました。 122
性欲処理の道具にされて体を疼かせながら、そのように扱って快感を得ようとしている魔王の俺を蕩けた上目遣いで見つめながら……。
「くっ……ああっ、ぁぁぁ……」
「んぐぐぐぐぐぐぐッ! ん゛ーーーーーー!」
可憐な口に肉柱全てを沈ませて受け止める初めての口内射精は、メイリンの想像を越えていたらしい。
「んごぉぉぉぉぉ! ああッ! はあッ……ああんっ、魔王様ぁぁっ……」
直ぐに口から出してしまうと、続く射精はいつもの如く舌を伸ばして受け止めていく。
千奈美もメイリンと顔を並べ、子種を飛ばす先端に大きく開いた口から舌を伸ばした。
「はあう……あひゃん、はああっ……」
「ハァぁぁッ、ハァぁぁッ、んはあああぁ……」
二人揃って大口を開け、舌を思いきり垂らし、吐息を犬の息遣いにして子種を求める浴び、嬉しそうにしている。
オモチャが四人いるときは殆どこうやって与えているせいか、オモチャが子種を受け取るに相応しい姿勢が体に染み付いてしまったのだろうか。
髪や体をも汚す大量の射精が終わると、性処理の仕上げとしてメイリンが残滓を啜り上げていった。
後始末はシャロルとともに率先して励むことを許していることもあり、燻っている快感を刺激して再起を呼び掛ける安定した搾りっぷりだ。
「全部飲めるようにならないと外では使えないな」
「んふぅぅっ……ちゅぽっ……ごめんなさい……」
「罰として、帰るまでザーメン塗れのままだ。ほら、さっさと掃除しろ。他の人に迷惑だろう? 」
「は、はい……んっ、あはぁぁぁ……」
メイリンはいつものように床に散った子種を舐め取っていく。
いつもと違う、試着室という場所の床を。
「千奈美も」
「は、はい、魔王様……」
俺を尻を向けた千奈美もいつもと同じ様に、いつも違う場所の床に舌を押しあて子種を舐め取っていく。
いつもの場所なら何も気にせずに子種を啜れる幸福感を噛み締められていたかもしれない。
しかしいつもと違う試着室という場所は鏡があり、床に飛び散った精液を舐め掬うという惨めな姿を晒す自分を映してしまう。
千奈美はいつも俺に晒しているその姿を鏡を通して目の当たりにし、腰を震え上がらせていた。
「鏡にも付いてるぞ」
指摘された二人は一様にして鏡に顔を寄せ、赤面する。
千奈美と同じ様に、メイリンもまた鏡に映る自分を見て羞恥に震えていた。
しかし俺が出したものを体内に入れられるという歓喜もあり、腰を捩らせながら鏡に舌を押しあてた。
「ああぁぁっ……はんぅっ、はぅぅっ……」
「んふ、はああ……れろんっ……んっく……」
鏡の自分と見つめ合い、ザーメンを舐め上げる姿に震え上がる。
二人の亀裂から粘液が滴り、糸を引く……。
「どうだ? 気分は」
問い掛けながら二人の臀部を撫でた瞬間、
「んああッ、ッ! ……ッ!」
「ッッッ! ああッ……はぁん……ッ……ッ……」
二人は合わせたように肢体を弾ませていた。
ホテルの部屋へ戻ったのは午後三時を回った頃だった。
結局卑猥な玩具を山盛りしたカゴの数は五十個近くに達し、ショップの軽トラックで運搬してもらうことになった。
今はホテルの女性スタッフ総出で卑猥な玩具を運び込んでいる最中で、何だか申し訳なくなってくる。
手伝ってあげたいのは山々なんだけど、俺には他にやるべきことがあって、緩やかにカーブした大きなソファの中央に腰を下ろしていた。
背もたれに嵌め込まれている状態の肘掛けを倒して右の肘を乗せたると、髪に子種を絡ませたままの千奈美とメイリンが足下に到着し、俺は頬杖を付きながら二人を見下ろした。
「勝手にイったな?」
「「は……はい……」」
「二人とも、俺の許可なく、ザーメンを舐め取る自分を見ながら、イったんだよなぁ?」
語気を強める俺に、二人は消え入りそうな声で肯定しながら萎縮する。
この場に合った全裸いうオモチャに然るべき姿で、股座に寄せている体を更に小さくしたのだった。
そして、叱られている犬のように上目遣いで俺を見上げる。
「……判った。その罰も与えよう」
俺は常時室内控えさせている便女の二人を呼び寄せた。
「お前はカゴから浣腸器を取ってこい。お前は一番大きなボウルを一個と牛乳を持ってこれるだけ持ってこい」
その指示に大便器の方は身形を整えて部屋を後にし、小便器の方は数多のカゴを探りだす。
俺の言葉を聞いていた千奈美は早くも辛そうに眉根を寄せ、メイリンは小さな吐息を漏らした。
「何だか嬉しそうだな?」
視線を向けられたメイリンは頬を赤らめている。
「二年振りのぉ、お浣腸なんですぅ……」
うっとりとした表情で言うメイリンは華奢な体を震え上がらせていた。
正座しているメイリンの腿を足で抉じ開けると自主的に股を開き、肉厚な大陰唇の隙間に指先を及ばせた途端、メイリンは腰をクンっと跳ね上げる。
「変態だな、お前」
にちょっ……にちょっ……と粘質な音をたてる自分の陰部にメイリンは恥ずかしそうに瞳を歪めて肢体をゾクゾクと震わせている。