まおーに任命されました。 121
勿論鏡にはメイリンの姿も映り込み、肉竿を扱く右手や、角度によっては舌が蠢いている様子も見えて、体に受けている奉仕を映像からも取り込むことができる。
捩れる腰も別の角度から眺めることができて変に感心しながらしっかり血流を滾らせていると、不意に背景……つまりカーテンが揺れた。
「ああぁ……やっぱりぃ……」
顔だけ中に入れた千奈美が、鏡越しにメイリンを羨んでいる。
「お前もやれ」
鏡を通して千奈美を見ると
「は、はい……ああっ、魔王様ぁぁ……」
その顔は忽ち蕩けた。
俺は鏡に正面を向けるように居直り、メイリンは玉を責めながら俺の動きに付いてきて、千奈美はメイリンの右側で膝を付く。
「これは良い……」
千奈美が股座に顔を潜らせて左の玉を舐め上げると同時に、俺はそう呟いていた。
鏡に二人の後ろ姿が映り込んでいるのだ。
「二人とももっと尻を突き出せ」
その指示に二人は玉への刺激を止めずに四つん這いとなり、鏡には尻からのアングルが映し出される。
堂々とシャフトの背面が映り込むその下で、もぞもぞ蠢く二つの頭。
それぞれの頭に手を置くと、股間からの吐息より熱くなった。
尻をゆっくり振りながら息を荒らげるメイリンのぷにまんはしっかりと鏡に映り込んでいて、渓谷が煌めいている様子が手に取るように判る。
その横では千奈美が、尻を振ることでずり上がったスカートの中を鏡に映している。
メイリンの白に大して黒い下着を穿いている千奈美は、下着に空けられている切れ込みから涎に塗れた陰唇を剥き出しにしているのだった。
「ふっ……千奈美ぃ、おしゃぶりできて嬉ションか?」
だらぁ……っと垂れていく淫汁に嘲笑を浮かべていた。
足元で四つん這いになる女が股間への奉仕をしながら発情汁を垂れ流すその瞬間を眺めることができる、この興奮……俺は鏡というもの甘くみていたようだ。
「んはぁっ、はぃぃぃ……魔王様にご奉仕できる嬉しさに、ぁぁぁ……嬉、ションっ……垂れ流して、しまいました……」
千奈美は羞恥心に震え、甘美に身をくねらせる。
自由にイくことが許されない体を散々オモチャにされたこともあり、相当疼いているらしい。
「メイリンの嬉ションはまだか……発情が足りないな」
メイリンの頭に置いていた手で根元を掴み、少し倒して
「咥えろ」
と、言い放つ。
メイリンはしゃぶりついていた右の玉を口から出すと、肉柱の裏を舐め上げながら背筋を起こし、硬直しきった逸物に唾液に濡れた唇を被せていった。
「んふぅぅぅ……んぐんッ、んんッ……」
青筋の浮く肉棒を可愛らしい口で受け入れていくメイリンは、尻を突き出すために引いている腰を戦慄かせならがら顔一杯に淫蕩を広げていた。
折角のくりくりした瞳を半分閉じて、潤ませて、俺を見上げている。
そんな淫らな顔で喉奥に届く程可憐な口に肉々しい陰部を咥え込むと、舌をあてがいながら味わうように首を引いていくのだった。
「んふぁ……ふほい……おいひいえふ……んふぅぅ、んふっ、んふっ、んふぅ……」
メイリンが首と髪で優しいリズムを刻み、唇で男性器を擦り上げる。
口から出た陰茎はテカテカと輝きを放ち、また口に収められ、やはりテカテカと輝きながら外へ出てくる。
そうしてメイリンの唾液を塗られながら擦り上げる砲身を、千奈美の蕩けた視線が見つめていた。
「ちゅぽ……はあっ、んんう……子種……魔王様の子種欲しい……んふぅッ、ぐぽっぐぽっ……はううん……」
左の玉を吸いながら舐め回し、そこに内蔵されている子種を求める千奈美は、どこに欲しいのか示すように蜜を滴らせる。
横には筋同然の割れ目が淫靡な光を放ちながら、お口奉仕の動き合わせてにゆったり揺れている光景がある。
それを余すことなく視界で拾える興奮は高ぶることしかなく、俺はメイリンの頭に右手を回していた。
「もっと奥まで咥えろっ。こんな調子じゃいつまで経っても一人でしゃぶることなんてできないぞ?」
「んぐぅぅぅぅぅ! おごッ……ッッッ、んふッ、ッ……、んぐッ、んぐッ、んぐッ……」
回り込ませた右手でメイリン後頭部を押し、根元からカリ首までの長く深いストロークを強要すると、メイリンは苦悶の表情を浮かべつつ下の口からとうとう涎を垂れ流した。
横にある経験済みの陰唇は激しい腰振りによって淫らに踊らされている。
「んはぁぁっ、逞しい……魔王様の大きなオチンチン、何度みてもステキ……」
千奈美は物欲しそうにメイリンの唇が往き来する肉竿を見つめ、尻を揺らしながら息を荒くし、ひたすら左の玉を口で愛撫する。
一方でメイリンは、背筋を震え上がらせて俺を見つめていた。
逸物の変化を感じたのだろう。
「んふぅッ、んふぅッ、ぅんんッ、んッ、んッ、んッ、んッ……」
俺の右手に強いられる早い首振りに吐息を切らし、射精感に膨らむ肉茎にでたらめに舌を蠢かして少しでも快感を与えようとするメイリン。
いつもオモチャ四人で舐めることしかなく、咥えても直ぐに交代というのが常だった魔王棒が、今まさに自分の口で性欲を吐き出そうとしていることに必死になっているのだろう。