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まおーに任命されました。
官能リレー小説 - ハーレム

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まおーに任命されました。 118

「でも、お前に首輪は早いな」

 リードを外して首を外していく俺に、千奈美は、え? という内心を表情にまで表していた。

「犬真似はまた今度な。立って良いぞ」

 そう言われて立ち上がった千奈美は素早く身形を整えて、

「あの……私には早いというのは、オモチャだからでしょうか?」

「オモチャにこそ相応しい……そう思ってるのか?」

「はい……」

「俺の学校には、俺の性処理をするご奉仕係っていうのがあってな、その係についている女達は首輪を巻いてるんだ」

「首輪を……?」

「ああ。ご奉仕係は率先して俺の性処理を行うことができる。つまりそれだけ種付け機会が増えし、子種を得る機会も増える。首輪はそれを許された証なんだ。お前には早いって理由が判っただろう?」

「はい……とても、羨ましい限りです……」

 その話を聞いただけで千奈美はうっとりしている。
 ご奉仕係は人数が多いから、実際はそう上手くいかないということも知らずに……。
 それからも色々見て回る。

「おいっ、咥えてみろ」

 と、バイブを向けると

「え!? んぐぅぅぅっ、んふっ、んふっ……」

 有無を言わさず口に捩じ込み、

「どうせ穴空きパンツなんだろう?」

「まっ、魔王様っ、んはあああんっ! 押し込まないでくださいぃぃ……」

 立ったまま足を開かせ下の口にも咥えさせる。

「で、スイッチオンっと」

「あああああッ! いきなりそんなに強くぅぅぅッ、ひぃぃぃぃぃん! イクッ、魔王様ッ、イッちゃいますううう!」

「それはダメだ」

 と、バイブを引き抜くと、

「ひゃううんッ! んッ……ああッ……魔王様ぁぁッ……」

「発情汁がベットリだ。もう売り物にならないな……」

 と、ぬらぬら光るバイブをカゴにいれる。
 バラ鞭が目につけば、

「千奈美っ、尻を突き出せ」

「ぁぁっ……魔王様っ魔王様っ魔王様ぁぁっ……ひぃん!」

 適当な棚に手を付いてクっと腰を曲げる千奈美に鞭を浴びせてみる。

「服の上からでも効くか?」

「はぃぃ……ひぁん! ピリっとした後に、じわーんってきますぅぅっ、ああッ!」

「で? 感じてるのか?」

「ああん! 感じてますぅっ、ううん! 魔王様に叩かれてっ、ひん! 反応してしまいますぅぅっ、ひゃあん!」

「そんなお前を店員まで見てるぞ?」

「はああん! 魔王様っ、ああん! 許可をッ、んくううう!  イく許可をぉぉっ、んひぃぃ!」

「それはダメだ」

「はああぁっ……はああぁっ……魔王様ぁぁっ、んはあ……」

「でも気に入ったから入れとくか」

 というわけでバラ鞭もカゴへ。
 その後も黒いパンストの内側をベトベトにしている千奈美を連れ回し、反応を見て、それに関係なく面白そうな物をカゴへ入れていく。

「このフロアはこんなもんかな」

 カゴが一杯になり、俺は新しいカゴを持ってエスカレーターを見遣った。
 千奈美は俺に縋り付いていないと立っていることも難しいようだ。

「ま、魔王様……もう、無理です……」

「何言ってるんだ? 上にはまだまだディープな物があるんだぞ? 確か……浣腸器とか全頭マスク、蝋燭、拘束具に……」

「ああぁぁぁ……ダメぇ、もう限界です……せめて一度……」

「とか言って、期待に全身ビクビクさせてるのはどこのマゾだ?」

「んはぁ……魔王様のオモチャ、千奈美ですぅぅ……くぅんっ……」

 腰を引いて内腿を擦り合わせる千奈美に嘲笑を浮かべると、何やら騒がしい声が上から聞こえてくる。

「大人しくしろおおお!」

「だから特例だってば!」

 その中に、聞き覚えのある声が……。

「まさか……メイリン……?」

「ごほぉっ……」

 低い声が妙な呻きを上げる。

「千奈美っ、ここで待ってろ!」

 返事も聞かずにエスカレーターを駆け上っていた。
 その間も

「ぐはぁ!」

 とか

「うう! うわあああ!」

 とか、兎に角ただ事ではない声が次々に聞こえ、俺は紋章に触れながら二階から三階へと走り、飛び込んだ。

「メイリン! って……え?」

 フロア入り口の少し開けたスペースで三人の大きな男が伸びている。
 その少し奥で、今まさに新たな犠牲が増えようとしていた。

「くそっ、調子に乗りやがって……」

 と、警備員らしき人物が銃を取り出し、メイリンに向けて構えた。
 しかしメイリンは臆する様子もなく、素早い動きで距離を詰め、脇を抜けていく。

「なっ……」

 背後を取られた警備員は慌てて振り向くも、

「てやぁあああ!」

 それよりも早くメイリンの体が宙に浮き……炸裂した、後ろ回し蹴り……。

「ぐほっ……」

 エスカレーターを駆けている時に聞いた声と似たような声は発した警備員は、既に伸びている男達の傍まで吹っ飛ばされ、お寝んねの時を迎えていた。

「痛そ……」

 その光景を目の当たりにし、思わず首に手を当てる。

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